こんにちは、18歳の頃からレシピ本に100万円以上使っている、すしログ(@sushilog01)です。
今回ご紹介するのは、タイトルとは裏腹に相当マニアックで素敵なイタリア料理本です。
僕は、イタリアの郷土料理に関する本を探して見つけました。
軽い気持ちで購入したのですが、内容的に大満足。
題名に「ちょっとオタク」とありますが、実際は凄い情報量です。
イタリアの全ての州の料理の特徴を把握できるので、イタリア料理好きであれば買って損の無い一冊です。
『ちょっとオタクなイタリア料理』の魅力ポイント
【魅力ポイント】
- イタリアの全ての州の郷土料理を概観できる
- レシピ+州の説明を言う構成なので、イタリアの知識もアップ
- パンツェッタ貴久子さんがかなりお料理上手で分かりやすい
【この本がピッタリな方】
- イタリア好き、イタリア料理好き
- イタリア郷土料理を知りたい人
- イタリアに旅行する予定の人
『ちょっとオタクなイタリア料理』のご紹介
もともとは50代向け女性誌『HERS』で2年間続いた連載とのことですが、本自体は若い人ほど面白い内容だと思います。
1ページ1ページの情報量が多く読みごたえがありますが、なんだか明るい雰囲気が漂っているので、すらすらと読めてしまいます。
いわば、イタリアの空気を感じるレシピ本。
「イタリア料理と言えばパスタとピッツァ」と言う人にこそ、読んでもらいたい。
僕もパスタとピッツァが大好きで、イタリア料理店でパスタを食べない事はありませんが、このレシピ本のような料理を食べると心からイタリアに旅行したくなります。
そして、本格的な料理と聞くと難易度が高そうに思うかもしれませんが、家庭料理=マンマから習った料理が主体なので、我々一般の日本人にも作りやすいです。
『ちょっとオタクなイタリア料理』から料理をご紹介
イワシのベッカフィーコ(シチリア州)
日本のスーパーで手に入る食材で作れちゃう、有名なシチリア料理。
本のレシピで作ると、流石に本格的な味になります。
パッと見は難しそうな料理ですが実は簡単です。
カラブリア風ポークソテー(カラブリア州)
これまた簡単な料理なのですが、日本人には想像できない味に仕上がります。
カラブリアはイタリアで唯一辛い料理を好む州なので、唐辛子を用い、フェンネルと合わせています。
シンプルに美味しいとイタリア郷土料理!って感じですよね。
ヴェルペッリーナ風スープ(ヴァッレ・ダオスタ州)
イタリア北部のヴァッレ・ダオスタの伝統スープ。
ちりめんキャベツを用いているので冬の料理っぽいですが、毎年7月にこのスープのお祭りがあるそうです。
ヴァッレ・ダオスタは山岳や渓谷が風光明媚な州とのこと。
日本人にとってはマニアックな州ですが、料理と文化を知ると一気に親近感が湧きますね。
そう言った意味でも、この本は面白くて勉強になります。
ネットではなかなか拾えない情報なので、雑誌の特集の強さは健在だと実感します。
全州を巡りイタリア郷土料理を愛するパンツェッタ貴久子さんならではなレシピ集です。
ちょいちょい写真で登場するジローラモ氏の笑顔にも癒やされます(笑)
まとめの一言!
イタリアの郷土料理を知るための最初の一冊に最適!
書籍の情報
書名:ちょっとオタクなイタリア料理
副題:全20州。あなたの知らない美味しいレシピがきっと見つかる!
著者・編集:パンツェッタ貴久子
出版社:光文社
発行:2016年6月
頁:118ページ
本体価格:1,600円
レシピ数:86品
【目次】
1 PARTE南部カンパニア州Campania、プーリア州Puglia、アブルッツォ州Abruzzo、カラブリア州、バジリカータ州、モリーゼ州、サルデーニャ州、シチリア州)
2 PARTE中部(トスカーナ州Toscana、ラツィオ州Lazio、マルケ州Marche、ウンブリア州)
3 PARTE北部(ヴェネト州Veneto、エミリア・ロマーニャ州Emilia‐Romagna、リグーリア州Liguria、トレンティーノ・アルト・アディジェ州、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州、ロンバルディア州、ピエモンテ州、ヴァッレ・ダオスタ州)
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