こんにちは、鮨と和食の専門ブログを運営している食の旅人、すしログ(@sushilog01)です。
「鮨と和食の専門ブログを運営」と言っているそばから恐縮ですが、イタリア料理も大好物です。都内に点在するイタリア郷土料理のお店を食べ歩く傍ら、パスタとピザは手作りするほど大好きです。
すしログ
そんな僕が、今回は自宅で美味しいピザを作る&食べるためのオススメのアイテムをご紹介します!
ピザって「作るのが大変そう」だと思ってませんか?
しかし、作ってみると「思ったよりも簡単!」と思うはず。
そして、「めちゃ美味しい!」と感動するはず。
幸福感が凄いので、是非とも試してみてください!
【この記事が特にオススメな方】
- おうちで美味しいピザを作りたい方
- ピザ作りは難しいんじゃないの?と思っている方
- ピザ用の道具を検討している方
- イタリア好き
おうちで美味しいピザを食べるための調理器具3選
大前提となりますが、美味しいピザを作るために重要なのは、調理温度と密閉性です。
なにせ、本場のピザ用の石窯(薪窯)は中の温度が400〜450℃にもなります。ドーム状で熱の密閉性が高い窯だからこそ、ピッツァの余計な水分が飛び、カリカリ、もちもちな食感に仕上がるのです。
しかし、家庭で石窯(薪窯)を作るのはハードルが高いので、他に何を使ったら美味しく作れるのか、調べ抜きました。そこで出会ったのが、今回の3つのアイテムです。
それぞれコストと使い勝手が異なりますので、ご自身に最適なものを選択してください!
ピザ専用のピザマシーン2台と、ピザ焼きにピッタリなオーブンレンジ1台をご紹介します。
【コスパ最高!】フカイ工業 回転石窯ピザ&ロースター FPM-220
最もコストパフォーマンスが高いものが、コチラ。
定価は20,000円ですが、市販価格は9,000円前後とお買い得です。
【フカイ工業FPM-220が優れている点】
- 上下両面からの近火強力加熱で焼き上げる
- 必要十分なパワー
- 瞬時に開け締めできる
- 付属のセラミックプレートが秀逸
- 最高のコストパフォーマンス
一言で言うと、このモデルは扱いが非常に簡単です。
どれほど簡単かと言うと、機器を友人宅に持ち込みホームパーティをした時、初めて使う友人も説明ナシで使えたほどです。
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そして、一度加熱してしまえば、延々と焼き続けられます。マシン自体のパワーは他モデルに負けますが、セラミックプレートの効果が絶大なので、失速すること無く連続で焼けます。生地の余計な水分が飛び、コルニチョーネ(ピザの耳)がサクッと仕上がります。今まで、最高6枚くらい連続で焼いていますが、問題ありませんでした。
このタイプのピザマシーンはアナログな作りだからこその強みで、ヘタなオーブンを超える美味しいピザを作れます。最高温度は230℃ですが、250℃のオーブンで作るよりも明らかに美味しいです(過去に使用していたオーブンと実際に比較して)。スーパーで売っている市販品のピザでも異様に美味しく仕上がるほどです。
当モデルのみ回転機能が付いているので、初めての方でも安定的に焼くことが可能な点も特徴です。
ピザの仕上がり的に、これが10,000円弱で入手できるのは、コストパフォーマンスが非常に高いと言えます。
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なお、同メーカーからFPM-160も出ていますが、こちらは後ほど解説します。
【オーブン超えのハイパワー!】ビタントニオ グルメオーブン VGO-55
ピザマシーンに最高の調理温度を求める方には、コチラ。
なんと最高温度400℃まで上がるため、本物の石窯(薪窯)に近い温度で調理が可能です。
【ビタントニオ VGO-55が優れている点】
- 最高温度は400℃と非常にハイパワー
- 温度は4段階の調整が可能
- 難なく連続で焼くことが可能
- 付属のディッシュプレートを使用してパエリアなども調理可能
400℃まで出る調理器具は稀有です。よって、短時間で生地の水分を飛ばし、すぐに焼き上げる事が可能なモデルです。フカイ工業FPM-220の倍以上のお値段ですが、高温・短時間焼きを求める方ならばこちらがベター。
一度予熱で加熱を終えてしまえば、わずか3〜5分程度で焼き上げられるので、1〜2分で焼き上げるプロに肉薄します!コルニチョーネ(耳)の仕上がりは秀逸で、カリッ!もちっ!とした食感に仕上げることが可能です。もちろん連続で焼いても問題ないスペックです。
他モデルを使っていて、こちらに移行するとパワーの違いに圧倒されます。他モデルのみならずリーズナブルなオーブンレンジと比較しても、焼成温度の高さは大きなアドバンテージです。
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Amazonのレビューにも散見されますが、高温すぎるので、テクニックと慣れが無いと生地の底が焦げ付いてしまうのです。なので、400℃だと人によっては難しいと感じて、350℃ほどで調理することも多いようです。ピザ作りに慣れている人の方が、当モデルはフィットするかもしれません。
また、当モデルはハイスペックな割に脚がチープで壊れやすい点がネックだと感じました。2万円以上の機器なので、性能以外の部分にも力を入れて欲しいですが、デザインが格好良ければ問題ナシ!と言う点にイタリア気質を感じなくもないです(笑)
すしログ
汎用性を取るかスペックを取るかは、他の家電・ガジェットとも共通する検討ポイントですね。自分にとって何が重要か?を決めてから比較すると家電選びは楽ですよね。全てを取ることは出来ないので。
後ほど、全てのモデルの比較リストを掲載します。
【安心安全、安定性能!】東芝製オーブン 石窯ドーム ER-VD3000
ピザ以外にパンやクッキーも焼きたい!
専門性が高い調理器具ばかり増やせられない!
…と言ったピザ焼き以外の多機能性を重視する方は、オーブンレンジ一択かと思います。
中でも東芝の「石窯ドーム」はピザを焼きやすいのでオススメです。
【東芝 石窯ドーム ER-VD3000が優れている点】
- 温度が高温(300℃)で安定する
- オーブンレンジなので、連続で焼いてもブレはゼロ
- 開閉が最も簡単
- 精密な温度センサーや放熱機能があるため、安全性が高い
家電なので温度制御がバッチリである点はオーブンレンジのアドバンテージです。予熱で設定温度(300℃)まで到達してしまえば、あとは全くブレることなく1時間ほど連続で焼き続けられます。ピザを焼く上での安定性は間違いなくオーブンレンジがベストです。
すしログ
20代の頃に持っていたオーブンレンジはスペックが低かったのですが、最近の「石窯ドーム」を購入して、否定的なイメージが払拭(ふっしょく)されました。大変美味しく焼けるんですね。
直近で4枚連続で焼きましたが、最初から最後まで誤差がありませんでした。また、卵を使うピザである【ビスマルク】もバッチリ焼き上げる事が出来ました。
温度が安定しないと生卵乗せピザになり味が当然イマイチなので、機器のスペックを判断する上で有効なメニューだと思います。
設計の面でピザマシーンと比較すると、開閉が楽で、開閉時に温度が逃げにくい点もピザを焼く上でメリットになります。同時に、ハイテクオーブンの温度センサーはピザマシーンよりも精密ですし、放熱機能もバッチリなので、安全性が高い点も魅力になります。
ネックとしては、多機能でピザ焼きがメインの機能ではないので、お値段が張る点ですね。ただ、本記事で強調したいのは、最近の「石窯ドーム」ならば美味しいピザを焼けることと、ある裏技を使えばピザマシーン並みの焼き上げを発揮できることです。
その裏技とは、オーブンレンジにデロンギの「ピザストーン」を敷くことです。
すしログ
しかし、これで神がかり的なピザを焼く事が出来ます。使い方は、余熱段階から石を庫内に放置して熱するだけです。非常に簡単なので、オーブンレンジで焼く人は必携です。
最後に、他社の売れ筋の高温オーブンレンジとの比較で言うと…
「300℃以上の高温」に加えて「コンパクトさ」を求めるならば、パナソニックの3つ星ビストロとパナソニックのヘルシーシェフよりも上かと思います。各々、最高温度は300℃ですが、寸法は下記の通りです。
- 石窯ドーム:幅498x高さ396x奥行399mm
- ヘルシーシェフ:幅487x高さ365x奥行430mm
- 3つ星ビストロ:幅494x高さ370x奥行445mm
奥行きがコンパクトなので、設置しやすい高温オーブンレンジです。最高温度が350℃の上位モデル(ER-VD7000)もありますが、価格が倍近く違うので、予算に余裕のある方は上位モデルを是非。
【一目瞭然】各モデル・製品の比較リスト
比較を瞬時に行って頂けるよう、下記のリストを作成しました。
製品名 | 市販価格の目安 | 最高温度 | 消費電力 | 機器の重量 | 焼きの安定性 | 開閉のしやすさ | 機能の豊富さ | |
1 | フカイ工業 FPM-220 |
¥9,000 | 230℃ | 1,000W | 3.7kg | 〇 | 〇 | × |
2 | フカイ工業 FPM-160 |
¥10,500 | 410℃ | 1,200W | 3.4kg | △ | 〇 | △ |
3 | ビタントニオ VGO-55 | ¥23,000 | 400℃ | 1,200W | 4.8kg | △ | △ | 〇 |
4 | 東芝 ER-VD3000 |
¥55,000 | 300℃ | 1,000W | 20kg | ◎ | 〇 | ◎ |
5 | 東芝 ER-VD7000 |
¥99,000 | 350℃ | 1,000W | 21kg | ◎ | 〇 | ◎ |
右の3つの項目(焼きの安定性、開閉のしやすさ、機能の豊富さ)は自身の体験に加えてAmazonなどのレビューを確認の上、記載しています。
おうちで美味しいピザを食べるためのオススメ本3選
ピザマシーンを購入して、必要なのは情報です!
