こんにちは、学生時代から胡麻油を切らしたことがない、すしログ(@sushilog01)です。
羽柴秀吉が統治した歴史ある街、滋賀県、長浜。
観光地としての知名度は全国区ではないかもしれませんが、大変魅力的な街です。
今回ご紹介するアイテムは、その長浜でひっそりと作り続けられる上質な胡麻油です。
長浜の絶品胡麻油屋さん、油甚本店さんとは?
今回ご紹介する胡麻油は、長浜で明治36年(1903年)から続く油専門店のものです。
創業より油問屋として営んでいるそうで、自社では3種類の胡麻油を製造しつつ、椿油や、菜種油、えごま油など様々な油を仕入れています。
そして、胡麻油は今の時代には珍しい手作りで、更に珍しい「地中油壺」からの量り売りも行っておられます。
長浜以外ではあまり知られていないお店で、僕も散歩の過程で偶然知りました。
屋号の由来については、初代の名前が「甚助(じんすけ)」だったためで、「油屋甚助」を略して油甚と名乗ったそうです。
油甚本店さんのある滋賀県長浜とは?
冒頭の通り、長浜は趣深い街並みです。
北国街道の旧市街の雰囲気が残っていて、大通寺には立派な山門と伏見桃山城の遺構と伝わる本堂や大広間、長浜城の追手門を移築した脇門など見どころが多数。
僕は特に夕方の時間に散歩するのが好きです。
黄昏時の街道や大通寺山門はノスタルジックな気持ちにしてくれるので。
長浜が素敵なところは、観光地として整備され過ぎていないので、夕方になると生活の息遣いを感じられるところです。
気持ち良く散歩していたところ、目に入ってきたのが油甚本店さんです。
外観はリフォームされていますが、店内の床には油壺があり、風情があります。
油甚本店さんの胡麻油の美味しさ
【純正胡麻油】と【太白胡麻油】の両方を試した事がありますが、共に満足度が高いです。
【純正胡麻油】は胡麻の香りと焙煎の香りが強く、素っ気ない料理でも一気に精彩を帯びます。
良い胡麻油の香りは食欲をググッと喚起し、素材の輪郭を引き立ててくれますよね。
例えば木綿豆腐を手でほぐし、微塵切りにした青葱をまぶし、塩で軽く和えた後、皿に盛りつけて胡麻油を振る。
それだけで、豆腐の大豆の甘みが引き立ちます!
ポイントは、お塩もミネラル分が豊富な良いものを使用する事だけ。
油甚本店さんの胡麻油は、最早「ソース」と言っても過言ではない風味の胡麻油だと思います。
勿論、炒め油に使用しても申し分なく、玉子焼きも風味豊かに仕上がります。
ちょっと勿体ない気になり使うのに勇気が要りますけどね(笑)
ただ、こちらの胡麻油は、ネット通販を行っていないレアアイテムとなります。
長浜に行かれる際は、是非とも購入してみてください。
長浜自体本当に素敵な町並みで、近くの木ノ本と合わせて訪問すると湖北の魅力を感じられると思います。
【2022年9月追記】
なんとWEBショップを始められたので、通販可能です!
【お店の情報】
店名:油甚本店
住所:滋賀県長浜市元浜町14-14
電話:0749-62-0435
営業期間:9:00~17:30
休業日:不定休
価格:純正胡麻油=550円(300ml)、太白胡麻油=550円(300ml)、ごま油量り売り=270円(1合、180cc)、瓶詰め=550円(300ml)
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