こんにちは、鮨と酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
さて、日本酒を飲むとき、都道府県やエリアごとの特徴が気になりませんか??
旅行先でも、土地の地酒を飲みたくなるのが自然ですが、味の特徴が分からない!ということは多いもの…
旅行でなくとも品揃えが多い居酒屋で、何県のお酒を選んで良いのか分からない…
そこで、日本酒と旅を愛する著者が、本記事にまとめました!
前提として、日本酒は、使用するお米や水、造り方、杜氏、使用する酵母などによって味が変わります(つまり酒蔵や銘柄で味が異なる)。
なので、人によっては都道府県ごとにまとめることを暴論と考える人もいるでしょう。
ただ、ある程度、一般化して考えることは可能です。
何よりも、「都道府県・エリア別の特徴」を押さえておくと、日本酒がさらに美味しく、楽しくなるメリットがあります。
特徴を押さえておけば、お店で頼むのが楽しくなります。
お店の方と話す取っ掛かりにもなるでしょう!
そして、特徴と大きく異なる日本酒に出会った時、なおさら楽しくなると思います。
独自性の高い酒造りをしている酒蔵と言うことになりますので。
本記事は随時更新して、さらに精度が高く、濃い情報を目指していきます。
なお、結論だけ知りたい方は、「一目で分かる!都道府県・エリアごとの日本酒の特徴」を見て頂ければ一発で分かります。
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都道府県・エリアごとに日本酒の味が変わる理由とは?
本題に入る前に、都道府県・エリアごとに日本酒の味が変わる理由について、サクッと説明します。
お酒の味が変わる主要因は、気候、使用するお米、水の硬度となります。
いわば自然の影響があるため、地域ごとに特徴が出てくるわけです。
(使用する酵母の影響も大きいのですが、長くなるので、ここでは割愛します)
また、私見となりますが、日本酒造りの歴史は古いため、土地ごとに「好みの味」もあるのだと思います。
郷土料理、地方の味と同じですね。
「好みの味」が定着したものが、その土地の地酒文化である気がします。
エリアごとに味を見た場合、ざっくりと、「寒い地域は辛口、暖かい地域は甘口」と言われます。
「辛口 or 甘口」という表現には賛否あり、僕もお酒を選ぶときには気にしていません。
ただ、一般的にはイメージしやすいので、本記事では便宜上使うことにします。
日本酒の慣例に従って、辛口、甘口、淡麗、濃醇で分類します。
しかし、本記事のデータにはエビデンスがあり、国税庁「全国市販酒類調査の結果」に基づきます。
- 甘辛度=193,593 / (1,443+日本酒度)-1.16×酸度-132.57
- 濃淡度=94,545 / (1,443+日本酒度)+1.88×酸度-68.54
甘口、辛口を決めるうえで、これらの「甘辛度」と「濃淡度」は、日本酒度よりも分かりやすいと言われる指標です。
一目で分かる!都道府県・エリアごとの日本酒の特徴
それでは、各都道府県ごとの日本酒の特徴を紹介します。
都道府県ごとの分布図
まず、国税庁「全国市販酒類調査の結果について」に記載されている分布図は下記のとおりです。
メチャクチャ分かりづらいですね(笑)
色付けを行います!
- 赤(左上):濃醇辛口
- オレンジ(右上):濃醇甘口
- 青(左下):淡麗辛口
- 水色(右下):淡麗甘口
甘辛口は0を基準に、濃淡度は-0.9を基準に区分しています。
分布図を見て、一番ビックリしたのが兵庫県の状況です!
兵庫県は突出した日本酒の生産量を誇る県です(国内生産量の28%ほど)。
歴史的に「濃醇辛口」のお酒が主流でした。
しかし、上記のデータだと「濃醇甘口」となっています。
これは、嗜好の変化が影響しているのかもしれませんが、意外でした。
都道府県ごとの特徴リスト
上記のデータに基づき、まとめたのが下記のリストです。
そして、これらを味わいごとにまとめると、こちらになります。
あくまでも平均化されたデータになりますが、割と的確に特徴を示しています。
東北や北陸などのエリアによっても、県ごとに特徴が異なることが分かります。
次項からは、エリアごとに特徴を紹介していきます。
「酒米(酒造好適米)」はちょっとマニアックですが、知っていると楽しくなります!
