こんにちは、燻蒸香を嗅ぐとハイボールを飲みたくなる、すしログ(@sushilog01)です。
さて、現在ネットで脚光を浴びている燻製醤油。
かつて銀座の「煙事」のランチ(のTKG)で頂き、燻製醤油の魅力を知りました。
久々に使ってみたいと思いネットを検索したところ、幾つかのメーカーがヒットしました。
その中から選んだのは、千葉の「かずさスモーク」さんの燻製醤油です。
選んだ理由は化学調味料などの添加物を使用していないところと、使用する醤油の質が高いところそして、キッチリ液体の状態から燻製しているところです。
メーカーの「かずさスモーク」さんについて
もともとは1976年から続く洋風居酒屋で、二代目の息子さんが2000年に継承したそうですが、高齢化に悩む住宅地にあったため、業態変更を模索されたそうです。
そこで、お店で好評だった燻製調味料を特許申請し、「液体を燻煙する方法およびその装置」として特許取得。
さらに、2012年に千葉県の経営革新計画を承認され、専門化を進めます。
現在は軌道に乗り、液体を燻製する専門メーカーとして定評を得ているようです。
看板商品は【燻製醤油】と【燻製オリーブオイル】で使用するチップはヤマザクラとの事です。
調味料は原液のみを用いており、無添加、無着色、無香料です。
「かずさスモーク」さんの【燻製醤油】と【燻製オリーブオイル】
【燻製醤油】については1804年創業となる千葉県山武市の老舗「大高醤油」の有機醤油を使用。
一般的な燻製醤油は熱燻で作られるレシピが多いようですが、「かずさスモーク」さんは冷燻で作られています。
熱燻の温度は80℃から140℃の高温であるところ、冷燻の温度は25℃と低温。
醤油は加熱によって香りが複雑化する性質があるので、「大高醤油」のもとの香りを保持しているところが特徴だと言えます。
【燻製オリーブオイル】については、スペイン産のエキストラヴァージンオリーブオイルを使用。
こちらも冷燻で作られています。
100cc入りなのでオイルとして見ると「少量」に感じるかもしれませんが、使用法が異なるので、その点に注意すれば大丈夫です。
通常のオリーブオイルのように炒め物に使うのではなく、数滴を仕上げに使うイメージが良いかもしれません。
ちなみに、Amazonのレビューは概ね大好評ですが、一部のネガティブレビューについては、下記が挙げられます。
- コストパフォーマンス
- 香りの弱さ
少量、高品質、高級な調味料はシビアな批評にさらされがちなので、これは仕方ないかと思います。
特に嗅覚って人の生活様式に大きく左右されるものですし…
ただ、個人的には、香りは十分あります!断言します!
確かに燻液や香料と言ったドーピング系の製品と比べると弱いものの、自然なスモーキーフレイバーがあり満足です。
また、ドバドバ使う方法だと確かにCPが悪いと思いますが、少量を用いればすぐに無くなる事はありません。
他の製品の分量と販売価格と比較しても、特段高い事は無いと思いました。
かずさスモーク【燻製醤油】と【燻製オリーブオイル】の調理例
香りを楽しむ調味料なので、いずれにせよシンプルな調理がオススメです。
TKGや冷ややっこなどは、確実に新感覚の味わいを楽しめます。
朝から一気にパワーチャージ出来る香りです!
また、卵黄の燻製醤油漬けも間違いない美味しさ。
そのままお酒のアテに頂いても良し、ご飯に乗せても良し。
少し手が込んだ調理をしてみたい!と言う方には、漬け鮪をオススメします。
スーパーで安い鮪のサクを買ってきて作れば、調味料が上質な味に仕上げてくれます。
僕は低温調理を行い、漬け鮪丼を作りましたが、熱を加えずとも美味しいです。
氷水を用意しながら、お湯を沸かして、鮪のサクに熱湯をかけて、すぐに氷水にジャボン。
これで湯霜になります。
その上で、クッキングペーパーでサクを包み、【燻製醤油】を少しづつ掛けます。
その状態で冷蔵庫で保管して、香りが馴染んだら完成です。
湯霜+クッキングペーパーにより少量の調味料で染み込ませる事が可能なので、【燻製醤油】にはピッタリだと思います。
そして、刺身にして、【燻製オリーブオイル】を掛けて塩を振れば、立派な酒肴の完成です。
とにかく、一発で香りが決まるので、余計な事をする必要がありません。
薬味も掛けず、このまま頂くのがジャスティスでしょう。
オリーブオイルはオリーブの香りと軽い苦味のあるものを使用していて、醤油同様に元の調味料にも気を払っておられるのが分かります。
燻製好きならば大変使い勝手の良い調味料だと思います!
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