台湾名物の【パイナップルケーキ】が沖縄にもあるなんて聞くと、きっと驚かれるのではないでしょうか?
僕は初めて知った時に驚きつつ、古来の交易の名残が残っているのか…と感慨深く感じました。
そして、今でも頂けるお店を探しました。
そこで出会ったのが、こちら琉球酥本舗。
知らなけば読めない漢字が含まれておりますが、【パイナップルケーキ】を中国・台湾語で書くと「鳳梨酥」。
「酥」の読み方は台湾で「ソー」、中国で「スー」となり、ウチナーグチでは「すー」となるそうです。
そして、「酥」とは、古代の中国から伝わる御菓子で、古くは祝祭用であったそうです。
琉球王朝の時代にも王族への献上菓子だったので、現代で庶民が頂けること自体がありがたい事だと言えます(笑)
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琉球酥本舗さんの琉球酥とマンゴー酥
こちらは伝統的な御菓子を作る老舗ながら、防腐剤や人工甘味料などは不使用。
老舗和菓子店で無添加とは、素晴らしい心意気です。
琉球酥
パイナップルに加えて、同じく琉球伝統菓子である冬瓜の砂糖漬けも使用。
そのパイナップルと冬瓜のジャムはみっちりしたもの。
生地は台湾の一般的なものよりもモソッと感が低く、月餅を柔らかくしたような食感です。
生地はラードを使用しているようで、台湾と同じく現代的にバターも用いておられます。
ただ、マーガリンも使用されているそうなので、それは不要ではないかと思います。
ラードとバターでコクは十分足りますし、防腐剤を不使用なのにトランス脂肪酸を使用とは、残念な限りです。
これは改善された方が将来の為になると思います。
マンゴー酥
こちらはマーガリン不使用!
生地に「万果」と書かれているのが可愛らしい。
こちらは【琉球酥】よりも焼き込んだ印象の生地で、チーズが香ります。
ジャムも更にみっちりしており、食べ応えのある御菓子。
どちらも完全に伝統通りではなく、少しアレンジされている点がかえって良いと思いました。
マーガリンはさて置き、沖縄のお土産としては個性抜群なので、少し良いお土産に最適かと思います。
台湾好きの方にも面白がってもらえるのではないでしょうか??
琉球酥本舗さんのお店の情報
琉球酥本舗(食べログのリンク)店名:琉球酥本舗(りゅうきゅうすーほんぽ)予算の目安:琉球酥・万果酥セット8個入3,000円など
最寄駅:壺川駅から600m
TEL:098-857-7711
住所:沖縄県那覇市奥武山町14-5
営業時間:月~金10:00~18:00、土・祝10:00~17:00
定休日:日曜
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