北海道エリアの日本酒の特徴
北海道エリアの日本酒の特徴をご紹介します。
北海道エリアは、「淡麗辛口」な傾向にあります。
北海道エリアの酒米
北海道エリアで代表的な酒米は、こちらになります。
- 吟風、彗星、きたしずく
かつて北海道はお米が美味しくないとされたそうですが、今やお米の名産地の一つ。
酒米についても、1998年に「吟風」を生み出して以来、定評があります。
面白いことに、最近道外の他県で北海道産の酒米を使うケースが増えているように感じます。
北海道エリアの代表的な銘柄
北海道エリアで代表的な日本酒の銘柄は、こちらになります。
- 北の錦、北斗随想、北の勝、二世古、千歳鶴、男山、国士無双、福司、郷宝、上川大雪、三千櫻
東北エリアの日本酒の特徴
続いて、東北エリアの日本酒の特徴をご紹介します。
東北エリアは県・エリアによって味の特徴が異なるところが、面白い。
このイメージを持っておくだけでも、かなりバリエーション豊かにお酒を楽しめるのではないでしょうか??
東北エリアの酒米
東北エリアで代表的な酒米は、こちらになります。
山形は公的機関だけでなく民間でも酒米作りが盛んな県!
オリジナル酒米の多さは、兵庫県に続きます。
食用のお米作りも盛んな東北だけありますね。
ちなみに、宮城県では食用のお米で日本酒を造ることが多く、ササニシキなどが使用されます。
東北エリアの代表的な銘柄
東北エリアで代表的な日本酒の銘柄は、こちらになります。
関東エリアの日本酒の特徴
次に、関東エリアの日本酒の特徴をご紹介します。
- 茨城、千葉、東京、神奈川:淡麗辛口
- 栃木、群馬、埼玉:淡麗甘口
この区分はかなり当てはまっているように感じます。
関東エリアの酒米
関東エリアで代表的な酒米は、こちらになります。
- 茨城:ひたち錦
- 栃木:とちぎ酒14、夢ささら
- 群馬:舞風
- 埼玉:さけ武蔵
- 千葉:総の舞、ふさこがね
- 東京:無し
- 神奈川:楽風舞
決して多くはありませんが、東京以外ではオリジナル米が作られています。
「楽風舞」は泉橋酒造と農家が開発した酒米で、登録は2018年と最近です。
関東エリアの代表的な銘柄
関東エリアで代表的な日本酒の銘柄は、こちらになります。
- 茨城:郷乃譽、水府自慢、森嶋、結、来福、渡舟、御慶事、大観、太平海、武勇、一品、霧筑波
- 栃木:七水、望、鳳凰美田、姿、仙禽、若駒、大那、松の寿、旭興、辻善兵衛、忠愛、惣誉、開華
- 群馬:町田酒造、尾瀬の雪どけ、龍神、聖、土田、巌、結人、大盃、咲耶美、水芭蕉、群馬泉
- 埼玉:神亀、花陽浴、彩來、五十嵐、鏡山、亀甲花菱、天覧山、帝松、文楽、ひこ孫、菊泉
- 千葉:総乃寒菊、甲子、不動、東魁盛、酒々井の夜明け、福祝、木戸泉、鳴海、仁勇、岩の井
- 東京:屋守、澤乃井、江戸開城、多満自慢、十右衛門、金婚、喜正、利他、蒼天、桑乃都、田むら、嘉泉
- 神奈川:いづみ橋、松美酉、残草蓬莱、天青、相模灘、亮、丹沢山、隆、セトイチ、蜂龍盃 、盛升
甲信越エリアの日本酒の特徴
続いて、甲信越エリアの日本酒の特徴をご紹介します。
甲信越=山梨、長野、新潟のお酒は、「淡麗辛口」な傾向があります。
甲信越エリアの酒米
甲信越エリアで代表的な酒米は、こちらになります。
- 山梨:夢山水(生まれは愛知県)
- 長野:美山錦、ひとごこち、金紋錦、しらかば錦、たかね錦
- 新潟:五百万石、越淡麗、一本〆、越神楽、北陸12号、春陽(低グルテリン米)
長野、新潟は日本酒造りに定評がある県だけあり、酒米も県外で使われることが多いです。
「春陽(低グルテリン米)」は酒米ではなく、腎臓疾患患者の治療用特殊食材に使われるお米ですが、最近お酒造りに使われることが増えています。
