すしログ和菓子編 No. 71 新鶴本店@諏訪(長野県)

こちらは諏訪大社・下社秋宮のそばにある、風情溢れる和菓子店です。

創業は1873年(明治6年)。

f:id:edomae-sushi:20190515103202j:plain
看板メニューは【塩羊羹】で、創業以来作り続けておられるそう。

f:id:edomae-sushi:20190515103205j:plain

創業当時は塩は信州で貴重品だったようですが、初代のアイディアで羊羹に加えたところ、大ヒット。

今でも根強い人気を誇っており、お休みの日には売り切れるようです。

こちらは老舗にあって今でも素材の質を落としておられません。

小豆は北海道十勝産、寒天は名産地である茅野のものを使用されております。

そして、驚くべき事に今でも楢の薪を焚いて、手作りで練り上げるとの事。

熱源を時代に合わせるお店は多数あるので、昔ながらの良さを大切にしている町の名店だと感じます。

f:id:edomae-sushi:20190515103206j:plain

この度は【塩羊羹】に加えて、その場で【大内山】を頂きました。

新鶴本店さんの和菓子

f:id:edomae-sushi:20190515103207j:plain

大内山

見た目が面白い御菓子。

香ばしくみっちりした皮の中から、きめ細かい漉し餡が登場。

皮と餡のコントラストが個性的。

そして、こちらも塩気をほのかに利かせており、予想外の味わい。

180円と言う価格に対して、ボリューミーなところが嬉しい。

こちらは他の饅頭や生菓子もボリューミーで、味わいともども良い意味で洗練されていないのが魅力です。

f:id:edomae-sushi:20190515103208j:plain

塩羊羹

まず、包装が魅力的。

そして、開封するとおもむろに羊羹が登場!

f:id:edomae-sushi:20190515103209j:plain

f:id:edomae-sushi:20190515103210j:plain

一見するとみっちりした印象を受けるが、餡は殊の外サラリとしている。

そして、豆の表皮の繊維質を嫌味なく感じる。

塩気が味を引き締め、甘ったるくない羊羹だ。

新鶴塩羊羹

食感は独特で、ぷるんとしながら歯切れが良く、ねっちり感よりもぷっつり切れるような小気味良さ。

中山道で明治初期から続く和菓子店だけあり、疲労回復のために塩を多用しているのかな?と感じさせる老舗です。

新鶴本店さんのお店の情報

新鶴本店(食べログのリンク)

店名:新鶴本店(しんつるほんてん)

予算の目安:塩羊羹(小)950円、中1,800円、大内山180円など

最寄駅:下諏訪駅から800m

TEL:0266-27-8620

住所:長野県諏訪郡下諏訪町横町木の下3501

営業時間:8:30~18:00

定休日:水曜

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA