すしログの酒ログ 
こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
今回は男山【特別純米ひやおろし生酛(アザラシ)】をテイスティングします。
特別純米としては華やかな香りですが、味わいはしっかりとしていて意外。
米の旨味と苦味を感じさせる食中酒向けの良酒です！
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「男山」さんは、北海道札幌で1899年(明治32年)に創業された酒蔵です。
「男山」はもとは摂津国・伊丹の蔵元である「木綿屋」の銘柄で、現在の「男山」の屋号は「山崎酒造」でした。
「木綿屋」の「男山」は「剣菱」、「七ツ梅」と並ぶ「日本酒三大銘柄」とされていました。
全国に「男山」を冠する酒銘が多いのはそのためです。
「山崎酒造」の当主は1968年(昭和43年)に酒質を上げるため、明治初頭に廃業していた「木綿屋」の末裔を訪ねたそうです。
そして、「男山」の元祖である蔵元から「男山」の正統の証しである印鑑と印鑑納め袋を受け継ぎました。
その折に社名を「男山株式会社」に改めた次第です。
それでは、男山【特別純米ひやおろし生酛(アザラシ)】のレビューに入ります。
外観については、透明感があり、クリスタルがかったやや淡いグリーンを基調としています。
そこにイエロー混じりの色調が見られます。
香りの第一印象は華やかです。
強い青メロンの香りと生クリームの香り、ミネラル香が広がっています。
そこに優しいリンゴ香とミルキーな印象を与える杏仁豆腐の香りが感じられ、ほのかな洋なしの香りもあります。
甘やかですが、甘ったるくはありません。
お米由来の香りは弱めです。
第一印象はやや軽いです。
香りとのギャップがあり、特別純米らしい硬派な味わいがします。
まろやかな甘味になめらかで優しい酸味、そしてコクを与える苦味がじんわりと調和しています。
バランスはまろやかです。
余韻はやや長めです。
特別純米としては華やかな香りですが、味わいはしっかりとしていて意外。
米の旨味と苦味を感じさせる食中酒向けの良酒です！
燗酒で甘味が伸びて典型的な食中向けの燗酒になります。
甘味と程良いキレが魅力。
そして、余韻がじんわりと続きます。
特別純米なので全般的に合わせやすいですが、香りが甘やかなので、淡白な白身魚や味の強い珍味は避けた方が無難です。
男山【特別純米ひやおろし生酛(アザラシ)】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者)：男山(北海道 旭川市)
- ブランド名：特別純米ひやおろし生酛(アザラシ)
- 特定名称：特別純米酒
- 原材料：米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原料米：出羽燦々（山形）、美山錦（秋田）、五百万石（富山）
- 精米歩合：60%
- 酵母：協会701号
- アルコール度：15%
- 日本酒度：+1
- 酸度：1.9
- 価格(720ml)：1,573円
男山【特別純米ひやおろし生酛(アザラシ)】については、発売時期が限られていて、数量も多くはないので、在庫がある時に確保するのがベストです。
僕も酒屋さんの入荷情報を見て駆けつけました。
ポチップ
テイスティングの技量を上げて行きたい、すしログ(@sushilog01)でした。
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