こんにちは、鮨好きが高じて自宅の海苔も鮨店レベルの、すしログ(@sushilog01)です。
さて、今回ご紹介するのは海苔の名産地である宮城県で作られる焼き海苔です。
海苔は様々な産地で作られていますが、僕は初めて頂いた時、驚きました。
東松島市矢本で作られる【相澤太さんの焼き海苔】は、他の産地のものとは異なる魅力がある海苔です。
「海苔の変態」相澤太さんとは?
宮城県では毎年1月に皇室に献上するための海苔を選ぶ、海苔品評会が鹽竈神社で開催されます(正式名称「奉献乾海苔品評会」)。
2011年の東日本大震災から5年ほど開催されていませんでしたが、2016年に復活しました。
その品評会において2009年に史上最年少(28歳)で優勝して皇室に献上された海苔漁師が、相澤太さんです。
相澤さんの海苔は食感と香りが抜群なので、初めて食べた人は驚きの笑顔になります。
僕は東京の鮨店・心白さんで頂き、他の海苔とは異なる魅力に強く惹かれたものです。
そして、親方の石田さんが「海苔の変態」と紹介されたので、強く記憶に残りました。
相澤さんの海苔を知ったのは2015年2月ですが、それ以来入手して頂いています。
アイザワ水産のwebサイトを開くと、まず目に飛び込んでくるキャッチコピーが凄い。
「特技、海苔だけ」
「食べたら海に連れて行きます」
このストレートなメッセージは、頂いてみると実感できます。
相澤さんのスペシャリテは、【厳選 寒風一番摘み焼きのり】と言う商品。
これは、下記のようなイメージで作られているそうです。
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口に入れた時にさらっとした塩分と磯の風味を感じられて、
そうしているあいだに海苔の旨みが後からドンと押し寄せてくる、
後味までいつまでも余韻を感じていたくなる、
そういう海苔を作りたいと思い描いてできたのが、この厳選です。
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相澤さんの【厳選 寒風一番摘み焼きのり】の凄さ
限られた収穫シーズンの内、限られた量しか獲れない「冷凍網一番摘み」を使用した海苔です。
「冷凍網一番摘み」とは非常に聞きなれない単語ですが、大変ユニークな製法となります。
まず、春に網に海苔の種を付け、秋に芽が育ってきたところで海から取り出し、網ごと冷凍庫に入れて冷凍保存します。
そして、海苔が最も美味しく育つ水温である冬の厳寒期に再び海中に入れて育てると言う製法です。
文字通り「冷凍網」であり、海苔食文化の無い欧米の人からすると驚嘆を覚える製法でしょう。
アイザワ水産さんのWEBサイトによると、味の指標は下記のようです。
- 海っぽさ★★★★★
- 希少性★★★★★
- お米愛★★★★★(手巻き)
- 旨味が出る早さ★★★★
- 追いかけてくる後味★★★★★★★★★★
- 料理応用力★★★★★
…想いが強すぎて良く分かりません(笑)
しかし、美味しそうである事がひしひしと伝わってきます。
そして、いざ頂いてみると、納得です。
かみしめるとバリッと言う爽快な歯ごたえとともに、清々しい磯の香りが広がります。
そしてすぐにほどけて、旨味が力強く高まっていきます。
「これはいい海苔だ」と誰しもがすぐにわかるような海苔、それが相澤さんの海苔となります。
そして、東京・日本橋の老舗である遠忠食品さんとのコラボ製品、【厳選 生海苔佃煮】も美味しいです。
これは乾海苔とは全く異なる魅力がありつつ、しかし、相沢さんの海苔の旨味と香りを活かした濃厚な味わいの海苔の佃煮です。
化学調味料が入っていないので、ストレートに苔の味わいを感じられます。
しかし、甘みなどが的確に付けられているので、きっちり皆がイメージする海苔の佃煮の味も楽しめます。
販売時期、生産時期は限定的ですが、在庫のある時に押さえておきたい逸品です。
海苔は密閉しておけばかなり長持ちしますので、僕はまとめ買いしています。
【寒風一番摘み焼きのり】と【生海苔佃煮】の入手方法
ご購入は直販サイトもしくはYahoo!ショッピング上のショップにて可能です。
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美味しい海苔を探していました。今度は、いつ頃ですか?是非一度食べてみたいです。個人なので、少量でも、大丈夫ですか?
コメントありがとうございます。
ただ、ご用件的に、生産者さんにお問い合わせ頂けますでしょうか?
私は生産者さんではないので、何卒よろしくお願い申し上げます。