情報はネットにもありますが、書籍の網羅性はネットを超えます。
柴田書店:ピッツァ
刊行から10年以上経っていますが、名だたる名店がレシピを紹介されているので、永久保存版と言える一冊です。レシピ作りの参考にもなるので、これを1冊持っておけば問題ないと断言します。
しかも、安い!
パンツェッタ貴久子:イタリアマンマの粉ものレシピ
「イタリアの粉もの」レシピなのでピザのレシピは5つで、内容も正に「マンマの味」と言える家庭的なレシピですが、ビールを用いた生地作りのレシピは他にないので参考になります。
パンツェッタ貴久子さんのマンマのレシピは『ちょっとオタクなイタリア料理 全20州』と合わせて、イタリアの家庭の味を伝えてくれるので、イタリア料理好きならば持っていて損はないと思います。
牧島昭成:ピッツァナポレターナS.T.G.
上記の『ピッツァ』と同じく柴田書店さんの本ですが、こちらは更にプロ志向の一冊。ピザ作りを極めたい!と思う方は必携の一冊です。
著者の「パシュクアーレ牧島」こと牧島昭成さんは早い段階でWEBの情報発信もされてきました。下記は有用性が高いので、合わせてご参照ください。
おうちで美味しいピザを食べるための調理道具6選
ピザ作りをする上で持っていると便利な道具を厳選してご紹介します。
自身が便利だと思うものを挙げていますが、とりあえず「ピザカッター」と「ピザボード」は誰しも必携かと思います。
ピザカッター
ピザカッターが無いと始まりません。
包丁では焼いたピザを綺麗に切れないので…
和平フレイズのものはリーズナブルなのにデザイン性も切れ味も良いです。
ピザボード
大きく”PIZZA”と書いてあるのが気になりますが(笑)、あると非常に便利です。
まな板だとキズが付いてしまいますし、サイズが合わない事もしばしば。
そして、お皿代わりになるので、切ってすぐに食べられるのでピザカッターとともに必携かと思います。
ピザストーン
文中で言及したオーブンに使用するピザストーンです。
出来上がりの美味しさが圧倒的に異なります。
「こねる」機能のあるハンドミキサー
生地をこねるのは手でも出来ますが、「こねる」ニーダーが付いているハンドミキサーを使うと恐ろしく楽です。
短時間に上質な生地を疲れること無く作ることを可能にします。
このクイジナートのモデルは買って本当に良かったモデル。
追って単独の記事を書く予定です。
スケッパー
生地を切る時、あると便利です。
ピザ作りでは、発酵して柔らかくなった生地を等分してから作る事が一般的なので。
イタリア産大理石製のし台(こね台)
もちろん必携ではありませんが、あると便利です。
重いので、力を入れてもズレません。
そして、イタリア製ということもあり、テンションが上ります(笑)
「調理道具」は以上の6点となりますが、最後に非常に重要なアイテムを。
それは…イタリア・カプート社のピザ用小麦粉です!
有名ピッツェリアの多くが使用している粉なので、美味しい生地を作れます。
まとめ
皆さん、最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございます。
長年焼いてきた経験から、オススメのアイテムを厳選してご紹介しました。
冒頭で記載した通り、ピザ作りは思うほどに難しくありません。
最初の一回は戸惑うこともあるかもしれませんが、焼き上がったピザを食べると、確実に笑顔になります。
すしログ
ご家族はもちろん、友達にホームパーティで出すと、絶対に喜ばれます。
当サイトの情報が、幸せなおうちごはんのご参考になりましたら大変嬉しいです。
コロナにイタリア旅行を潰されてしまったすしログ(@sushilog01)でした。
【今回ご紹介したピザ焼き器】
フカイ工業 回転石窯ピザ&ロースター FPM-220
ビタントニオ グルメオーブン VGO-55
東芝製オーブン 石窯ドーム ER-VD3000
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