こちらは祇園の花街・末吉町にある和菓子の老舗で、建物は京都市の有形文化財に登録されております。
お茶屋だった名残りを残す本物の町家は遠くからでも目を惹きます。
創業は1818年(文政元年)で、現在6代目。
初代は室町時代から続く総本家駿河屋から暖簾分けされたとのことで、屋号に「するがや」と付いております。
こちらは和菓子の中でも【飴】に特化したお店で、しかも、オリジナルの飴菓子を現在まで継承されております。
今も看板商品となっている【祇園豆平糖】は3代目の頃に考案され、飴の中に豆を閉じ込めたユニークな見た目と味わいが魅力となっております。
その後、生姜入りの黒砂糖の飴を煎餅で巻いた【大つゝ】も開発され、今や看板メニューの一つとなっているようです。
試食させて頂いたところ、ユニークな味わいでしたので、【祇園豆平糖】とともに購入しました。
祇園豆平糖
上白糖とザラメ、秘伝の特製蜜を用い、水飴や甘味料は不使用。
職人さんが創業以来の方法で、炭火で煮詰めて作っておられます。
素朴な味わいの飴ですが、豆を用いているため個性が抜群。
豆の風味とコクがアクセントになります。
大つゝ
煎餅をいつ食べるかは個人のお好みで(笑)
僕は最初に食べるか、飴ごとバリバリ壊して舐めております。
殊のほか生姜が利いていてパンチの有る味わいの飴です。
ともにかなり個性的な飴なので、和菓子好きな方に贈ると面白がってくれるかと思います!
店名:するがや祇園下里(するがやぎおんしもさと)
予算の目安:1,000円前後
最寄駅:北大路駅から550m
TEL:075-561-1960
住所:京都府京都市東山区末吉町80
営業時間:9:00~20:00
定休日:無休
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