
こんにちは、鮨ブロガーの、すしログ(@sushilog01)です。
今回ご紹介する曙橋の「sushi AKEBONO(アケボノ)」さんは、「ネオ街鮨」を謳うカジュアル業態の鮨店です。
ただ、仕入れや仕事はしっかりしていて、リーズナブルなお店としては申し分ない内容です。


店内の香りは清浄で、器も安っぽくない。
BGMはJ-POPという肩肘張らない空気感も含めて、カジュアルながらしっかり旨い鮨を楽しめるお店です。

曙橋の「sushi AKEBONO(アケボノ)」さんは、2023年12月にオープンした鮨店です。
自ら「ネオ街鮨」と称される気さくなスタイルながら、価格を考慮するとタネの仕入れは申し分なく、仕事もしっかりと施された鮨を提供されています。
そして、シャリの完成度も高いところが個人的に素晴らしい。

「sushi AKEBONO」さんは都営新宿線「曙橋駅」から徒歩約1分という好立地にあります。
カウンター席のほかテーブル席や個室もあり、幅広い利用シーンに対応しています。
結果として客層は幅広く、鮨を通して飲んで楽しい空間を生み出しており、これぞ令和の町鮨だと実感しました。

季節もののメニューが有り、揚げものもあることろが町鮨らしい魅力ですね。
こういったメニューボードを見ると魚好きならワクワクしますよね。
また、飲み物込みの12,100円のおまかせコースも有り、その場合はドリンクを自分で持ってくるスタイルで楽しいです笑


「sushi AKEBONO」さんのシャリについては、先ほど記載したとおり完成度が高いです。
コスパを謳うカジュアル業態のお店は生命線のシャリがダメなケースが散見されます(訪問して辛酸を嘗めました)。
特にフリーフロー付きで12,000円〜14,000円のお店はハイリスク・ローリターンであることが多く、明らかに仕入れの原価を下げて、シャリと向き合っていないお店が大半です。
故に「sushi AKEBONO」さんのシャリは感心しました。

お酢は赤酢を使用しており、香りがふわっと広がり、酸味がじんわりと効きつつ、塩気は穏やかなバランス。
甘味を効果的に付けている点が町鮨として印象的(幅広い客層に訴求するためでしょう)。
鮪のタイミングでシャリを交換する点は好印象で、リーズナブルなお店なのに素晴らしい配慮だと感じました。
敢え無く山葵は混ぜですが、混ぜ山葵特有の香りや強い辛味は穏やかで、甘味も嫌らしくありません。
「ご愛嬌」と言える範疇だと感じました。
それでは、いただいた内容をご紹介します。
2026年7月に訪問した際のにいただいた内容です。


鹿児島産。キャッチーな甘味を付け胡椒を少々効かせたタレで仕立てているが、下世話にならないバランスが良い。鰹の身はもっちりしていて、酸味と旨味、香りを楽しめる。

宮古島産。甘味がかなり上品で、出汁を効かせた爽やかな仕立て。カジュアル業態ながら好感が持てる味付けだ。

甘味がありつつ辛味もバシッと効かせたガリ。自家製と思われる。個人店でも甘味が強い市販品を仕入れているお店があるので、好印象である。

静岡産(伊豆かな)。脂の甘味を楽しめる金目鯛。温かめのシャリを握ることで金目鯛の脂を溶かし、一体感を高める配慮がされている。

三重産。包丁の入れ方が良く、柔らかくも軽くぱっつりとする食感に仕立てている。


高知産。鰆の幼魚を「サゴシ」と呼んで提供する点に職人さんの気概を感じる。江戸前鮨らしくて素晴らしい。サゴシはしっかりとした炙りの香ばしさを付加しているが、身はとろりととろけ、脂の甘味が広がる。

宮崎産のニベ。厚みがありしっとりとした身に、味つけが繊細。焼き茄子の香ばしさがニベにも乗るところが良い。茄子は香ばしく、とろーりとした食感で、冷たい提供方法によってキリッと引き締める。


素揚げでシャキトロに仕上げ、油のコクを乗せている。穂先はホクホクとして、苦味と特有の香りを楽しめる。

ボストン産。夏場は主張が多すぎないボストン鮪のまろやかなコクと香りが万人受けするように感じる(国産の太平洋クロマグロは血の香りと酸味が強まり、江戸前鮨ファンにとっては粋な味わいを楽しめるものの、一般的には鮪らしいクセが強いと感じられるので苦手意識に繋がりがちである次第)。

赤身と同じく中庸的で重たくなく、酸味も軽い。


京都産。当たりネギの量が良いバランスだ。肉厚でぷりっぷりの食感。脂は穏やかながら香りが良く、旨い。

ゆかりと自家製のタルタルソースを添えてキャッチーな一皿。骨切りではなく骨抜きと思しき処理で、軽くむっちりとした食感が良い。噛み締めると食欲を刺激する旨味が高まる。

伊豆大島産。脱水しつつジューシィさもあり、甘味が西京味噌由来であるところが良い(過剰な加糖は蛇足である)。


北海道産。昆布〆にすることで昆布の旨味が高まり、海老の甘味と調和する。混ぜ山葵の香りが広がるが、甘味や旨味が強いのでマスキングされる。仕事で楽しませてくれる甘海老とは嬉しい限りだ。

標準和名は「ヒモマキバイ」で、北海道産。力強い食感から甘味と旨味が力強く広がる。ジャキジャキした食感で、磯の香りが清涼感を加える。

桜海老は素揚げだけでなく、生のものも茶碗蒸しの中に入れて蒸されているのが嬉しい設計だ。


礼文産。紫海胆らしい味わいと香りがしっかりあって良い。

食感はふわとろで、香りも楽しませてくれる穴子。味付けに甘味があると混ぜ山葵の香りが一層感じやすくなると実感する一貫。

鳥取産。脱水が良く、脂は淡くとも〆で楽しませる仕事だ。

香りが良く旨味とゼラチン質を満喫できる白湯仕立て。塩気も最適で、この方向性の椀としては出色だ。
「sushi AKEBONO」さんは、下記の食べログ経由でWEB予約が可能です。
人気店なので、早めの予約が望ましいです。
店名:sushi AKEBONO(スシ アケボノ)
シャリの特徴:赤酢を用い赤酢の香りを上品に漂わせ、塩気や酸味は穏やかで、甘味も軽く付けた万人受けのシャリ。
予算の目安:お好み注文〜おまかせコース(お飲み物込み)12,100円
最寄駅:曙橋駅から60m
TEL:03-6380-6044
住所:東京都新宿区住吉町1-19 ノグチビル1F
営業時間:17:00〜23:00
定休日:不定休(年末年始・GW・夏季休暇等)
カジュアルな鮨の躍進を嬉しく思う、すしログ(@sushilog01)でした。
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