こんにちは、18歳の頃からレシピ本に100万円以上使っている、すしログ(@sushilog01)です。
今回ご紹介するのは、中国の小麦粉料理(日本で言う粉もんですね)のみを紹介したレシピ本です。
これは、いわば「地味な印象の小麦粉が大活躍するレシピ集」。
2001年の刊行以来、版を重ねて愛されているロングセラーです。
僕は学生の頃に入手しましたが、これを超える本が無いので、友人たちに紹介し続けています。
麺類や点心などが好きな方ならば必携の一冊です。
『ウー・ウェンの北京小麦粉料理』の魅力ポイント
「魅力ポイント」と「この本がピッタリな方」について、簡単にまとめます。
【魅力ポイント】
- レシピの豊富さ
- 調理の写真が非常に多いので分かりやすい
- 【餃子】や【肉まん】などの定番料理も美味しくなる
- 知らない小麦粉料理を習得できる
- なんと麺も打てる
【この本がピッタリな方】
- 中国料理好き
- 餃子好き、麺好き
- 粉もん好き
- ホームパーティ好き
- パン好きで小麦粉を常備している人
- 餃子、肉まん、麺は自家製出来ないと思っている人
『ウー・ウェンの北京小麦粉料理』のご紹介
1996年に日本に北京の小麦粉料理を紹介して以来、人気を博す料理研究家のウー・ウェンさん。
中国は日本と同じく米食文化だと思われるかも知れませんが、実はお米が主食なのは南の方で、北の方では小麦が主食です。中国語で「南米北麦(ナンミィベイマイ)」と言う言葉があるくらい。
そして、日本人は割と知りませんが、中国では「麺(面)」とは小麦粉料理全般を指し、【餃子】も【肉まん】も「麺類」となります。
北京の朝食で食べる麺(粉もん)の美味しいこと…。外国人向けのホテルの朝食では美味しい麺(粉もん)を頂くことが難しいですが、街頭で食べる麺(粉もん)は素朴なのに記憶に強く残ります。
この本は本場の北京の麺(粉もん)料理を紹介しているので、日本で本格的な味を楽しめる一冊となります。
そして、予想よりも簡単に作れるレシピなのが魅力。日本人にとって、お好み焼きやたこ焼き以外の小麦粉料理はハードルが高く感じるかもしれませんが、この本通りに作ればビックリするほど美味しく作れます。
粉に水が上手く馴染み、生地をこねるコツも満載。形を作ったり切ったりするコツも書かれているので、基本的につまづくことが無い親切なレシピ本です。
パン作りが趣味の人ならば、より簡単に作れると思います。小麦粉の使い道の幅が広がり、さらに楽しくなることは間違い無いでしょう。
次のチャプターでは、実際に作った御料理をご紹介します。
『ウー・ウェンの北京小麦粉料理』から料理をご紹介
肉まん
これは初めて作った肉まんとなります。
自分でも出来栄えにビックリしました(笑)
いや、これは自分の腕ではなく、レシピのお陰です。
しっかり読んで作ってみたら、多くの市販品よりも美味しく出来ました。
好きな具を入れられる点も魅力。
ヘルシーで美味しーです。
同時に、冷蔵庫の残り野菜達が浮かばれました。
担担麵(タンタンメン)
こちらは何回か作ったことがあります。
生地から麺にするのが最も難しいのですが、味わいは苦労した甲斐があるものです。
使用する水が少ないので、作る前は「本当にまとまるの?」と不安になりますが、バッチリまとまります。
低下水の麺は美味しく、もちろん無添加なので安心の味わいです。
今までに何品も作っていますが、全て再現性が高く、下手なお店以上の味に仕上がるのが素晴らしいレシピです。
まとめの一言!
小麦粉の使い勝手の良さを教えてくれる名レシピ本!
ちなみに、より初心者向けの書籍として『どうしてもわからなかった おいしさのひみつ』もあります。
こちらはAmazonのレビューによると副読本的な位置づけのようです。
材料の詳細な分量までは記載されていないそうなので、コツを伝えることに特化しているようです。
書籍の情報
書名:ウー・ウェンの北京小麦粉料理
著者・編集:ウー・ウェン
出版社:高橋書店
発行:2001年11月
頁:160ページ
本体価格:1,600円
レシピ数:64
【目次】
●水、ぬるま湯、熱湯でこねる生地
・水でこねる生地 -ギョーザ/パイゴー麺/ジャージャン麺 など
・ぬるま湯でこねる生地 -ターピン/ツォンホアピン/ローピン など
・熱湯でこねる生地 -チュンピン/シューマイ/蒸しギョーザ など
●発酵生地
・花巻き、インスーチェン、パオズ など
●水と油でこねる生地
・ローボスーピン
●北京小麦粉料理、基本のテクニック
・生地をつくる/生地をこねる/麺棒で生地をのばす/ねじって層をつくる/ワンタンの餡を包む/ギョーザの包み方
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