ラムサール条約に登録されており、独特の景観を誇る三方五湖(みかたごこ)。
湖から海周辺はアップダウンがある上に、地形が入り組んでいるので、ドライブが面白いです。
湖なのか海なのか分からないような景観が個性的です。
こちらのお店は三方五湖畔にあり、天然モノの「細口青鰻」を売りにするお店です。
母体は吉田淡水魚と言う会社なので、恐らく卸も行っておられ、ご主人自らが漁に出て獲っているそうです。
よって、天然モノの鰻を求めて来るお客さんに愛され、開店前から行列が出来る程の人気を博しております。
僕は休日の開店前20分くらいに伺い、無事に席につくことが出来ました。
こちらのメニューはシンプルで、基本的に【うなぎ重箱】となります。
【並】が3,564円で、【上】が4,428円。
天然モノは【上】で頂けます。
僕は【上】に加えて、天然モノの【白焼】4,100円も頂きました。
全体的に鰻としても高価な部類ですね。
白焼
皮が非常にパリパリで、あたかも揚げたかのような地焼き。
サクサクした表面に対して、身はふんわり、ほろほろに仕上げている。
鰻の味わいとしては脂は軽やかで、香りも優しめ。
訪問時期(8月上旬)も影響しているのかもしれません。
白焼の焼き加減は中々良いと感じましたが、振り塩が多い点がネック。
結構しょっぱいので、「塩、少なめ」と伝えた方が良いです。
また、こちらは【うなぎ重箱】も含めて、山椒がデフォルトで掛けられる仕様なので、そちらも抜いてもらう事をオススメします。
うなぎ重箱
こちらも皮がパリパリで、身の方もしっかりと焼きこまれております。
タレは醤油を利かせつつ甘みも強めており、クラシカルな味わいのタレです。
焼き方、タレの味わいを鑑みると、スナック的な鰻だと感じました。
語弊を恐れずに言うと、福井の焼鳥チェーンである「秋吉」を彷彿させる、どことなくジャンキーテイストの鰻重でした。
肝吸は肝を焼いた上で使用しており、ややとろりとした食感。
出汁は弱く、カイワレの香りが強い肝吸です。
山椒は香りが弱く、痺れも極々わずか。
総論として、細口青鰻自体はさっぱりな脂と上品な香りが特徴かと感じました。
店名:うなぎ淡水(たんすい)
食べるべき料理:三方五湖の天然・細口青鰻。
予算の目安:並3,564円〜
最寄駅:三方駅から2,600m
TEL:0770-45-1158
住所:福井県三方上中郡若狭町鳥浜127-10
営業時間:月~金11:00~14:00、土・日・祝11:00~15:30
定休日:不定休
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