【珍しい上に美味しい!】日本でここだけの国産ふくろ茸!【日本ふくろ茸ファーム】

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こんにちは、毎年秋になると「キノコ旅」をしている、すしログ(f:id:edomae-sushi:20201002142555p:plain@sushilog01)です。
※キノコの産地を巡り、キノコ料理ばかり食べるマニアックな旅ですw

さて、皆さまは「ふくろ茸」と言うキノコをご存知でしょうか?

タイ料理や中華料理がお好きな方はご存知かと思いますが、日本での知名度は決して高くないキノコです。

その理由は明白で、原産地が中国南部〜東南アジアとなり、日本では作られていないキノコだからです。

 

しかし!

なんと日本で生産されている方がいらっしゃると知り、速攻で注文しました。

結果として想像以上に美味しく、一般的なものとは別次元の味わいでした。

 

「日本ふくろ茸ファーム」さんのふくろ茸。

中華料理、タイ料理がお好きな方、キノコ好きな方は試して損はありません!

▶日本ふくろ茸ファームさんのページ

 

ふくろ茸とは?

そもそも、ふくろ茸とはどんなキノコなのでしょうか?

ふくろ茸03

その名の通り、一般的にイメージされる「キノコ」(椎茸のような形)が袋で包まれたようなタマゴ状のキノコです。

僕も今回購入するまで知らなかったのですが、成長すると中のカサが大きくなり、袋が破れて「キノコの形」になるそうです。

 

中華料理では炒めものに良く使われ、タイ料理では【トムヤムクン】で必須とされ、【グリーンカレー(ゲーンキャオワーン)】でも推奨の材料として挙げられます。

 

ただ、日本で食べる場合、ほぼ100%が輸入物の水煮缶詰となります。

加工時に茹で→塩漬け→塩抜きの工程を経るため、もともとの旨味や風味が抜けて、正直なところ食感も弱くなっています。

それでも「ふくろ茸特有の食感」はギリギリ表現できるので、仕方なく使用しているのだと思います。

すしログ

僕自身、水煮のふくろ茸をふくろ茸だと思っていたので、今回の生産者さんのふくろ茸を頂き、本物の美味しさに感動した次第です。

なお、日本では何故缶詰のふくろ茸しか流通していないか?の理由は簡単です。

それは、ふくろ茸は非常に早く劣化してしまうため、です。

 

生産は30℃以上の高温多湿な環境下でしか行えず、しかも成長が早すぎるキノコだそうです。

収穫後も成長を続けるキノコなので、賞味期間はわずか2〜3日。

 

そのため長年、日本では水煮缶しか流通していなかったのですが、「日本ふくろ茸ファーム」の戸田裕司さんは10年以上の歳月を掛けて、国産化に成功されました。

日本で唯一の生産者「日本ふくろ茸ファーム」さん

ふくろ茸01

日本ふくろ茸ファームさんは、群馬県北群馬郡吉岡町にあります。住所では群馬の人以外分かりづらいですが、榛名山の東、伊香保温泉の近くに位置します。

 

商品に同梱されている資料やサイト上の文章を読むと、戸田さんの「ふくろ茸愛」が感じられるとともに、非常にユーモアのある方だとお見受けしました。

なにせ、プロフの文章を引用させて頂くと、以下の通りです。

十数年前、食糧生産業をやりたくなるが農家になるのはあまりにもハードルが高く、誰もやってなくて高く売れるであろうものを探して行き着いたのがふくろ茸。
よせばいいのに誰もやっていないものをズブのど素人が始めたので、まともに採れるまで10年かかり、「これで行ける!」と思ったら販売はもっと難しかった…というオチにもならないオチで自分のバカさ加減にうんざりしながらも生産してます。

10数年の間には当然辛いこともあったはずなのに、笑い飛ばすような語り口調が素敵です。

すしログ

実は、ふくろ茸は世界的に見ると「世界三大栽培キノコ」と言われていて、マッシュルーム、椎茸に次ぐ生産量、消費量を誇るキノコです。

それだけ美味しいキノコなので、日本で生産に成功された「日本ふくろ茸ファーム」戸田裕司さんに感謝!

それでは、ふくろ茸の魅力を、調理例とともにご紹介します。

「日本ふくろ茸ファーム」さんのふくろ茸の調理例

ふくろ茸02

この度頂いた商品は、「丸いもの2と半開きや小さいもの2ミックスセット 1kg」2,500 円です。

非常にリーズナブルな上に、珍しい半開きのものも頂けるのは面白いなと。

初めてなのでミックスセットにしました。

開いていないものと半開きのものは味と食感が異なるので面白いです。

 

収穫後、すぐに真空冷凍されているので鮮度は高レベルで維持。

解凍は水洗い→茹でで可能なので、お肉を解凍するよりも遥かに楽ちんです。

茹でることで特有のアク(苦味)が抜けるので、美味しくなります。

ふくろ茸の中華炒め

中華炒め

まず頂いたのは定番の中華炒めです。

ターサイ(搨菜)と海鮮味覇で炒めたのですが、感動しました。

香り、食感、そして旨味が強い!

これにはふくろ茸のイメージを覆されました。

「こんなに美味しかったの!?」と驚いたものです。

 

海鮮味覇

ふくろ茸のスープ

スープ

次に頂いたのはスープです。

ふくろ茸は調理前に解凍&アク抜きのためにサッと茹でることが推奨されているのですが、アクを取り除いた後の汁に塩と胡椒だけで味付けしたスープ。

これが、旨い!

味付けが最小限なので、出汁の旨さがダイレクトに出ます。

本当に塩と胡椒だけなのに旨味が強く、またしてもふくろ茸の実力に感服しました。

ふくろ茸の蒸しもの

蒸しもの

鶏の胸肉とターサイと蒸したところ、穏やかな味付けでもふくろ茸の旨味と食感で贅沢な味わいになります。

すしログ

とにかく、手軽に美味しい料理になるのが、ふくろ茸だと感じました。

シメジやエノキのような使い勝手で、旨味・香りはそれら以上のキノコです。

日本ふくろ茸ファームさんのふくろ茸を入手する方法

日本ふくろ茸ファームさんのふくろ茸は、食べチョクのショップで購入可能です。

キノコで「1kg」とは中々イメージがつかないと思いますが、かなりボリューミーです(笑)

大変お買い得だと感じました。

 

また、野菜の特性上、冷凍品で保管が楽な点も嬉しいです。

キノコって冷凍すると旨味が強まると言いますしね。

▶日本ふくろ茸ファームさんのショップページ

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キノコは天然ものも栽培ものも大好きな、すしログ(f:id:edomae-sushi:20201002142555p:plain@sushilog01)でした。

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