こんにちは、鮨に次いで中華が好きな、すしログ(@sushilog01)です。
さて、この度ご紹介するのは日本橋古樹軒の【中華のたれ】です。
ほぼ材料に掛けるだけで本格的な味わいになる、魔法のようなタレです。
僕は各種調味料を調合して合わせ調味料を作ることもありますが、今回のタレはよくある「ドレッシング的な市販品」とは異なり、ガチの味わいだと感じました。
家で本格的な中華味を楽しみたい方に、オススメです!
タップできる目次
【古樹軒・中華のたれ】とは?
【古樹軒・中華のたれ】は、このようなパウチに入っているお手軽調味料です。
タレは3種類あります。
- よだれ鶏
- 雲白肉(うんぱいろう)
- 香港式海鮮(蒸し魚)
タレを用いるだけで、下記のような料理を簡単に楽しめます。
【よだれ鶏】は中国語で言うと「口水鶏」となり、近年、四川料理店で人気を集めるメニューです。
ネットで検索すると、【よだれ鶏】のまとめ記事が多数ヒットし、すっかり市民権を得ている四川料理だと実感します。
そして、【雲白肉】も同じく四川料理となり、薄切りの豚肉を冷やした「中国式の冷しゃぶ」のような料理です。
本式では豚の塊肉を薄切りにして作りますが、家庭であればしゃぶしゃぶ用の肉で問題ありません。
【よだれ鶏】と【雲白肉】は冷菜なので、夏にピッタリですし、冬でもメイン料理に対してサッパリなので使い勝手が良好です。
最後に、【香港式海鮮】は中国語で言うと「清蒸(チンジョン)」となり、香港を代表する魚料理です。
魚を蒸すだけのお手軽料理ですが、料理の味はソースで決まるので、正に【中華のたれ】が威力を発揮します。
【古樹軒・中華のたれ】の使い方と味わい
各【中華のたれ】の使い方は、下記の調理を行い、かけるだけです。
- よだれ鶏 →鶏むね肉を茹でて切る
- 雲白肉(うんぱいろう) →しゃぶしゃぶ用豚肉を茹でて冷やしておく
- 香港式海鮮(蒸し魚) →魚の切り身をチンする
この程度の調理で本格的な味を楽しめます。
実に使い勝手の良い調味料です。
ちなみに、メーカー側ではたれが乳化しないよう注意を払って作っているそうです。
この試みによって香りや油のフレッシュ感を実現しています。
逆に言うと、油と調味料が分離しているので、使用する前に袋をシェイクすることは必須です。
でないと、使うたびに味が不均一になってしまうので。
次項では、各たれを使って実際に作った料理をご紹介したいと思います。
【古樹軒・中華のたれ】の魅力と美味しさ
それでは、【よだれ鶏】からご紹介します。
よだれ鶏のたれ
どのタレも香りが本格的なのですが、こちらは花椒(ホァジャオ)=中国山椒の香りが良いです。
普段から四川料理を作らない方だと【よだれ鶏】目的で花椒を買うのは中々ハードでしょう。
美味しい【よだれ鶏】のポイントは香りと辣油です。
なので、タレで香りをカバーできるのは大変便利です。
もちろん辣油の方も抜かり無く、辛味と香りがあって市販の辣油よりもバシッと利きます。
お好みで黒酢を追加するのもアリです。
メーカー推奨のアレンジメニューは【汁なし担々麺】とのことですが、確かに麺との相性も良いだろうなと感じました。
スーパーで100円くらいの中華麺を買ってきて、茹でて掛けて混ぜるだけで、手っ取り早く【汁なし担々麺】を楽しめそうです。
雲白肉(うんぱいろう)のたれ
次に、雲白肉(うんぱいろう)をご紹介します。
これも茹でた豚とピーラーで薄切りにしたキュウリに掛けただけです。
これまた香りが良く、ニンニクやスパイスの香りが食欲を刺激します。
濃厚でありながら冷しゃぶなのでサッパリと頂けて嬉しい。
何気に辣油の辛味が強めで、刺激的なたれです。
特に夏場には食欲を刺激され、パクパク食べてしまうこと請け合いです。
ちなみに、豚肉は茹でるとねじれてしまうので、撮影を考慮してセイロで蒸して冷やしました。
セイロをお持ちの方にはオススメの調理法です!
香港式海鮮(蒸し魚)のたれ
最後に、香港式海鮮(蒸し魚)をご紹介します。
本式の調理法ではセイロで皿ごと蒸して作るのですが、前述の通り、切り身にタレを掛けてレンジでチンするだけで作れるところが凄い。
蒸し魚=大変、難しい、面倒くさいと言うイメージを粉砕します。
とは言え、僕はつい気合を入れて魚(黒ソイ)をまるごと一匹入手して作りました。
余力のある方は、当然のことながら切り身よりも丸魚の方が美味しいです。
ゼラチン質がにじみ出て、これがこの調理法の魅力なので。
肝心のタレの味わいは秀逸です。
香港式蒸し魚のタレはピーナッツオイルと中国醤油の香りと味わいが要ですが、ともにバッチリ使用されています。
白ごはんが何杯でも食べられてしまう危険な香りが立ち上り、安い切り身であっても上質な味わいに変化するのは間違いありません。
残ったタレに春雨やビーフンを絡めると、悶絶するくらい美味しいです。
もちろん、本場流にジャスミンライスに掛けても格別です。
そして、オススメのアレンジ利用方法が、カオマンガイのたれ。
鶏に付けつつ、やっぱりジャスミンライスに掛けながら余すところ無く頂いてしまいました。
日本橋古樹軒(にほんばしこじゅけん)とは?
運営元の株式会社 中華・高橋さんは、中華料理人なら知らない人はいない中国食材の専門商社です。
特に、高級食材であるフカヒレ(翅)の製造業務が有名で、気仙沼に自社工場を持つほど。
さらに、文化的な活動にも力を入れており、中華専門メディアの「80C(ハオチー)」や、中国料理の若手料理人育成プロジェクト「わかば食堂」などを展開されています。
「80C」については国内の中華料理メディアとは思えない程のマニアックさを誇り、「唐辛子のテイスティング」や「腊肉(ラーロウ=中華干し肉)作り」特集などなど大変勉強になります。
そんな中華・高橋さんの小売業態が日本橋・箱崎にある古樹軒です。
古樹軒さんは品揃えがマニアックで、品質は上質なものばかり。
お伺いすると漂う雰囲気すら上質に感じ、流石プロ向けの食材店だと納得します。
そんなプロフェッショナルなお店がプロデュースするタレなので、味わいに妥協はありません。
まとめと【古樹軒・中華のたれ】の入手方法
【古樹軒・中華のたれ】は時短で本格的な中華料理を楽しめる便利な調味料です。
また、料理をガッツリする人でも料理が面倒な時に使って満足できる調味料だと思います。
料理をガッツリする人も、ほどほどな人も、ご関心のある方は試してみてください!
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おもしろ調味料を発掘していきたい、すしログ(@sushilog01)でした。
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