こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
今回は「WAKAZE(ワカゼ)」の【ORBIA GAIA(オルビア ガイア)】をテイスティングします。
今や拠点を日本からフランスに移し、「クラフトサケ」を牽引するWAKAZEさん。
【ORBIA GAIA】は生酛造りの日本酒を赤ワイン樽で寝かせた、個性派の日本酒です。
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WAKAZE(ワカゼ)【ORBIA GAIA(オルビア ガイア)】のテイスティングノート(レビュー)
醸造元の「WAKAZE(ワカゼ)」さんについては、三軒茶屋醸造所を訪問した際に詳しい記事を書きました。
詳細はこちらをご参照ください。
今回の【ORBIA GAIA(オルビア ガイア)】は「洋食とペアリングするために」生み出されたそうです。
伝統的な生酛造りで仕込み、赤ワイン樽で熟成をかけた手法が斬新です。
それでは、【ORBIA GAIA(オルビア ガイア)】のレビューに入ります。
【ORBIA GAIA(オルビア ガイア)】の色合い
外観は透明感があり、やや淡いゴールドの色調です。
赤ワイン樽で寝かせているお酒ですが、色調についてはシャルドネ(白ワイン)のようです。
【ORBIA GAIA(オルビア ガイア)】の香り
爽やかな第一印象です。
生酛造りらしい、ふくよかで芳醇なヨーグルト感を漂わせ、生クリームの甘やかな香りにミネラル香を含みます。
そして、グレープフルーツの酸味を漂わせつつ、甘いバナナが調和。
月桂樹を思わせるこなれた香りも漂わせ、炊いた米のような強いお米の香りが印象的です。
軽いカラメル感もあり、熟成が活きています。
「洋食とペアリングするために」醸されたお酒であっても、お米の香りがある点でワインとは一線を画し、良い意味で日本酒らしさを保持しています。
【ORBIA GAIA(オルビア ガイア)】の味わい
アタックは強く、ふくよかな甘味がありつつ、なめらかでしっかりした酸味が引き締めます。
そして、コクのある苦味がふわっと漂いながら、味を切ります。
まろやかで豊潤なバランスで、余韻はやや長めです。
コクがしっかりあり、味わい深いお酒です。
酒蔵は、仕込み水を通常よりも少なくする代わりに、米麹の割合を増やすして仕込む手法を採っているそうです。
自ら「濃醇生もと仕込」と呼ぶ手法の効果は、味わいに確かに表れています。
飲用温度帯による味わいの変化
常温よりも冷酒の方が明らかに美味しいお酒でした。
2日目以降の味わいの変化
熟成を掛けているため変化はほとんどありませんが、やや濃醇になるイメージです。
WAKAZE(ワカゼ)【ORBIA GAIA(オルビア ガイア)】と合う料理・食べ物は?
生ハムを始めとした脂が強くないシャルキュトリーとの相性が良いです。
また、カマンベールのような穏やかな熟成香の白カビチーズとも相性が良いです。
魚介料理ならばバターを使った濃い味のソースと相性が良く、肉については鶏肉との相性が良いと思います。
WAKAZE(ワカゼ)【ORBIA GAIA(オルビア ガイア)】のスペック・蔵元データ
WAKAZE(ワカゼ)【ORBIA GAIA(オルビア ガイア)】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者):WAKAZE(ワカゼ)(山形県鶴岡市)
- ブランド名:ORBIA GAIA(オルビア ガイア)
- 特定名称:純米吟醸
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原料米:出羽の里、酒の華
- 精米歩合:麹米50%、掛米55%
- 酵母:きょうかい7号
- アルコール度:15%
- 日本酒度:-23
- 酸度:3.1
- 価格:500ml・3,146円(4合瓶換算で4,530円)
WAKAZE(ワカゼ)【ORBIA GAIA(オルビア ガイア)】の入手方法
WAKAZE(ワカゼ)【ORBIA GAIA(オルビア ガイア)】については、ネットでの入手が可能です。
…と言うか、取り扱い酒店が少ないので、ネット通販で入手する方が多いと思います。
日本酒の広がりから目が離せない、すしログ(@sushilog01)でした。
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