こんにちは、鮨と酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
さて、今回は李白酒造の【やまたのおろち 辛口特別純米】をご紹介します。
「やまたのおろち」は、李白酒造のスッキリ味のシリーズです。
松江のお土産として入手したのですが、いわゆる「淡麗辛口」好きに最適なお酒だと感じました。
食中酒として幅広く合わせられます。
☆全国6,000軒以上を食べ歩く食好き
★「J.S.A. SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)」
☆食べログTOPレビュアー
★「すしログ」のTwitterにて幅広い情報を発信中
☆インスタ「酒ログ」でテイスティング情報を発信
★すしログnoteで鮨・グルメに関する記事を執筆
タップできる目次
李白酒造【やまたのおろち 特別純米 辛口】のテイスティングノート(レビュー)
「李白酒造」さんは、島根県松江市内にある酒蔵です。
創業を1882年(明治15年)にさかのぼり、屋号は中国唐代の詩人・李白に由来します。
李白は「酒仙」と自ら称したほどのお酒好きですが、蔵元の命名の父は元首相の若槻礼次郎氏との事です。
「やまたのおろち」は出雲神話に登場する八つの頭を持つ大蛇・八岐の大蛇にちなみます。
八岐の大蛇は強い酒を飲まされて、泥酔したところを女装したスサノヲ(建速須佐之男命)に討ち取られてしまいます。
酒蔵名もブランド名も両方お酒にちなんでいるところが無骨で素敵です。
それでいて、早期から海外輸出にも注力され、1993年に香港に出荷して以来、今やアメリカ、イギリス、フランス、スイス、ドバイ、オーストラリア、ブラジル、韓国など幅広い国に輸出されています。
「やまたのおろち」ブランド以外にも幅広く作られているので、今後も飲み比べていきたいと思います。
それでは、【やまたのおろち 辛口特別純米】のレビューに入ります。
【やまたのおろち 辛口特別純米】の色合い
外観はクリスタルがかったグリーンで、やや淡いイエロー。寝かせてから出荷しているのではないかと感じます。
【やまたのおろち 辛口特別純米】の香り
香りは青竹のような爽やかな香りに、お米由来の白玉粉の香りがふんわりと感じられるが、じっくりと香りを取ると、お米由来の香りがしっかりあることが分かり、熟成香もかすかに感じる。口に含んだ時の口中香は、軽いグレープフルーツ感も混ざります。
【やまたのおろち 辛口特別純米】の味わい
味わいは、やや強いアタックの後に、上品な甘味に爽やかでシャープな酸味が感じられる。そして、すぐにジリジリと高まる旨味を伴った苦味。余韻はやや長い。「辛口」を謳っていますが、お米由来の旨味があり、軽やかな甘みも楽しめる「辛口」です。
燗酒にするとポテンシャルが引き出されそう…と思ったところ、ビンゴでした。
飲用温度帯による味わいの変化
冷酒よりも常温(ひや)、さらには常温よりも燗が美味しいと思います。45℃の燗で頂いたところ、甘味と旨味が広がった後、酸味が味を引き締め、良いバランスになりました。尖った部分が丸くなり、まろやかな甘苦(旨)味になります。
燗の方が、料理にも合います。
2日目以降の味わいの変化
短期間での保存では味に変化は見られません。蔵元で上手く寝かせて瓶詰めしているためかもしれません。ただ、抜栓後しばらく寝かせると、香りの面では変化が見られます。米感が高まり、日本酒らしい魅力が高まります。
李白酒造【やまたのおろち 辛口特別純米】と合う料理・食べ物は?
醤油を使った軽い味付けの焼きもの、鰆の西京漬け、出汁メインのおでんなどとの相性が良いと感じます。
醤油系の焼きものと言っても、照り焼きまでいかないレベルの味付けです。
李白酒造【やまたのおろち 辛口特別純米】のスペック・蔵元データ
李白酒造【やまたのおろち 特別純米 辛口】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者):李白酒造(島根県松江市)
- ブランド名:やまたのおろち 辛口特別純米
- 特定名称:特別純米
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原料米:五百万石
- 精米歩合:58%
- 酵母:
- アルコール度:15%
- 日本酒度:7
- 酸度:1.4
- 価格:1,430円(720ml)
李白酒造【やまたのおろち 辛口特別純米】の入手方法
【やまたのおろち 特別純米 辛口】については、ネットでも広く入手可能です。
というか、最近の都会の酒屋さんではレアなので、ネットの方が確実かと思います…。
様々な日本酒を飲んでスキルを高めたい、すしログ(@sushilog01)でした。
本記事のリンクには広告がふくまれています。