こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
今回は久保本家酒造【生酛のどぶ 無濾過生原酒】をテイスティングします。
万能タイプの日本酒【生酛のどぶ】の生酒バージョン!
炭酸で割ると抜群に美味しいです!
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久保本家酒造さんは創業を1703年(元禄15年)まで遡る、奈良県宇陀市の老舗酒蔵です。
「酒は純米、燗ならなお良し」で知られる上原浩氏が提唱した「完全発酵」を行う蔵です。
明確な方向性を貫いているため、純米酒マニアから絶大な信頼を寄せられています。
現当主の久保順平さんが上梓された書籍『世界の富裕層を魅了する「日本酒」の常識』は非常に面白い本なので、詳しく知りたい方にオススメです。
それでは、【生酛のどぶ 無濾過生原酒】のレビューに入ります。
外観については、濁ったホワイトの色調です。
なお、「どぶ」と付きますが、どぶろくではありません(濁り酒です)。
香りの第一印象については、上品な華やかと爽やかさを感じさせます。
軽いマスカットにヨーグルトが調和、洋なしとメロンもふんわりと漂います。
濁り酒ゆえにお米由来の香りがあり、炊いた米を彷彿させます。
味わいについては、やや軽い第一印象で、甘味は弱く、爽やかな酸味とコクをあたえる苦味がキリリと調和します。
スッキリしつつ、お米の旨味を感じます。
バランスは溌剌としつつドライで、余韻はやや長め。
キレがあり、苦味が余韻として端正に残ります。
ドライでありながら味わい深いので、炭酸で割ると抜群に美味しい日本酒サワーになります。
燗酒も付けてみましたが、ドライさの個性が弱まるので、個人的には冷酒がオススメです。
甘味、酸味、苦味が主張しすぎず、香りも同様なので、万能タイプです。
が、特にオススメは発酵料理や中華料理、肉料理。
強い味の料理を邪魔せずに調和するので、これらに合わせやすいです。
久保本家酒造【生酛のどぶ 無濾過生原酒】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者):久保本家酒造(奈良県宇陀市)
- ブランド名:生酛のどぶ 無濾過生原酒
- 特定名称:純米酒
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原料米:阿波山田錦/日本晴
- 精米歩合:65%/60%
- 酵母:きょうかい7号
- アルコール度:15%
- 日本酒度:+11
- 酸度:
- 価格:720ml・1,760円
久保本家酒造【生酛のどぶ 無濾過生原酒】については季節限定の生酒なので、タイミングによっては入手できません。
その際には火入れバージョンがオススメです(こちらも同様の楽しみ方ができます)。
テイスティングの技量を上げて行きたい、すしログ(@sushilog01)でした。
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