「スパイスカレー」が流行している今だから一読の価値あり!『カレーのすべて』

こんにちは、食材・調味料ブロガーの、すしログ(f:id:edomae-sushi:20201002142555p:plain@sushilog01)です。

今回ご紹介するのは、時を経ても色あせないカレー作りのバイブルです。

刊行は2007年ですが、レシピを紹介しているお店が名店揃いなので、内容的に全く色あせていません。

ぶっちゃけて言うと、似たり寄ったりなカレーレシピよりも参考になる基本的な知識が満載だと思います。

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『カレーのすべて』の魅力ポイント

【魅力ポイント】

  • 名インド料理店のレシピを知れる
  • インド料理だけでなく各国のカレーも知れる
  • バリエーションが豊富なので、その時の気分に最適なカレーを選べる

【この本がピッタリな方】

  • 既に何度かホールスパイスを用いたカレーを作っている方
  • カレーの知識を増やしたい方
  • カレーの食べ歩きが好きで、味を精確に分析したい方

『カレーのすべて』のご紹介

現在のカレー店ならびにカレーレシピ本のトレンドは、間違いなく「スパイスカレー」だと思います。

カレーは元々スパイス料理なので妙な重言だと思いますが、キャッチコピーとしては秀逸なので世の中に浸透していますね。

ネーミングはさて置き、味としては僕も大好きです。

本場大阪では10数軒巡りました。

「スパイスカレー」の定義は見た目が綺麗で日本人らしいエッジの利いたスパイス使いでしょうか。

そのような「新しいカレー料理」が流行っている現在だからこそ、本著のようなカレー本は面白いのではないか?と感じて筆を執りました。

本著は、料理本界の大御所である柴田書店さんが「カレーのすべて」と言うだけあり、網羅性が半端ないです。

インド料理が中心ですが、ちゃんとネパールカレー(ダルバート)も盛り込んだり、東南アジアのカレーも記載したり、日本の家庭的なカレーを加えたりと、事典に近い網羅性があります。

各レシピは使用するスパイス数こそ多いですが、一気に揃えておけば問題無し。

これは他のインド料理本も同様ですね。

家でカレーを作りたい方は大久保のスパイス屋さんに行けば、一気に安く仕入れられます。

ネット上には「レシピが難しい」と言う意見もありますが、本格的なインドカレーのレシピとしてはメチャクチャ難しい事はないと思います。

「カレーのすべて」を楽に体得できる訳がありませんしね(笑)

ただ、重要な点は「レシピ通りに作る」人には向かないところです。

お店の仕込み分の量で記載されているレシピもありますので…

ある程度アレンジが前提になっているレシピ本だと感じます。

レシピを提供しているお店は後述の「書籍の情報」をご覧頂くとして、かなりの名店揃いです。

エチオピアなどのレシピがお店通りの「60人分」で記載されている点は悔しいですが(笑)、自己アレンジを加えても十分美味しく再現度の高いカレーを作れます。

カレーを食べたい時にページをめくり、その時の気分に合ったカレーが見つかるのは嬉しいところです。

『カレーのすべて』から御料理をご紹介

「エチオピア」の野菜カリー

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エチオピア料理を出さないカレー専門店のエチオピア。

辛さ〇倍で有名な老舗ですね。

僕も大好きなカレーなので、自分で作れたら良いなと思っていました。

ネット上には「エチオピア風」や「作ってみた」などの記事が多いので、人気の高さを窺い知れます。

公式のレシピはこの本だけでしょうか?

アレンジしたので原型を留めていませんが(笑)、スパイスは同じなので、バシッとエチオピアの香りがします。

 

サンサールのダルバート

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ネパールに旅行した人ならば確実に知っている料理ですが、日本では一般的な知名度はまだ高くないのが残念。

カレークラスタの人も確実に知っていますが、一般的にはネパール料理店なのにバターチキンカレーやナーンの方が人気と言う悲劇が繰り返されています(笑)

まあ、大久保に行けばバターチキンカレーやナーンの無いネパール料理店が多く、本場の美味しさに感動出来ますが、急に食べたくなった時にこのレシピが活躍してくれました。

品数が多く少し時間はかかりますが、思いのほか簡単です。

 

アジャンタのラッサム

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日本の味噌汁に当たるような存在の南インドのスープ。

名店アジャンタの味を家で楽しめるなんて嬉しい。

他にもチキンカレーやキーマカレーなど無数に作っていますが、作りすぎて写真を撮っていないので、このくらいにしておきます(笑)

まとめの一言!

歴史ある名店のカレーレシピを知れる本!

書籍の情報

書名:カレーのすべて

副題:プロの味、プロのテクニック

著者・編集:

アジャンタ/銀座アショカ/アユンテラス/アンコールワット/A Raj/カリーライス専門店 エチオピア/とんかつ燕楽/レストラン香味屋/南インドの味 カレーリーフ/ダイニングカフェ カメリア/GINZA kansei/カンチャナ/パオ・キャラヴァンサライ/サンサール小岩店/3丁目のカレー屋さん/シターラ/ジャイヒンド

出版社:柴田書店

発行:2007年8月

頁:216ページ

本体価格:2,500円

レシピ数:109

【目次】

・スパイスを知る

・スパイスの四大作用

・スパイスの香りを引き出す調理

・スパイスをブレンドする

・スパイス図鑑

カレーをつくる

◎インド料理【チキンカレー】、【マトンカレー】、【野菜カレー】、【魚介カレー】

◎【タイ料理】

◎【スリランカ料理】

◎【インドネシア料理】

◎【カンボジア料理】

◎【ネパール料理】

◎【シンガポール料理】

◎【アフガニスタン・パキスタン料理】

◎【ミャンマー料理】

◎【中国料理】

◎【クレオール料理】

◎【インドのパンとライス】

◎【タンドール料理とスナック】

◎【デザートとドリンク】

◎【日本の欧風・オリジナルカレー】

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