こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
さて、今回は「天吹酒造」の【Amabuki 純米大吟醸 バナナ酵母】をご紹介します。
花や果物の酵母を使った日本酒は、必ずしもそのものの香りが立たないもの…
しかし!この【Amabuki 純米大吟醸 バナナ酵母】は、ホンモノのバナナ香です!
それも完熟バナナ。
同酒蔵の【Amabuki 純米大吟醸 りんご酵母】よりも上級者向け!
「超個性的で、濃厚なお酒」を求めている方ならヒットするはずです!
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天吹酒造【Amabuki 純米大吟醸 バナナ酵母】のテイスティングノート(レビュー)
天吹酒造合資会社さんは佐賀県三養基郡にある酒蔵です。
創業は古く、江戸時代元禄年間(1688年~1704年)!
吟醸酒を造れない時代に創業された酒蔵ですが、現在のラインナップはほとんどが吟醸酒です。
しかも花酵母を駆使しているところが、当酒蔵の長所であり個性です。
花酵母については、東京農大の中田久保名誉教授が、1998年に花からの分離に成功した酵母です。
既に30以上の酒蔵が使用していますが、中田名誉教授の「花酵母研究会」の会長となっているのが、天吹酒造さんです。
歴史だけでなく革新を追求されていて、しかも九州の酒蔵というのが面白いところです。
それでは、【Amabuki 純米大吟醸 バナナ酵母】のレビューに入ります。
【Amabuki 純米大吟醸 バナナ酵母】の色合い
外観は、明らかにバナナを彷彿させるうっすらとしたイエロー。これは色味もコンセプトに合っている!と素直に感服した次第だ。
【Amabuki 純米大吟醸 バナナ酵母】の香り
香りもまた、バナナっぽい。特に南国の道路を歩いている時に感じる、濃密な熟れたバナナだ。同時に、アルコール感も感じさせるのでフルーツフルーツしていない。
【Amabuki 純米大吟醸 バナナ酵母】の味わい
頂いて頭に浮かんだ一言が「バナナじゃん!」(笑) 初手から広がる強い甘みと香りが本当にバナナを彷彿させる。軽い酸味としっかりした苦味が次々と押し寄せてくるものの、どうあがいても甘味は決定的にバナナである。後味もバナナっぽい。
フレイバーからフィニッシュまで徹頭徹尾バナナを感じさせる日本酒は凄い…と感服しました。
温度はいつもどおり香りを取りやすい12℃で頂きました。
飲用温度帯による味わいの変化
常温で飲んでみたところ、強い苦味を感じました。ならば、これは燗酒だ!と試みてみたところ…
甘味と苦味のバランスが崩れて、イメージ通りに行きませんでした(笑) 思うに、ぬる燗程度にとどめて、スパイス料理と合わせるのがベストかも…と感じます。
2日目以降の味わいの変化
2日目以降はバナナっぽさが減ります。香りの面ではお米が出てきます。そして、味わいの面では、強い甘味が広がるところまでは同じですが、苦味がスーッと走り甘味が被さるタイミングがややずれて、日本酒っぽさが強調されます。
完全に、初日で飲み切るのがベスト・オブ・ベストです!
【Amabuki 純米大吟醸 バナナ酵母】と合う料理・食べ物は?
料理とのペアリングは、かなり苦戦しました。試した中では【コロッケ】との相性が良いです。ジャガイモの甘味とお酒の甘味を合わせることが出来て、コロッケの香ばしさに対してバナナの香りがソース的に調和します。
他に試した中では、梅干しとの相性が抜群でした、梅干しの酸味によって、お酒の甘味が干渉され、ペアリングにおいて強すぎる甘味が程良くバランシングされます。意外にも【イワシの梅煮】とバッチリ合います!
【Amabuki 純米大吟醸 バナナ酵母】のスペック・蔵元データ
【Amabuki 純米大吟醸 バナナ酵母】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者):天吹酒造(佐賀県三養基郡)
- ブランド名:Amabuki 純米大吟醸 バナナ酵母
- 特定名称:純米大吟醸
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原料米:寿限無
- 精米歩合:50%
- 酵母:バナナ酵母
- アルコール度:16%
- 日本酒度:
- 酸度:
- 価格:1,760円
【Amabuki 純米大吟醸 バナナ酵母】の入手方法
【Amabuki 純米大吟醸 バナナ酵母】については、ネットで入手できます。
僕は楽天のこちらのショップで購入しました。
天吹酒造さんの変わり種日本酒は人気が高いようなので、在庫に要注意です。
気になる方は在庫がある時に入手するのがベターです。
りんご酵母の純米大吟醸の記事もご参照ください。
知れば知るほど日本酒が楽しくなる、すしログ(@sushilog01)でした。
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