甲信越エリアの代表的な銘柄
甲信越エリアで代表的な日本酒の銘柄は、こちらになります。
- 山梨:春鶯囀、七賢、笹一、青煌、甲斐の開運、武の井、太冠、櫂、谷桜、榊正宗、猫芸者
- 長野:信州亀齢、大信州 、九郎右衛門、川中島 幻舞、御湖鶴、亀の海、真澄、鼎、本金、月吉野
- 新潟:久保田、八海山、麒麟山、鶴齢、加茂錦、〆張鶴、村祐、荷札酒、あべ、高千代、至、真野鶴
北陸エリアの日本酒の特徴
続いて、北陸エリアの日本酒の特徴をご紹介します。
- 富山、福井:淡麗辛口
- 石川:濃醇辛口
石川をまたいで味の特性が違うのは面白いところですね。
北陸エリアの酒米
北陸エリアで代表的な酒米は、こちらになります。
- 富山:五百万石、山田錦、雄山錦、富の香
- 石川:五百万石、石川門、百万石乃白
- 福井:五百万石、おくほまれ、越の雫、さかほまれ
北陸では、新潟で生まれた五百万石が多用されています。
そして、北陸で最も良い酒米を作っているのが富山県で、県外に大量に移出しています。
北陸エリアの代表的な銘柄
北陸エリアで代表的な日本酒の銘柄は、こちらになります。
- 富山:満寿泉、勝駒、羽根屋、林、千代鶴、苗加屋、幻の瀧、玉旭、三笑楽、黒部峡、立山、富美菊
- 石川:手取川、天狗舞、農口、宗玄、菊姫、吉田蔵、遊穂、池月、常きげん、五凛、竹葉、加賀鳶
- 福井:黒龍、梵、花垣、白龍、舞美人、常山、白岳仙、早瀬浦、一本義、越前岬、紗利 、一乃谷
中部エリアの日本酒の特徴
続いて、中部エリアの日本酒の特徴をご紹介します。
- 岐阜、三重:濃醇辛口
- 静岡、愛知:淡麗辛口
静岡は「吟醸王国」と呼ばれるほど吟醸酒が多いエリアになっています。
中部エリアの酒米
中部エリアで代表的な酒米は、こちらになります。
- 静岡:山田錦、誉富士
- 岐阜:ひだほまれ
- 愛知:若水、夢山水、夢吟香
- 三重:伊勢錦、弓形穂、神の穂、うこん錦(飯米)
愛知では多くの酒米が開発されましたが、他県のみで生き残っている酒米が複数あります。
奈良で使われている「露葉風」は代表例です。
三重県の酒米は、神道を思わせるものが多いので覚えやすいですね。
中部エリアの代表的な銘柄
中部エリアで代表的な日本酒の銘柄は、こちらになります。
- 静岡:磯自慢、開運、臥龍梅、志太泉、喜久酔、初亀、英君、正雪、白隠正宗、杉錦、萩錦、花の舞
- 岐阜:射美、小左衛門 、津島屋、百春、恵那山、達磨正宗、蓬莱、百十郎、三千盛、醴泉、房島屋、天領
- 愛知:醸し人九平次、二兎、蓬莱泉、義侠、長珍、菊鷹、敷嶋、楽の世、ほしいずみ、白老 、奥、勲碧
- 三重:而今、作、るみ子の酒、田光、寒紅梅、高砂、酒屋八兵衛、天下錦、瀧自慢、半蔵、鈴鹿川、義左衛門
近畿エリアの日本酒の特徴
続いて、近畿エリアの日本酒の特徴をご紹介します。
- 滋賀、京都、奈良:濃醇辛口
- 和歌山:淡麗辛口
- 大阪、兵庫:濃醇甘口
近畿地方は古来から日本酒造りが行われていた県なので、飲み比べると面白いです。
近畿エリアの酒米
近畿エリアで代表的な酒米は、こちらになります。
- 滋賀:玉栄、吟吹雪、滋賀渡船6号
- 京都:祝、五百万石、山田錦
- 大阪:オリジナル無し、雄町、五百万石、山田錦
- 兵庫:山田錦、五百万石、愛山、フクノハナ、いにしえの舞、白菊、神力、たかね錦、但馬強力、杜氏の夢、白鶴錦、兵庫北錦、兵庫恋錦、兵庫錦、兵庫夢錦、辨慶、野条穂、山田穂、野条渡、新山田穂1号、渡船2号
- 奈良:露葉風、山田錦
- 和歌山:オリジナル無し、山田錦、五百万石、玉栄
兵庫県は圧倒的で、生産量についても全国一位。
