今回訪問する前に、過去の訪問記録を1月にアップした蔓ききょうさん。
前回は淡海地鶏にコンセプトを絞り、近江牛など比較的オーソドックスな構成で頂きました。
そして、今回は再訪問なので、所謂ジビエ食材をメインで頂きました。
・淡海地鶏刺盛り
・焼き野菜盛り合わせ
・猪のリエット
・滋賀産猪の自家製ベーコン
・滋賀産月の輪熊
・淡海地鶏の焼鶏丼
前回と同じく、一人とは思えないほどの量です(笑)
日本酒は3合、全て不老泉。
木桶仕込山廃純米大吟醸、雄町純吟、亀の尾山廃純吟。
最後の亀の尾は前の杜氏さんの手によるもので、非常に貴重な一杯でした。
お通し
こちらのお通しは満足度が高い。
相変わらず野菜と自家製のもろみが美味しく、炊いた鯉子も美味。
のっけから日本酒を進める。
淡海地鶏刺盛り(1人用)
胸肉の雌雄食べ比べ、笹身、砂ずり、ハツ、白レバー、鶏ハラミの湯引き。
淡海地鶏の笹身は実に旨い。
ねっちりした食感の後にとろりとほどける繊維質は旨味に満ちており、軽い酸味が爽快。
胸肉の雌雄食べ比べについては、雄は力強い食感で、雌は旨味と酸味が強め。
前回と同じ感想で自身の味覚にホッと安心した(笑)
他の部位も勿論申し分無し。
焼き野菜盛り合わせ
付け合わせの調味料は、大徳寺納豆味噌と面白い。
どれも味わい、香りが強い。
大徳寺納豆の独特の香り(豆豉のような)が味わいの強い野菜に合う。
特に、マキノ産の椎茸が秀逸で、表面をカリッと焼き、中を完全にジューシィに仕上げ、旨味を引き出しておられ、白眉。
猪のリエット
たっぷりで嬉しく、猪の力強い風味を上品にまとめている。
しかし、猪なので、レーズンやチョコ入りのパンとも相性が良い。
滋賀産猪の自家製ベーコン
猪の脂の旨味と香りが非常に活き活きしているベーコン。
脂の粒子は細かく、口腔の温度で丸く溶け、消え去る。
塩気を強めに利かせ猪の鼻につく部分は除去している。
滋賀産月の輪熊
感動的な美味しさ。
脂身も赤身も共に旨味がバッチリ。
そして、冷めても脂の個性が失われず、継続的に旨い。
添えられた鮒鮓の飯(いい)のオコゲも焼いたチーズのような妙味があり、パンチのある月の輪熊の良きパートナーを演じる。
たまたま届いた花山椒も頂き、感慨無量であった。
淡海地鶏の焼鶏丼
やはり頂きたくなる焼鶏丼。
流石にご飯は少なめにして頂いたが、一気に頂いてしまった。
足を運ぶ事で更に惚れる味わいは、わざわざ足を運ぶ価値があります。
店名:炭火割烹 蔓ききょう(すみびかっぽう つるききょう)
食べるべき逸品:淡海地鶏を駆使した駆使したユニークな料理と滋賀のジビエ、野菜。
予算の目安:3,800円~
最寄駅:唐橋前駅から500m
TEL:077-545-7837
住所:滋賀県大津市瀬田2-2-1
営業時間:11:30~14:00、17:30~23:00
定休日:水曜、第3火曜、木曜のお昼