こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
今回は森酒造場【HIRAN(飛鸞) にこまる】をテイスティングします。
トロピカルな香りですが、味わいは「甘味を抑えたアクエリアス」的な方向性。
酸味のあるキャロットラペとの相性がバッチリでした!
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「森酒造場」さんは、1895年(明治28年)に、長崎県平戸市で創業された酒蔵です。
平戸は古来より海外貿易の拠点として栄えた歴史ある街で、ブランド名の「飛鸞」は平戸の異名であったそうです。
現在、4代目社長の下、「継ぎ絆がる酒造り」をテーマに、地元の米と水を用いた地酒の製造に取り組んでおられます。
4代目が継がれる前、2018年までは50石未満の廃業寸前の状態だったそうなので、起死回生に驚嘆するばかりです。
それでは、森酒造場【HIRAN(飛鸞) にこまる】のレビューに入ります。
外観については、透明感があり、クリスタルがかったシルバーグリーンの色調をしています。
香りについては、華やかな第一印象です。
青メロンと甘味のあるバナナ、パイナップルの香りが広がります。
強めのミネラル香と、アカシアの華やかさ、軽いセルフィーユの爽やかさが加わり、トロピカルな雰囲気を演出します。
ただ、甘ったるくはなく、ヨーグルトの香りも含まれます。
お米由来の香りは非常に弱いです。
味わいについては、やや軽い第一印象です。
香りに対して軽やかなので、好感が持てます。
甘味はまろやかで、きめ細かい酸味とコクを与える苦味が瞬時に引き締めます。
バランスは意外にもドライで、余韻はやや長めです。
トロピカルな香りですが、味わいは「甘味を抑えたアクエリアス」的な方向性。
暖かくなってきた初春の日に合いそうな味わいです。
方向性的に冷酒一択で頂きました。
酸味のあるキャロットラペと合います。
酒の甘味が補完するペアリングです。
香り的にも酒の硬い部分を補うので相性が良い。
反面、火鍋とはイマイチでした。
爽快に味を切ってくれると思いましたが、ミスマッチでした。
森酒造場【HIRAN(飛鸞) にこまる】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者):森酒造場(長崎県平戸市)
- ブランド名:HIRAN(飛鸞) にこまる
- 特定名称:純米酒
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原料米:麹米:山田錦20%、掛米:にこまる80%
- 精米歩合:65%
- 酵母:非公開
- アルコール度:14%
- 日本酒度:非公開
- 酸度:非公開
- 価格(720ml):1,760円
森酒造場【HIRAN(飛鸞) にこまる】については、まだ生産量が多くないのか、あまり見ません。
特約店を調べて入荷時期に電話するのが良いと思います。
テイスティングの技量を上げて行きたい、すしログ(@sushilog01)でした。
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