「鶴屋吉信(つるやよしのぶ)」と言えば、和菓子に興味が無い人でも知っているブランドではないでしょうか?
全国に展開し、百貨店のデパ地下で見るブランド和菓子店ですが、創業は1803年(享和3年)に遡り、初代・鶴屋伊兵衛は「上菓子屋仲間」に所属する菓子司として、禁裡御所や宮家、茶道の家元、社家に菓子を納めたそうです。
そして、現在の売上高は49億5,000万円(2019年3月決算時)。
近年では和菓子職人がカウンター越しで生菓子を作ってくださる「菓遊茶屋」で脚光を浴びていますね。
和菓子とは、ある種「渋い」ジャンルのスイーツだと思います。
故に、大手企業が新たなアプローチを行い、時代に適ったファン層の拡大を行ってくれるのは心強い限りです。
新たな創造は個人から生まれる事の方が多いものの、大手が先導して新たな道筋、可能性を示唆してくれると、個人が表現し易くなりますので。
そして、和菓子については、今後の可能性が大いにあると感じています(それ故にブログを書いている次第ですが…)。
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鶴屋吉信IRODORIの【琥珀糖(こはくとう)】
さて、今回頂いた鶴屋吉信さんの御菓子は、【琥珀糖(こはくとう)】です。
これは京都駅八条口アスティロード内にあるIRODORI(いろどり)限定の御菓子です。
「琥珀糖」は寒天を溶かして、砂糖と色素を加えた干菓子となり、一般呼称としては干錦玉や干琥珀と呼ばれることが多い御菓子です。
そして、鶴屋吉信さんのものは香りの独自性が高く、西洋風の香りを付けているところが特徴です。
香りは上から順にジャスミン、カモミール、ローズ、ミント、ラベンダー。
琥珀糖の魅力は一に食感、二に香り。
カリッと弾けシャリシャリした食感の後、ぷるぷるとほどけ、各種フレイバーが漂います。
香りは香料を用いているようですが、キツくなく上品なところが和菓子らしくて嬉しい。
ジャスミンのみ少し強い気がしましたが、全体的にやりすぎておらず良い塩梅だと思います、
京都には素晴らしい和菓子店がひしめき合っています。
鶴屋吉信さんの御菓子がきっかけとなり、和菓子ファンが増えると良いですねー
干錦玉の傑作としては、岐阜県大垣のつちやさんの【みずのいろ】も有名です。
店名:鶴屋吉信 IRODORI(つるやよしのぶ いろどり)
予算の目安:琥珀糖10本入り1,080円
最寄駅:京都駅八条口アスティロード内
TEL:075-574-7627
住所:京都府下京区東塩小路高倉町8-3 JR京都駅八条口アスティロード
営業時間:9:00~21:00
定休日:無休
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