こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
今回は湯川酒造店【十六代九郎右衛門 純米吟醸 播州愛山】をテイスティングします。
甘口の日本酒ながら旨い!と思わされる銘柄です。
余韻が長く、「フルボディの吟醸酒」と言った印象です。
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「湯川酒造店」さんは、長野県木曽郡木祖村にあり、1650年に創業された日本でもかなりの歴史を誇る酒蔵です。
木曽谷の豊かな自然に恵まれ、良質な米と水を活かした、ふくよかでピュアな味わいの日本酒を醸しています。
江戸時代には宿場町として栄え、多くの旅人や文化人が訪れる土地柄も、酒造りに影響を与えてきました。
「湯川酒造店」さんと言えば、2023年にIWC(インターナショナルワインチャレンジ)でChampion Sakeを受賞したことで注目を集めました。
Champion Sakeはただ一つの銘柄にのみ与えられるので、世界一の清酒として認められた形です。
それでは、湯川酒造店【十六代九郎右衛門 純米吟醸 播州愛山】のレビューに入ります。
外観については、透明感があり、クリスタルがかった淡いイエローの色調です。
甘味とコクをイメージさせる見た目をしています。
香りについては、華やかでふくよかな香りです。
黄色リンゴの香りが広がりながら決して甘ったるくなく、酸味を予感させる洋なしとミネラル感が調和しています。
そして、軽いマスカット香を漂わせつつ、軽いウリ系の香りも漂い、白い花を思わせる香りも含みながら、甘やかかつ爽やかな印象を与えます。
お米由来の香りは弱めです。
全体的に、華やかでジューシーな吟醸香が好印象です。
味わいについては、第一印象はやや強いです。
ふくよかな甘味と旨味を伴った苦味が調和して、最初から長い余韻があります。
酸味は丸みがあり穏やかです。
バランスはまろやかで豊潤です。
そして、余韻は長めです。
これは、甘口の日本酒ながら旨い!と思わされる銘柄です。
余韻が長く、「フルボディの吟醸酒」と言った印象です。
香り系の酵母を用いつつ、上手い造りの吟醸酒です。
香りのある吟醸酒なので冷酒で頂きました。
淡白な和食よりも、トマトを使った味や旨味が強い洋食が好相性だと感じました。
いわゆるカプロン酸エチル系の華やかな吟醸酒ですが、料理との相性が良い点に造りの巧さを感じます。
湯川酒造店【十六代九郎右衛門 純米吟醸 播州愛山】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者):湯川酒造店(長野県木曽郡木祖村)
- ブランド名:十六代九郎右衛門 純米吟醸 播州愛山
- 特定名称:純米吟醸酒
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原料米:愛山(兵庫県産)
- 精米歩合:55%
- 酵母:非公開
- アルコール度:16%
- 日本酒度:非公開
- 酸度:非公開
- 価格(720ml):2,178円
湯川酒造店【十六代九郎右衛門 純米吟醸 播州愛山】については、大塚の「地酒屋こだま」さんなどの特約店で入手可能です。
テイスティングの技量を上げて行きたい、すしログ(@sushilog01)でした。
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