こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
今回は長生社【信濃鶴 純米大吟醸49 名田造(なたぞう)】をテイスティングします。
長野らしくデリシャスリンゴの香りが強いお酒ですが、旨味・苦味が強いので、甘ったるくないのが好印象!
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酒蔵の「長生社」さんは長野県駒ヶ根市で、1883年(明治16年)に創業された酒蔵です。
初代は灘で修業された後に酒蔵を創業し、東広島の賀茂鶴酒造の指導を受けたため、「賀茂鶴」の鶴の一文字を頂いて「信濃鶴」と命名されたそうです。
そして、5代目が2001年に全量を純米酒に切り替えて、「純米蔵」としてリスタート(全国で5番目!)。
「高品質なものを地元のために造り、手ごろな値段で提供して、町づくりの一助になりたい」と考えておられ、「純米吟醸地酒」を打ち出しておられます。
実際に、高品質なのに非常にリーズナブルで、驚きました。
それでは、【信濃鶴 純米大吟醸49 名田造】のレビューに入ります。
外観については、透明感があり、クリスタルがかった淡いグリーンイエローの色調です。
香りについては、ふくよかで華やかな第一印象です。
完熟のデリシャスリンゴの香りが優雅に広がります。
圧倒的な黄色リンゴの香り!
そこに、強いミネラル香も混ざりながら、白桃の甘やかさ、軽いメロン、アカシアの華やかな香りが調和します。
お米の由来の香りは一切無く、軽やか。
どことなく寝かせた蜂蜜香がふんわりと漂います。
第一印象はやや強めで、ふくよか。
甘味のアタックが強く、酸味は優しいです。
旨味を伴った芳醇な苦味が包み込み、まろやかで豊潤なバランスです。
余韻は長い!
精米歩合49%の純米大吟醸なのに余韻が長い点は印象的です。
味わいとしては、いかにも「カプロン酸エチル」の日本酒で、リンゴ香とミネラル香が力強く感じます。
しかし、甘ったるくて、あざとくないのは、苦味のお陰です。
口に含んだアタックから苦味のフィニッシュまで、クドくありません。
日本酒の香りから、アップルソースが合う肉料理やポークソテーに合います。
魚料理なら、鱒のバターソースソテーにセルフィーユを添えると良いと思います。
長生社【信濃鶴 純米大吟醸49 名田造】】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者):長生社(長野県駒ヶ根市)
- ブランド名:信濃鶴 純米大吟醸49 名田造
- 特定名称:純米大吟醸
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原料米:美山綿(長野県上伊那産)
- 精米歩合:49%
- 酵母:
- アルコール度:16%
- 日本酒度:±0
- 酸度:1.1
- 価格:720ml・1,980円
長生社【信濃鶴 純米大吟醸49 名田造】については、ネットでも販売しているショップがあるものの、在庫ゼロが大半です。
主に地元で流通するお酒だけあります…
僕は駒ヶ根の「つるや酒店」さんで入手しました!
テイスティングの技量を上げて行きたい、すしログ(@sushilog01)でした。
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