こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
今回は米鶴酒造【スパークリング ロゼ 3.5年熟成】をテイスティングします。
山形・赤湯温泉の酒屋「ゆうき」さんで偶然出会ったお酒ですが、超美味しい。
あたかも「コクが強いシードル」のようです。
スパークリング日本酒を熟成させるのもアリだ!と力強く感じました。
酒屋さんがイベントで使おうとしていたところコロナでイベントができなくなり、寝かせていたそうです。
たまたま放出されたタイミングで伺ったのですが、いやあ、勉強になりました!
☆全国6,000軒以上を食べ歩く食好き
★「J.S.A. SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)」
☆食べログTOPレビュアー
★「すしログ」のTwitterにて幅広い情報を発信中
☆インスタ「酒ログ」でテイスティング情報を発信
★すしログnoteで鮨・グルメに関する記事を執筆
タップできる目次
「米鶴酒造」さんは山形県高畠町で元禄時代に創業をさかのぼる酒蔵で、だいたい1700年頃から続くそうです。
骨太な純米酒だけでなく、今回のような新しい試みをされているところが頼もしい!
しかも熟成に耐える(経年でプラスの変化を及ぼす)お酒なので、他の銘柄も飲んでみたいと実感しました。
今回頂いた【スパークリング ロゼ】は酒屋さんで3年寝かせられていた状態で購入し、自宅でさらに半年熟成させて頂きました。
なのでタイトルには「3.5年熟成」と書いています(笑)
ちなみに、キャップは王冠ですが、劣化していない点に酒屋さんの管理の良さを感じました。
それでは、米鶴酒造【スパークリング ロゼ 3.5年熟成】のレビューに入ります。
外観については、透明感があり、濃いトパーズの色調です!
ゴールドに近い赤金色。
熟成を掛けていても、中心に泡が立ちます。
香りの第一印象については、芳醇な第一印象で、熟した黄色リンゴに白桃と洋ナシのみならず和梨も加わります。
プルーンのような熟した甘い果実の香りに、ミネラル香、ヨーグルトの香り、そして蜂蜜が上品に香ります。
お米由来の香りは、ほぼありません。
味わいについては、やや強い第一印象で、ふくよかな甘味にきめ細かく爽やかな酸味とコクを与える苦味がキリッと調和します。
熟して甘やかながら、酸味とリンゴの皮を思わせる香ばしい苦味がピッタリと合わさります。
そして。泡がしゅわっと爽やかに引き締めます。
バランスは豊潤で、余韻はやや長め。
あたかも「コクが強いシードル」のようです。
旨味と心地良い甘味が日本酒らしく、それでいて酸味と苦味がシードルのように爽やかです。
スパークリングなので冷酒で頂きました。
ただ、温度が上がると日本酒の熟成酒感が高まり、梅酒的な印象を覚えます。
白カビチーズとの相性が良さそうだなと感じたので、【サントモールヴューポーシェ】と合わせました。
ヤギのチーズになりますが、相性はバッチリ。
リンゴのジャムやドライフルーツと合わせられそうなチーズとの相性が良いと思います。
米鶴酒造【スパークリング ロゼ】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者):米鶴酒造(山形県高畠町)
- ブランド名:米鶴 スパークリング・ロゼ
- 特定名称:スパークリング日本酒
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原料米:出羽きらり
- 精米歩合:65%
- 酵母:赤色清酒酵母
- アルコール度:9%
- 日本酒度:-36
- 酸度:3.0
- 価格:750ml・2,970円 ※ブログで紹介したものは375ml瓶です
米鶴酒造【スパークリング ロゼ 】については、意外にも楽天に出店しているショップで入手が可能です!
テイスティングの技量を上げて行きたい、すしログ(@sushilog01)でした。
本記事のリンクには広告がふくまれています。