こんにちは、滋賀をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
さて、滋賀好きならば誰もが知る名店・魚治さん。
琵琶湖・湖北エリアの海津(かいづ)にあり、創業を1748年(天明4年)に遡る老舗です。
海津は江戸時代に栄えた宿場町であり港町。
湖岸には今でも江戸時代の石積みが残り、独特の風情があります。
海津大崎は「琵琶湖八景」に数えられており、特に春の桜は見応えがあるようです。
冬でも、キリッと引き締まった空気に映える水面を眺めると、自然と凛とした心持になります。
しかし、2018年に激烈な台風が当地を襲い、甚大な被害をもたらしました。
自身が何度か訪問した「湖里庵」さんは全壊。
…ニュースで知った時は大きなショックを覚えました。
なので、湖里庵さんの母体である魚治さんは無事であり、湖里庵さんの財産と言える鮒鮓蔵が生きていたと分かった時は、我が事のように安堵を覚えたものです。
発酵には蔵持ちの菌が重要であり、江戸時代から伝わる菌が無事であったならば、近い将来復活されるだろうと。
当初は2019年末と聞いておりましたが、未だ再開の情報が無かったので、営業されている魚治さんをお伺いして応援しようと、今回訪問した次第です。
かつて湖里庵さんが在った場所は現在更地の駐車場となっており、悲痛な気持ちになりましたが、魚治さんからは湖魚を炊く、甘い醤油の良い香りが流れており、訪問して良かったと感じました。
そして、お店の方にお話をお伺いしたところ、人的被害はゼロだったと聞き、更に安心しました。
2020年内の再開を目指しておられるとの事なので、再開された暁には訪問して、唯一無二の鮒鮓懐石を楽しませて頂きたいと思います!
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魚治さんの佃煮
さて、端的に述べて、こちらの佃煮は滋賀県随一だと思います。
いや、滋賀県外の海の魚を用いた佃煮と比べても秀逸であり、日本に誇る佃煮だと自信を持って断言出来ます。
しっかりと味付けを行っているのに魚の味わい、魅力を壊しておらず、食感はあくまでもしっとりしております。
魚の良さを引き出した佃煮。
ひうを(氷魚)木の芽煮
特に【ひうを(氷魚)木の芽煮】については、氷魚は鮎の稚魚となり繊細な味わいですが、そのほのかな苦味とか細い食感を見事に表現しており、ついつい食べるのが切なく思うほど。
若あゆ木の芽漬け
成長した【若あゆ木の芽漬け】は異なる魅力があります。
湖魚の成長を味を以て感じられるとは、何たる贅沢。
鮒鮓
こちらの【鮒鮓】は香りが上品で、お茶漬けにすると格別です。
滋賀県内でもトップクラスの美味しさを誇る鮒鮓です!
魚治さんのお店の情報
魚治さんのアイテムは、ごく一部となりますが、日本橋の滋賀県アンテナショップ「ここ滋賀」にて入手可能です。
かなり面白いアンテナショップなので、魚治さんの美味しい商品と合わせて是非ともどうぞ!
店名:魚治(うおじ)
予算の目安:大体100g1,000円が目安(希少性の高い魚は時価)
TEL:0740-28-1010
住所:滋賀県高島市マキノ町海津2304
最寄駅:マキノ駅から1,600m
営業時間:9:00~18:00
定休日:火曜
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