こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
さて、今回は「明利酒類」【水府自慢 10号酵母 純米大吟醸原酒】をご紹介します。
このお酒は非常にユニークで、低アルコールの純米大吟醸として鮮烈な印象を残してくれます。
あたかもサイダーのような爽快感がある、ポップでクールな日本酒です!
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明利酒類【水府自慢 10号酵母 純米大吟醸原酒】のテイスティングノート(レビュー)
それでは、【水府自慢 10号酵母 純米大吟醸原酒】のレビューに入ります。
ブランド名は「水府自慢」とちょっと渋く、昔ながらの印象を受けるかもしれませんが、ラベル(エチケット)はお洒落です。
味わいもお洒落で、意表をつかれました。
「きょうかい10号酵母」発祥の蔵が明利酒類さんですが、面目躍如と言った感じです。
どうやらこのお酒を生み出した杜氏さんのスキルによるところが大きいようです。
このお酒のお陰で「10号酵母(明利小川酵母)」に対する関心が高まりました!
違う酒蔵さんの10号酵母で醸したお酒も頂いてみたいと思います。
【水府自慢 10号酵母 純米大吟醸原酒】の色合い
外観は、ほのかにイエローを含んだクリアなクリスタルの色調。特徴的な点は微発泡による小さな泡が立っているところ。
【水府自慢 10号酵母 純米大吟醸原酒】の香り
香りは、メロンに加えて、キュウリなどのウリ科の爽やかな青い香りが強い。そして、奥から広がる香りが最も印象深い。なんだろうか…?と思いを巡らせて浮かんだのは、キャンディーだ。どことなくキャンディーを思わせる、甘やかでキュートな香り。フレッシュさと甘みを含んだ香りが特徴的。
飲用温度帯はワインセラーから出して、10℃から12℃まで上げて飲みました。
【水府自慢 10号酵母 純米大吟醸原酒】の味わい
上記の見た目通り、しゅわっと微発泡の爽快な口当たり。そして、メロンっぽい甘みのすぐ後に、キレのある酸味が広がる。発泡と相まって、あたかもサイダーのよう!同時にラムネっぽくもあり、とても爽快な日本酒です。酸が立ち、決して媚びない甘み。背後に潜む軽い苦みが頼りになります。
飲用温度帯による味わいの変化
低温が最も美味しく飲めると判断して、飲用温度帯は上げずに頂きました。
2日目以降の味わいの変化
酸味が弱くなり、苦味を強く感じるようになります。
明らかに抜栓初日の方が魅力が分かるので、飲みきりを強くオススメします。
【水府自慢 10号酵母 純米大吟醸原酒】と合う料理・食べ物は?
食中酒と言うよりも食前酒に最適だと感じました。
爽快感があり、甘みも媚びないので、その後のお食事を邪魔しません。
合わせる料理は慎重に選ぶ必要があり、発酵食品や塩気が強いものではなく、サッパリしたものが最適です。
酢の物であっても酸味を抑えることは必須で、ポン酢のジュレなどがベストです。
鮨タネで言うと、キタムラサキウニの握り(海苔なし)が合うと感じました。
青柚子の皮を少量振っても良いかと思います。
ただ、細かい話になりますが、バフンウニのような甘みが強く濃密な味わいのものはお酒を殺しそうな気がします。
【水府自慢 10号酵母 純米大吟醸原酒】のスペック・蔵元データ
【水府自慢 10号酵母 純米大吟醸原酒】のスペックと蔵元さんのデータについては、下記のとおりです。
- 醸造元(製造者):明利酒類株式会社(茨城県水戸市)
- お酒の名称:水府自慢(すいふじまん)
- 特定名称:純米大吟醸酒
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原料米:秋田酒こまち
- 精米歩合:50%
- 酵母:明利小川酵母(きょうかい10号酵母)
- アルコール度:13%
- 日本酒度:-13
- 酸度:2.1
- 価格:1,980円
【水府自慢 10号酵母 純米大吟醸原酒】の入手方法
【水府自慢 10号酵母 純米大吟醸原酒】の入手方法については、以下のとおりです。
僕は、大塚の「地酒屋こだま」さんで試飲の上、入手しました。
ネットショップでも入手可能です。
日本酒の探求にハマる、すしログ(@sushilog01)でした。
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