酒ログレビュー：西酒造【天賦 純米吟醸】

こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。

今回は西酒造【天賦 純米吟醸】をテイスティングします。

すしログ

【天賦】は最近、高級鮨店で出会う頻度が高く、東京で人気を高めているように感じます。

西酒造【天賦 純米吟醸】のテイスティングノート(レビュー)

【天賦】は焼酎で有名な西酒造さんが造る日本酒です。

西酒造さんは芋焼酎【富乃宝山】を生み出し、2000年代初頭の焼酎ブームを生み出しました。

【富乃宝山】が人気を博した理由は、使用している麹です。

焼酎では通常、黒麹か白麹が使われるところ、西酒造さんは日本酒に使われる黄麹を使用し、吟醸香のようなフルーティな香りを表現しました。

その焼酎造りが活きている日本酒が【天賦】です。

それでは、【天賦 純米吟醸】のレビューに入ります。

【天賦 純米吟醸】の色合い

外観については、クリスタルがかった淡いイエローの色調です。

【天賦 純米吟醸】の香り

香りについては、まずメロン香がバッチリと香り、その後にバナナ香が嫌味なく軽やかに広がりつつ、ふんわりと洋梨の香りが漂います。

磨き50％の純米吟醸ですが、フルーツ系の香りは穏やかで、穏やかな草木の香りが混じり、爽やかな予感を与えます。

スイカズラやセルフィーユの軽い香り。

そして、特徴的なのがヨーグルト様の香りです。

全体的に甘やかさと爽やかさを同時に感じさせる良い香りです。

【天賦 純米吟醸】の味わい

味わうと、やや強い甘味のアタックの後に、なめらかな酸味が広がり、コクのある苦味が支えます。

実に芳醇なバランスです。

余韻はやや長く、旨味と苦味がスッキリと調和し、硬派な印象を与える洗練されたフィニッシュです。

アルコール度数は15％ですが、17％くらいありそうなアタックとフィニッシュです。

これはいかにも山田錦を用いた九州の酒らしい味！と感じました。

力強く、複雑、それでいて香りは軽やかで現代的です。

飲用温度帯による味わいの変化

軽やかに飲むのが最適な純米吟醸だと判断し、低温一択で頂きました。

2日目以降の味わいの変化

味の変化はほとんどなく、2週間後以降も安定感のある味わいです。

西酒造【天賦 純米吟醸】と合う料理・食べ物は？

フルーツ香は穏やかで、特徴的なヨーグルト的な香りがあるため、バターを用いた洋食に合わせることが可能です。

また、脂が乗ったカンパチなどの刺身にも合い、鹿児島らしく出汁が効いた黒豚のしゃぶしゃぶとも最適だと感じます。

西酒造【天賦 純米吟醸】のスペック・蔵元データ

西酒造【天賦 純米吟醸】のスペックについては、以下のとおりです。

西酒造【天賦 純米吟醸】の入手方法

西酒造【天賦 純米吟醸】はネットで入手することは難しいようなので、特約店の酒屋さんで入手可能です。

僕は「かがた屋」さんの【SAKE DIPLOMA二次試験対策/日本酒8本セット】で頂きました！

テイスティングの技量を上げて行きたい、すしログ(@sushilog01)でした。

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