こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
今回は宮坂醸造【真澄スパークリングOrigarami】をテイスティングします。
ビン内二次醗酵のスパークリング日本酒として、とっても気に入っている銘柄です!
爽快な中に日本酒らしい味わい深さがあります。
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宮坂醸造さんは、長野県諏訪市で1662年に創業された酒蔵で、全国的にも古い歴史を持ちます。
言わずと知れた【真澄】のブランドと「きょうかい7号酵母」発祥の蔵として有名な酒蔵です。
1943年に全国清酒鑑評会で第一位を獲得したことで注目され、蔵付き酵母が協会酵母として分離されたそうです。
そして、2019年には使用する酵母を7号酵母に一本化されました。
これは新政酒造さんのような英断ですね。
今後が更に楽しみな老舗蔵です!
なお、7号酵母に一本化された後に、「どんな料理にも対応するよう」生み出されたのが、以下の4つの銘柄です。
- 真朱-AKA-
- 漆黒-KURO-
- 白妙-SHIRO-
- 茅色-KAYA-
調べたところテイスティングしやすい300mlボトルのセットがありました。
しかもふるさと納税でも入手出来るようです。
これらは追々、比較テイスティングを行いたいと思います!
↓
2024年に行いました。
酒ログレビュー:宮坂醸造【真澄 真朱 AKA】それでは、【真澄スパークリングOrigarami】のレビューに入ります。
外観については、かなり活きの良い泡が細やかに立っていて、実に爽やかな見た目です。
少し霞んでいて、淡いイエローの色調がクリーミーな印象を与える、極うすにごりです。
第一印象は非常に爽やかで芳醇!
メロン、グレープフルーツ、ヨーグルトがともに強く調和します。
そして、生クリームのコクを予感させる濃密な香りもあり、最後に甘やかなバナナ香へとつながり、ミネラル香を感じさせながら綺麗に着地します。
第一印象はやや軽いアタックで爽快!
しかしながら酸味と強炭酸を強く感じます。
上品な甘味にきめ細かくシャープな酸味が加わり、穏やかな苦味でフィニッシュ。
つまり、かなり爽快な味わいです。
これは本当にシャンパーニュのように飲める、非常に上質なスパークリング日本酒です!
しかし、後味は爽快ながら軽い苦味が日本酒らしい。
バランスは溌剌としていて豊潤。
余韻はやや短めです。
これは冷酒一択です!
ペアリングの前提として、何よりも乾杯酒に最適です。
和食なら野菜料理や鶏の胸肉・笹身料理、あとは柑橘が合う焼き魚や牡蠣フライ、野菜なら山菜が良いです。
特に蕗の薹のような苦味をマスキングしてくれる点は素晴らしい。
他に試した中では、鮒寿司のとも和えも素晴らしい相性です。
かたやスモーキー系の料理とも合わす事が出来て、爽やかに切ってくれます。
このような性質があるので、洋食はバシッと合わせられるでしょう。
あたかもシャンパーニュやシードルのイメージで。
宮坂醸造【真澄スパークリングOrigarami】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者):宮坂醸造(長野県諏訪市)
- ブランド名:真澄 スパークリング Origarami(おりがらみ)
- 特定名称:純米酒(ビン内二次醗酵スパークリング日本酒)
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原料米:非公開
- 精米歩合:55%
- 酵母:きょうかい7号系自社株酵母
- アルコール度:12%
- 日本酒度:非公開
- 酸度:非公開
- 価格:750ml・2,200円
宮坂醸造【真澄スパークリングOrigarami】については、在庫次第で各種ECショップで入手可能です。
テイスティングの技量を上げて行きたい、すしログ(@sushilog01)でした。
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