こんにちは、鰻も大好きな、すしログ(@sushilog01)です。
さて、鰻と言えば、漁獲量の減少と価格の高騰に悩まされる状況が続いていますね。
稚魚であるシラスウナギの密漁も問題視されていて予断を許さない現状ですが、僕の鰻を頂くスタンスは以下の通りです。
- 日本全体としては消費を削減する必要がある
- 将来的に鰻もASC認証が発行されることが望ましい
- 生産者、販売者、消費者の全てがサステイナビリティを意識する必要がある
- 「食べなければ良い」と言う思考停止には反対する
- 食べなければ文化や職人芸が衰退するため
- 消費量を考えて鰻食文化を続けていきたい
特に大手小売店や大手牛丼チェーン店などは、早々に鰻を規制すべき段階です。
そのような状況下で、AEONグループは「ウナギ取り扱い方針」を策定しています。
その他の魚についても、MSC認証やASC認証を受けたものを販売している点が素晴らしいです。
※MSC認証、ASC認証は環境負荷の低い漁獲類を第三者機関が認証する制度で、前者が天然モノ、後者が養殖モノを対象にしている
高級・準高級路線の小売店が鰻を大量販売している現状を考えると、大衆的なイオンが率先してサステイナブルな販売を行っている点に、いくばくかの希望を感じますね。
今後はサステイナビリティ無くして、グローバリゼーションは有り得ません。
ちょっと堅苦しいスタートになってしまいましたが、このようなスタートを切った理由は、今回ご紹介するお店がリーズナブルでコストパフォーマンスが抜群だからです。
鰻に無知な人こそリーズナブルな鰻に群がる可能性が高い状況ですが、「鰻は希少性の高い資源」である事を知り、「ただ美味しさのために食べる」のではなく、「文化を継承するために食べるべき」です。
すしログ
鰻が好きな人ほど、鰻のことを知って欲しい!
本題に入ると、横浜阪東橋の「八舟」さんは、今の時代に貴重な庶民の味方の鰻屋さんです!
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横浜阪東橋「八舟」の魅力とは?
お店の魅力は以下の通りです。
そして、これらこそが僕が「八舟」さんを訪問しようと思った理由です。
- 超リーズナブルなのに炭火焼き
- タレが甘すぎず、キレのある味わい
- 山椒は「やまつ辻田」の朝倉山椒を使用
これらはリサーチと友人からの伝聞で確認しました。
鰻屋さんにおける炭火焼きの重要性について
僕は「ガス火だとガスの臭いが付く」と言う意見には否定的なスタンスですが、鰻と焼き鳥のについては「炭火原理主義」です。
その理由は明白で、高火力で火入れ出来ることと、炭による香りが付くためです。
鰻と焼き鳥においては、調理法的に炭火の方が明らかに魅力的であり上を行きます。
しかし、炭火は手間と技術が必要なので、リーズナブルなお店だとガス火を選択しがち。
まして、行列ができる有名店や人気店でもガス火である事がちらほらあります。
なので、大衆店なのに炭火で焼いていると言うのは、圧倒的な美点なのです。
ちなみに、「ガス火でもガスの臭いが付かない」理由は、シンプルです。
ガスには安全性を考慮して特有の臭いが付けられていますが、完全燃焼すると臭いは消えます。
そして、食材を加熱する際に水分が外に出てくるので、水分が臭いを遮断します。
ガス火に伴う嗅覚上の問題点は、「炭の香りや燻香が付かない」点に集約されるのです。
…とは言え、これは人の好みもあるので絶対ではない、と結論付けます。
「炭の香りが苦手」と言う人には、ガス火焼きの方が美味しく感じることでしょう。
訪問してみて、「八舟」さんは紛れも無く炭火で焼かれていました。
備長炭100%ではなく、オガ炭(成形炭)との併用ではありますが、価格を考慮すると問題無し。
下に備長炭を敷き、上にオガ炭を組み合わせて焼くスタイルは斬新です。
鰻屋さんにおける山椒の重要性について
そして、個人的に「八舟」さんの大きな魅力だと感じた点は、山椒です。
山椒は鰻店で極めて重要なファクターです。
鮨店において山葵が本山葵であるかと同じくらい重要!
