酒ログレビュー:九重雜賀【雑賀 純米大吟醸 山田錦】

雑賀純米大吟醸山田錦アイキャッチ

こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。

今回は九重雜賀【雑賀 純米大吟醸 山田錦】をテイスティングします。

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九重雜賀【雑賀 純米大吟醸 山田錦】のテイスティングノート(レビュー)

雑賀純米大吟醸山田錦01

「九重雜賀」さんは、和歌山県紀の川市の酒蔵で、1908年(明治41年)の創業です。

食酢を造る蔵として創業された点がユニークです。

九重

自前の酒粕で赤酢を造る蔵は、こちらと京都の「飯尾醸造」さんくらいです。

https://sushi-blog.com/entry/iio-jozo

「九重雜賀」さんでは、「赤酢」を高さ2mを超える大木桶で醸されるそう。

日本酒の酒粕を3年以上熟成させ、さらに120日以上かけて発酵させる昔ながらの造りだそうです。

酒造りは昭和初期から開始されたそうです。

雑賀純米大吟醸山田錦02

それでは、九重雜賀【雑賀 純米大吟醸 山田錦】のレビューに入ります。

【雑賀 純米大吟醸 山田錦】の外観

雑賀純米大吟醸山田錦03

外観については、いかにも純米大吟醸らしい透明感です。

ただ、色調はクリスタルがかった淡いイエローで、軽く寝かせているのかと思わせるような色合いが特徴的です。

【雑賀 純米大吟醸 山田錦】の香り

香りの第一印象は華やかさが前面に出ています。

特有のリンゴ様の香りが立ちますが、その中に爽やかさも同居し、青リンゴ寄り香りも感じられます。

さらに、ミネラル香やメロンの香りもしっかりと存在感を放っています。

洋なしの香りや、緑がかったアカシア、そして青々しいセルフィーユの香りも軽く感じられます。

お米由来の香りは極々軽いものとなっています。

【雑賀 純米大吟醸 山田錦】の味わい

味わいの第一印象はやや強めです。

まろやかな甘味が特徴で、この方向性(カプロン酸エチル高生産系)の純米大吟醸としては抑えめの甘さと言えます。

滑らかな酸味と、コクを与える苦味がピリピリと舌を刺激する点が印象的です。

バランスは豊潤で、余韻はやや短めとなっています。

飲用温度帯による味わいの変化

方向性(カプロン酸エチル高生産系)を考慮して冷酒一択で頂きました。

 

九重雜賀【雑賀 純米大吟醸 山田錦】のスペック・蔵元データ

九重雜賀【雑賀 純米大吟醸 山田錦】のスペックについては、以下のとおりです。

雑賀純米大吟醸山田錦04
  • 醸造元(製造者):九重雜賀(和歌山県紀の川市)
  • ブランド名:雑賀 純米大吟醸 山田錦
  • 特定名称:純米大吟醸酒
  • 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
  • 原料米:山田錦(国産)
  • 精米歩合:麹米45%、掛米50%
  • 酵母:非公開
  • アルコール度:16%
  • 日本酒度:非公開
  • 酸度:非公開
  • 参考価格(720ml):2,365円

 

九重雜賀【雑賀 純米大吟醸 山田錦】の入手方法

九重雜賀【雑賀 純米大吟醸 山田錦】については、公式オンラインショップで入手するのが確実です。


テイスティングの技量を上げて行きたい、すしログ(@sushilog01)でした。

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