北海道で多様なイタリア式チーズを作る工房、白糠酪恵舎(しらぬからくけいしゃ)

こんにちは、チーズが大好きで国産・外国産ともに数10種類食べている、すしログ(f:id:edomae-sushi:20201002142555p:plain@sushilog01)です。

個人的に北海道に行く楽しみの一つは、チーズだと思います。

北海道は日本におけるチーズ王国で、種類も工房も豊富です。

新千歳空港は勿論、他の空港ショップでもチーズの取り扱いは多いので、お土産に最適です。

工房ごとの個性がハッキリしているので、普段外国産チーズしか食べない!と言う人にこそ、是非とも試して欲しいです!

チーズは魅力を感じると常備したくなる食品なので、順に採り上げてご紹介致します。
今回は「白糠酪恵舎(しらぬからくけいしゃ)」さんです。

イタリア式のチーズ作りで人気を博す白糠酪恵舎

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こちらの工房は、釧路空港から35分ほど車を走らせた白糠町茶路にあります。

チーズ職人の井ノ口和良さんはご出身は福岡ですが、帯広畜産大学を卒業後に企業勤務を経て、北海道庁職員として白糠町に赴任したそうです。

その後、イタリアでチーズ作りを学び、2001年に工房をオープンされました。

しかも、工房は地元の酪農家14戸と有志3名の出資によって生まれたと言う点がドラマティックです。

井ノ口さんは美味しいチーズは美味しい生乳から作られると言う信念のもと、乳にダメージを与えない事を主眼としています。

可能な限り熱、冷却、物理的刺激を与えないよう乳を扱い、搾ったままの状態を保つため、ポンプすら使わないそうです。

その結果、強いミルク感を楽しめるチーズに仕上げられています。

そして、お店に行くとビックリしますが、作られているチーズはほぼ全てがイタリアタイプ。

20種類ほどあるそうです。

一人の日本人でここまでの種類のイタリア式チーズを作っている人は珍しいのではないでしょうか?

その甲斐あって北海道のイタリア料理店で使用されている事が多く、また、道外の人気レストランでも工房のお名前を聞きます。

メニューにわざわざ明記されているお店が多いので、シェフが白糠酪恵舎のチーズを使用する事に喜びを感じているんだろうなぁと、思います。

何だか良いですね。

白糠酪恵舎さんの美味しいチーズたちをご紹介

今までに頂いた事のあるチーズは、こんな感じです。

  • モッツァレラ
  • チーズフォンデュ
  • スカモルツァ・アフミカータ(燻製)
  • タンタカ
  • リコッタ・サルーテ

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【モッツァレラ】はミルク感が非常に強く、塩気は穏やか。

上品でありながらしっかりした存在感のある味わいです。

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【チーズフォンデュ】は【テネレッロ・シラリカ】(セミハード、120日以上)と【モンヴィーゾ】(ハード、6ヶ月以上)をブレンドしたもの。

旨味のあるチーズ2種類の相乗効果が堪らなく、フォンデュ用チーズとして素晴らしい味わい。

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粘度が高いので、白ワインで割ってもビクともせず、小麦粉を混ぜて焦げを付けると更に美味しいです。

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【スカモルツァ・アフミカータ(燻製)】、18ヶ月以上熟成の【タンタカ】も海外モノに決して劣らないクオリティで、ミルク感を感じさせ、北海道らしさも同居させるチーズ。

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そして、【リコッタ・サルーテ】はリコッタを塩漬けにして、表面に胡椒をまぶした後に14日以上熟成したチーズ。

結構塩が利いており、胡椒もピリッと刺激的。

かなり個性派チーズですが、これもミルクの味が活きていて、ハマる人はハマる味わいです。

全体的に、長いキャリアを実感させる確かな味で、リピートしたいと感じました(と言うかリピートしています)。

個人的に【フォンデュ】、【スカモルツァ・アフミカータ】、【タンタカ】は是非とも試して頂きたい味わいです!

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