香り良く、爽快なシビレが無い山椒ならば、置かない方が良いくらいです。
横浜の友人から「八舟」さんが使用する山椒は、「やまつ辻田」の朝倉山椒であると聞いた際は、訪問の決定打となったと言っても過言ではありません。
大衆店でクオリティの高い山椒を使用しているお店は、志が高いと判断できますので。
訪問してみて、「八舟」さんの山椒は確かに品質の高い山椒でした。
ただ、常温保管されているようで、香りが弱くなっていたのは残念…
冷凍庫で保管するだけで香りの寿命が延びるので、是非とも採り入れて頂きたいと感じました。
鰻屋さんだけでなくお蕎麦屋さんでも山椒や七味を常に常温で保管されている有名店がありますが、絶対に止めた方が良いです。
僕のような一般人でも保管は冷凍庫と冷蔵庫を活用していますので。
横浜阪東橋「八舟」のうな丼の詳細
では、「八舟」さんの【うな丼】の魅力について、ご紹介します!
「八舟」さんの【うな丼】は、こちらのメニューの通り、圧倒的にリーズナブルです。
しかも、肝吸い付きの価格と言うところが凄い。
鰻は下ごしらえで蒸して一次焼きしてあり、オーダー後に二次的に炙るスタイル。
これは商店街で早く提供するためのノウハウですね。
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オーダー後にさばいて、串を打って、蒸す・焼くお店とは異なる魅力があります。
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「リーズナブルに、座ってすぐに美味しい鰻丼を食べられる」って、今の時代には大きなアドバンテージですよね。
この度、僕が頂いたものは【鰻丼(中)】。
鰻が120g付く、「定番の食べ頃サイズ」とのことです。
これはハッキリ言って期待以上の美味しさでした。
鰻はむっちり、とろりとほどけ、身はとろけるようです。
皮も柔らかくほどけます。
確かな下ごしらえの仕事が奏功しています。
鰻の香りと脂も楽しませくれるので、全くもって「安かろう…」ではありません。
タレは前述の通り良い塩梅。
甘みも勿論ありますが、甘すぎず、比較的醤油のキレを優先したタイプです。
これは商店街のお店とは思えない辛口のタレです。
そして、炭火の香りがやはり良いです。
確かな仕事、タレ、炭の香りは美味しい鰻の必須条件。
炭火で焼いた鰻は、ガス火の鰻には無い、魔力的な魅力があります。
ご飯ももっちり、ぱらりと炊かれていて、抜かりがありません。
安くてもご飯が柔らかいと、のっけから失速感がありますからね。
肝吸いの出汁は懐かしい昭和の家庭的・食堂的なテイストでした。
肝は火がしっかりと入っています。
サービスなので「ご愛敬」と言った感じですが、込み込み価格なのは本当にありがたいです。
僕はサービス品をディスるような狂気は持ち合わせていません。
香の物も手作りのもので、市販の大量生産品(「黄色い沢庵」とか)ではない点が素晴らしいです。
良心を感じます。
トータルとして、家の近くに欲しい!と痛切に思う鰻屋さんです。
横浜阪東橋「八舟」の立地と雰囲気
お店は阪東橋駅から徒歩5分弱の横浜橋商店街にあります。
商店街に入ると、もう目と鼻の先。
右手に鰻の持ち帰り専門店がありますが、「八舟」さんは左手なので、ご注意を(笑)
店先には販売スペースがあり、持ち帰りのお客さんも多いことが推察されます。
店内はカウンターのみで、10席あります。
感染対策はバッチリされていますが、ご主人も女将さんもご高齢なので、黙食を心がけましょう!
ワクチンの接種有無に関わらず、カウンターで大声で話す人間は今のご時世、ご法度です。
最低限のマナーですね。
ちなみに、お店は10:00開店のようです。
商店街のお店とは言え、頭が下がりますね…
横浜阪東橋「八舟」のお店情報と予約方法
お店は「予約不可」とのことなので、直接お店にお伺いする必要があります。
恐らくランチのピークタイムは込み合う可能性が高いので、時間をずらすのが得策かと思います。
店名:八舟(はっしゅう)
予算の目安:うな丼(並)1,375円〜
TEL:045-251-5270
住所:神奈川県横浜市南区真金町2-18
最寄駅:阪東橋駅から250m
営業時間:10:00~19:00
定休日:月曜
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鰻は唯一無二の魚なので守り続けたいと思う、すしログ(@sushilog01)でした。
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