こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
今回は佐久の花酒造【佐久乃花 39-87 純米吟醸 生】をテイスティングします。
長野県千曲市の名酒屋「生坂屋」さんで入手した、スパークリング日本酒です。
個人的に、入手困難な日本酒にも匹敵する美味しさだと思います!
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佐久の花酒造【佐久乃花 39-87 純米吟醸 生】のテイスティングノート(レビュー)
佐久の花酒造さんは、1892年創業の長野県佐久市にある酒蔵さんです。
蔵の方針がシンプルに素晴らしく、「自然に飲んでいただいて、爽やかさを感じさせるような酒造り」とのこと。
そして、「地酒の味わい、喉越し良く、五味(甘味、酸味、辛味、苦味、渋味)を供えた爽やかな酒を手造りで醸す」と謳っておられます。
これは、今回の【佐久乃花 39-87 純米吟醸 生】のようにモダンなお酒でも確かに感じました。
個人的に今後も注視したい酒蔵さんです。
ちなみに、酒蔵は日本国内に2つしかない五稜郭のうちの1つ「龍岡城跡」の近くです。
それでは、【佐久乃花 39-87 純米吟醸 生】のレビューに入ります。
【佐久乃花 39-87 純米吟醸 生】の外観
開栓すると、プシュッ!と気持ち良い抜栓音が響きます。
清澄度は霞んでいて、色調は淡いグリーンにクリーム色が混ざります。
穏やか、まろやかな印象を与える外観です。
【佐久乃花 39-87 純米吟醸 生】の香り
香りについては、ふくよかで豊潤な第一印象です。
かなり熟したリンゴとメロンの香りが絶妙に調和していて、甘やかさと爽やかさを合わせ持っています。
さらに、洋梨や軽いグレープフルーツの爽やかさも心地良い。
アカシアの華やかさがあり、ヨーグルト香が強く、生クリーム感もあります。
お米由来の香りは軽いものの、軽く発酵感を感じさせる香りが漂います。
熟したリンゴの香りが漂いつつも、自然なリンゴのような香りが好印象です。
こちらは、カプロン酸エチル高生成酵母ではなく、リンゴ酸高生成酵母(P43-14)で仕込んでいるそうです。
【佐久乃花 39-87 純米吟醸 生】の味わい
アタックはやや強く、まろやかな甘味にきめ細かい酸味が一体化します。
スッキリしつつ、コクを与える苦味がキリッと上品に引き締めます。
溌剌として芳醇なバランス。
余韻は良い意味でやや短く、甘味を酸味と苦味、シュワシュワ感がサラッと流します。
リンゴジュースにラムネとヨーグルトを足したような、ポップで可愛らしい味わいです!
そして、どことなくシードルのようなニュアンスも漂わせるので、スタイリッシュでもあります。
これはスパークリング日本酒としてかなり美味しいです。
720ml1,650円、375ml889円はコスパ良い。
飲む時の注意点としては、滓の方は味が異なるので、いきなり混ぜない方が楽しめます。
滓を絡めると乳酸感が高まり、ヨーグルト的な印象が強まります。
飲用温度帯による味わいの変化
低温がベストなので、0℃で冷やして頂きました。
酸味が効いているので低温だと気付きにくいですが、日本酒度は-23と、スペック上は結構な甘口になるので、温度帯は低い方がベターだと判断します。
佐久の花酒造【佐久乃花 39-87 純米吟醸 生】と合う料理・食べ物は?
乾杯酒にピッタリです!
料理は、味の淡い白身魚やフルーツ、野菜を使ったアミューズがベスト。
また、甘味が強くないタイ料理や、清蒸などの魚介系の中華料理にも合わせられます。
佐久の花酒造【佐久乃花 39-87 純米吟醸 生】のスペック・蔵元データ
佐久の花酒造【佐久乃花 39-87 純米吟醸 生】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者):佐久の花酒造(長野県佐久市)
- ブランド名:佐久乃花 39-87 純米吟醸 生
- 特定名称:純米吟醸
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原料米:ひとごこち(長野県産)
- 精米歩合:59%
- 酵母:P43-14(リンゴ酸高生成酵母)
- アルコール度:13%
- 日本酒度:-23
- 酸度:3.6
- 価格:720ml・1,650円、375ml889円
佐久の花酒造【佐久乃花 39-87 純米吟醸 生】の入手方法
佐久の花酒造【佐久乃花 39-87 純米吟醸 生】は、ネットでも入手出来るようですが、生産量が少ないため品切れになることが多い模様です。
酒蔵の公式サイトの特約店を参考にするのが良いでしょう!
スパークリング日本酒は世界レベルだと思う、すしログ(@sushilog01)でした。
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