こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
今回は小布施ワイナリー【リア サケ ナチュレル 生酛 2022】をテイスティングします。
美味しいだけでなく、独自の生酛の表現が面白い!
入手難易度さえ低ければなあ…と心から思います。
★全国6,000軒以上を食べ歩く食好き
☆食べログTOPレビュアー、TVに8回出演
★「すしログ」のTwitterにて幅広い情報を発信中
☆インスタ「酒ログ」でテイスティング情報を発信
★すしログnoteで鮨・グルメに関する記事を執筆
タップできる目次
「小布施ワイナリー」さんは、名前の通り本業はワイナリーです。
「日本ワイナリーアワード」で5ツ星を獲得しているワイナリーで、誰もが知る実力派。
ボトルに記載されている「Sogga pere et fils」はフランス語で「曽我家の父と息子」を意味しています。
ワイナリーが造るサケは冬の一部の期間のみで造られるため、「幻の酒」などと言われて入手困難です。
裏ラベルにはアツい文字がびっちり書かれているのが小布施ワイナリー流。
かなりのパワーワードが並びます。
- ブルゴーニュワイン的「単一品種」思想により長野県産美山錦のみ使用
- 70年ぶりに復活させた旧協会1~5号酵母、培養酵母を入れぬ古典生酛、戦前発見の6号酵母のみで発酵
- 生酛のみ
- 活性炭、アルコール、酵素、培養乳酸菌、培養硝酸還元菌、無機塩類無添加
- 衛生管理徹底の上、ワイン設備を共用
- 本業の名を貶めぬ「SAKE」を醸す
- ⑦香味はワインに迎合せず
ちなみに、さらに過去のバージョンでは6番の「SAKE」が「思想を持ち合わすSAKE」でした。
それでは、小布施ワイナリー【リア サケ ナチュレル 生酛 2022】のレビューに入ります。
外観については、透明感があり、クリスタルがかった淡いシルバーグリーンの色調です。
香りについては、爽やかで、上品に華やかさを感じさせる第一印象です。
強い青メロンの香りが広がり、洋梨、ライチ、ミネラル香が軽やかに調和しています。
セルフィーユを思わせる青い香りと軽いヨーグルトの香りが加わり、お米由来の香りは極めて弱いです。
穏やかなラムネ香や梅ジュースの香りも感じられます。
味わいについては、第一印象はやや強く、ふくよかな甘味に滑らかな酸味があり、旨味を伴った力強い苦味が包み込みます。
バランスは豊潤で、余韻はやや長いです。
梅酒を思わせる味わい深さが印象的で、生酛造りとしては酸味やコク、(生酛特有の)香りが穏やかです。
味わいの方向性的に冷酒一択で頂きました。
鮭の幽庵焼きと相性が良好でした。
柑橘の酸味や香り、鮭のコクにお酒が合います。
長野のテロワールを表現すべく鱒を使用しても良いと思います。
小布施ワイナリー【リア サケ ナチュレル 生酛 2022】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者):小布施ワイナリー(長野県上高井郡小布施町)
- ブランド名:Sogga Père et Fils(ソガペールエフィス) リア サケ ナチュレル 生酛 2022
- 特定名称:非公開
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原料米:美山錦(農薬不使用、収量制限米)
- 精米歩合:70%
- 酵母:酵母無添加
- アルコール度:16%
- 日本酒度:非公開
- 酸度:非公開
- 参考価格(720ml):円
小布施ワイナリー【リア サケ ナチュレル 生酛 2022】については、極めて入手難易度が高く、特約店を見つけて入荷時期に毎日確認する必要があります。
テイスティングの技量を上げて行きたい、すしログ(@sushilog01)でした。
本記事のリンクには広告がふくまれています。