こんにちは、蕎麦が大好きな、すしログ(@sushilog01)です。
さて、石川県には主に3つほど蕎麦の流派がありますが、そのうちの一つの総本山がこちら「竹林舎 唐変木」さんです。
店名が示す通り中々マニアックな方向性ですが、蕎麦好きならば一食の価値があります。
郷土蕎麦ながら洗練されている良き蕎麦です。
外観からは蕎麦屋さんに全く見えませんが、良いお店です!
石川県には「とうへんぼくな仲間たち」と言う蕎麦の流派があり、こちらが師匠筋に当たります。
お弟子さんは多数輩出されていて、店舗を構える方も複数。
お店の外観は山小屋風で、音楽はジャズ、店内外に掲げられている文章から個性が炸裂しています。
看板のみならず、店内の時計も真逆にかけられています。
ただ、別に「唐変木」の字義通り偏屈というわけではなく、山小屋風の雰囲気とともに、寛げるお店なのでご安心を。
一つの流派であっても県外での知名度は高くないため、僕はリサーチで見つけて訪問しました。
蕎麦の写真から、間違いなさそうだと。
結果的に大満足。
個性的かつ完成度が高い蕎麦を打たれていて、訪問した甲斐がありました。
「郷土蕎麦」になりますが、「郷土蕎麦としての洗練」があります。
「唐変木」さんのメニューについては蕎麦のみ。
【特上】と【馬方】があります。
ともに粗挽き。
僕は2種類とも頂ける【重ねそば】1,400円を頂きました。
一口目から力強い香りと甘味を楽しめる。
細目でも太い。
サラつきがあり、太いのだが、決して野暮ッたくない。
切り付けはエッジが立っていて、幅はまちまち。
しかしそれが素朴なリズムを生む。
端切れは無く、水切りが良いので、野暮ッたくないのだろう。
かなりタフ。
「蕎麦でこんなにパワフルなの??」と言うべき食感だ。
ゴワッとしていて腰が強烈。
これは好みが分かれるだろう。
ツユは薄口醤油を用いた辛汁だろうか。
キリッとしている。
醤油のコクや香りよりも塩気を強く効かせていて、鰹出汁もキリッとしている。
薬味に付く【辛味大根の絞り汁】が素晴らしいアイデアだ。
辛くて、香り高い!
蕎麦湯は粉を少量添加しているようで白濁しているが、どろっとはしていない。
「とろり」程度だ。
「唐変木」さんは予約ができず、老夫婦が切り盛りされているので、数量が限られている模様です。
早めの訪問が望ましいです。
店名:竹林舎 唐変木(ちくりんしゃ とうへんぼく)
予算の目安:ざる950円~
TEL:076-254-2281
住所:石川県白山市若原町甲100-1
最寄駅:なし
営業時間:11:00~14:00
定休日:木曜、金曜
郷土蕎麦の魅力をしみじみと味わう、すしログ(@sushilog01)でした。
本記事のリンクには広告がふくまれています。