なんと国内の28%ほどの酒米を作っています。
特に山田錦はブランド中のブランドです。
兵庫県には、明治時代より、酒蔵と農家が直接契約を結ぶ「村米制度」が続いています。
そして、トップ生産地のお米は「特A地区山田錦を使用」と記載されることが多いです。
近畿エリアの代表的な銘柄
近畿エリアで代表的な日本酒の銘柄は、こちらになります。
- 滋賀:七本鎗 、不老泉、笑四季、北島、松の司、萩乃露、杣の天狗、大治郎、浅茅生、美富久、浪乃音、喜楽長
- 京都:英勲、神聖、玉乃光、澤屋まつもと、日日、玉川 、神蔵、蒼空、白木久、伊根満開、弥栄鶴、月の桂、富翁、澪
- 大阪:秋鹿、片野桜、呉春、天野酒、利休梅、千利休、清鶴、國乃長 、荘の郷、大門、くらわんか
- 兵庫:剣菱、櫻正宗、菊正宗、播州一献、龍力、奥播磨、仙介、奥丹波、琥泉、盛典、福寿、都美人、雪彦山、香住鶴
- 奈良:みむろ杉、風の森、篠峯、花巴、春鹿、梅乃宿、大倉、今西、鷹長、櫛羅、百楽門、睡龍、八咫烏、金鼓
- 和歌山:紀土、龍神丸、黒牛、車坂、南方、超久、雑賀、七人の侍、喜楽里、太平洋、紀ノ酒、鉄砲隊
中国エリアの日本酒の特徴
続いて、中国エリアの日本酒の特徴をご紹介します。
- 鳥取、島根:淡麗辛口
- 広島、岡山:淡麗甘口
- 山口:濃醇辛口
日本酒と言えば東北や近畿のイメージが強いかもしれませんが、中国地方は各県個性的な日本酒を造っています。
特に広島県は明治時代に灘と伏見を圧倒する酒造りを行い、西条は「日本三大酒処」の一つとされた歴史を持ちます。
他の県もアル添・三倍醸造酒が主流の時代にも、純米酒造りに注力していました。
中国エリアの酒米
中国エリアで代表的な酒米は、こちらになります。
- 岡山:山田錦、雄町
- 広島:八反錦1号、八反、千本錦、こいおまち、みずほのか(低グルテリン米)
- 山口:西都の雫
- 鳥取:強力
- 島根:改良雄町、改良八反流、神の舞、佐香錦
広島には「独立行政法人 酒類総合研究所」があるため、今でも積極的に開発されています。
岡山の雄町は非常に歴史あるお米で、ファンが多い酒米ですね。
モダンな純米吟醸や純米大吟醸を飲んだ後に、島根、鳥取の純米酒を飲むと、味わい深さに驚きます。
中国エリアの代表的な銘柄
中国エリアで代表的な日本酒の銘柄は、こちらになります。
- 岡山:桃の里、十八盛、嘉美心、御前酒、、燦然、大典白菊、克正、竹林、伊七、酒一筋
- 広島:龍勢、雨後の月、賀茂金秀 、寳劔、富久長、亀齢、白鴻、西條鶴、華鳩、幻、天寶一、誠鏡、竹鶴、神雷、賀茂鶴、醉心
- 山口:金雀、東洋美人、天美、雁木、獺祭、Ohmine、五橋、貴、長陽福娘 、原田、わかむすめ、三好
- 鳥取:千代むすび、弁天娘、日置桜、鷹勇、諏訪泉、山陰東郷、冨玲、此君、梅津の生酛、稲田姫、久米桜
- 島根:王祿、天穏、月山、出雲富士、智則、十旭日、玉櫻、李白、七冠馬、誉池月 、扶桑鶴
四国エリアの日本酒の特徴
続いて、四国エリアの日本酒の特徴をご紹介します。
- 愛媛、高知、香川:淡麗辛口
- 徳島:濃醇辛口
四国各県は味わいがキッパリ分かれるので、四国旅行の際は各県のお酒を同時に頼んでみると面白いかもしれません。
四国エリアの酒米
四国エリアで代表的な酒米は、こちらになります。
- 徳島:阿波山田錦
- 香川:オオセト(飯米)、さぬきよいまい(飯米)、おいでまい(飯米)
- 愛媛:しずく媛
- 高知:吟の夢、風鳴子、土佐麗
特に高知は酒豪のイメージが強いかもしれませんが、実際に紀貫之は『土佐日記』で「童まで酔ひ痴れて」と書いています。
四国は魚介類に合うお酒が多いイメージです。
香川では酒米よりも飯米を活用しているところが面白い!
