こちらは1899年(明治32年)に創業された老舗の和菓子屋さんです。
千葉県内に路面店を13店舗、インストア店を13店舗構える企業なので、千葉県民の方には馴染み深いようです。
この度、成田山新勝寺へのお参りを兼ねて、本店に立ち寄ってみました。
訪問の理由としては、ずばり超高級羊羹をリーズナブルに頂けると聞いたためです。
現金な話ですが、率直に申し上げて(笑)
こちらは完全予約制、しかも5日前までの予約制で、1本1万円の【宵紫(よいむらさき)】と言う羊羹を作られているとの事。
それを本店の喫茶室では、なんと1,000円弱で頂けるそう。
1本1万円の羊羹は手が出ませんが、1,000円ならば試せる価格!
和菓子好きとして、どんなものか?と好奇心をくすぐられ、足を運んだ次第です。
米屋総本店さんの外観と成田羊羹資料館
お店の構えは大企業だけあり、豪勢。
店内にも所狭しと多種多様な羊羹が並んでおり、圧倒されます。
その中で目に止まったのが、高級ラインナップの羊羹たち。
「極上」シリーズでも高級ですが、【宵紫(よいむらさき)】は別格の扱いでした。
…と、「大企業」で「高級羊羹」と聞いただけでは、ブランド価値を高める為の戦略で作っているように
思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、店舗の奥にある「成田羊羹資料館」を見学して、こちらの志の高さを実感しました。
なにせ、自社の社史のみならず全国で羊羹を作る老舗和菓子屋さんも紹介されていて、知らず識らずに羊羹の魅力に引き込まれます。
これは、羊羹にあまり関心の無かった方や羊羹の味に大差は無いだろうと思っている方も魅了されるのではないでしょうか。
時代を感じるポスターも魅力です(笑)
なごみの米屋さんの宵紫
飲み物とのセットが900円、単品は710円。
飲み物はコーヒー、煎茶、ジュースから選べます。
煎茶を選んだところ味がしっかりしておりましたので、セットをオススメします。
羊羹と濃い煎茶の相性は言わずもがななので。
さて、肝心の宵紫。
食感はみっちりしていますが、口どけはさらりとしているところが魅力。
甘みは当初そこそこ強めかな?と思いましたが、食べていて気にならない甘みなので、上品にまとめていると感じます。
豆の香りが最後にふんわりと漂うところが印象的でした。
頂いた後、販売コーナーを見て回り、得意とする栗の羊羹も頂いてみました。
「成田山新勝寺の精進料理の甘味であった栗むし羊羹の原型とも言われる「栗羹」にヒントを得て、地元でとれる芝栗を練り込んだ」【栗羊羹】は流石の味わいでした。
栗の風味が強く、お土産に間違いの無い一品だと思います。
なごみの米屋さんのお店の情報
なごみの米屋(食べログのリンク)店名:なごみの米屋 総本店(なごみのよねや そうほんてん)予算の目安:宵紫セット900円、単品710円、1本は10,800円、他は純栗羊羹1個324円など多数
最寄駅:JR成田駅から500m、京成成田駅から650m
TEL:0476-22-1661
住所: 千葉県成田市上町500
営業時間:8:00~18:00 ※元旦は大晦日午前24時~元旦の18時まで
定休日:年中無休
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