四国エリアの代表的な銘柄
四国エリアで代表的な日本酒の銘柄は、こちらになります。
- 徳島:三芳菊、旭若松、鳴門鯛、芳水、喜来、高柿木、御殿桜 、水ト米、穰、瓢太閤、今小町、穴吹川
- 香川:悦凱陣、川鶴讃岐くらうでぃ、金陵、金戎 、綾菊、月中天、国重、讃美、小豆島の輝、恋のしずく
- 愛媛:石鎚、伊予賀儀屋 、寿喜心、山丹正宗、梅錦、川亀、初雪盃、華姫桜 、京ひな、雪雀 、成龍然
- 高知:亀泉、美丈夫、酔鯨、久礼、文佳人 、桂月、土佐しらぎく、司牡丹、豊の梅、南 、船中八策、安芸虎
九州エリアの日本酒の特徴
続いて、九州エリアの日本酒の特徴をご紹介します。
- 福岡:淡麗辛口
- 大分:淡麗甘口
- 熊本:濃醇辛口
- 長崎、佐賀:濃醇甘口
各県が綺麗に分かれるところが面白いですね。
福岡は全国的に見ても酒蔵が多く、焼酎よりも日本酒が強い県です。
九州エリアの酒米
九州エリアで代表的な酒米は、こちらになります。
- 福岡:夢一献(飯米)、吟のさと、壽限無(飯米)
- 佐賀:西海134号、佐賀の華
- 長崎:オリジナル無し、山田錦
- 熊本:華錦
- 大分:大分三井
- 宮崎:はなかぐら
- 鹿児島:無し
- 沖縄:無し
山田錦が作られている最南端の県は鹿児島です。
沖縄ではお米が育たないので、精米したお米を買い取って造っている蔵があります。
福岡では糸島が山田錦の名産地として知られます。
九州エリアの代表的な銘柄
九州エリアで代表的な日本酒の銘柄は、こちらになります。
- 福岡:若波、田中六五、庭のうぐいす、山の壽、三井の寿、繁桝、喜多屋、杜の蔵、池亀、独楽蔵、蜻蛉
- 佐賀:鍋島、七田、光栄菊、天吹、東一、東鶴、基峰鶴 、万齢、日下無双、古伊万里、東長
- 長崎:よこやま、飛鸞 、福田、六十餘洲、梅ヶ枝、杵の川 、長崎美人、確蔵、萬勝 、白嶽
- 熊本:花の香、瑞鷹、香露、亀萬、産山村、れいざん、泰斗、美少年、千代の園、花雪、蝉、通潤、七歩蛇
- 大分:ちえびじん、鷹来屋、西の関、豊潤、角の井 、和香牡丹、八鹿、薫長、丹誠、一の井手 、倉光
- 宮崎:千徳酒造、雲海酒造
- 鹿児島:天賦(西酒造)、薩州正宗(濵田酒造)
- 沖縄:黎明・美ら酒(泰石酒造)
まとめ
本記事が日本酒選びの参考になれば幸いです!
今後は、各県の情報をまとめていきます。
末永くご活用ください。
旅と酒は切っても切り離せない、すしログ(@sushilog01)でした。
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