こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
今回は清水酒造【亀甲花菱 山廃仕込 純米5年古酒】をテイスティングします。
これは驚くほどコストパフォーマンスが高い熟成酒です。
超リースナブルなのに信じられないほど美味しい!
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「清水酒造」さんは埼玉県加須市にある酒蔵で、創業は1874年(明治7年)となります。
もともと南部杜氏を招聘して造る伝統的なスタイルでしたが、杜氏さんが病で倒れてしまった事を受けて、5代目の清水 富也さんが杜氏となったそうです。
そして、ご夫婦で酒造りをしてこられましたが、体力的に生産が難しい状況に陥いったそうです…。
しかし、同級生のご友人や、元・学校長、元・IT会社社長などが次々と支援をされて、生産を維持する事ができたとの談。
感動的なストーリーを持つ「清水酒造」さんですが、代表銘柄【亀甲花菱】は非常に優れたお酒です。
そして、今回頂いた熟成酒は実に素晴らしい。
山廃仕込みの5年古酒が1,375円とは、何らかのバグではないでしょうか…
生産石数が少ないので本当は宣伝したくないのですが(笑)、生粋の日本酒好きに向けて筆を執りました。
このような酒蔵さんがずっと残って欲しいと言う想いも込めて。
それでは、清水酒造【亀甲花菱 山廃仕込 純米5年古酒】のレビューに入ります。
外観については、透明感があり、ゴールドの輝きを帯びたやや濃いイエローの色調です。
香りの第一印象については、ふくよかな熟成香が漂い、その後、実に良い香りが広がります。
シナモンと香木、そしてクルミのようなナッティでコクを感じさせる香りがあります。
フルーツ系の香りではバナナが強く、カラメル香とクリームチーズ、蜂蜜などが調和しています。
アフターフレイバーにはかすかな醤油の香ばしさがあり、飲むほどにその香ばしさが高まります。
寝かせているけれども、甘やかで良い香りがします。
味わいについては、第一印象は強く、甘味はふくよかですが日本酒度プラス4と言うこともあってベタつかず、サラッとしています。
なめらかで甘味を支える酸味が心地良く、旨味を伴った苦味がありますが、旨味が優先し苦さの角はありません。
バランスは豊潤で力強く、余韻は言うまでもなく長いです(笑)
一度温度を上げてから45℃くらいに落として頂くのが個人的には最も好みでした。
燗酒にすると甘味がバシッと広がり、様々な料理との相性が上がります。
中でも、鮭の酒びたし、味噌漬けモツァレラチーズとの相性が抜群でした。
鮭の酒びたし、味噌漬けモツァレラチーズは秀逸なつまみなので、リンクを紹介します。
そして、自家製の鰹カツとの相性も抜群でした!
鰹特有の酸味やクセを切ってくれます。
さらに驚くべきことに、タルタルソースと合わせても決して負けません。
また、スイーツとも合わせられ、芦屋「パティスリーエトネ」さんの【和栗のテリーヌ】と頂くと甘美な幸せに浸れました…
清水酒造【亀甲花菱 山廃仕込 純米5年古酒】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者):清水酒造(埼玉県加須市)
- ブランド名:亀甲花菱 山廃仕込 純米5年古酒
- 特定名称:純米酒
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原料米:若水
- 精米歩合:60%
- 酵母:非公開
- アルコール度:16~17%
- 日本酒度:+4
- 酸度:1
- 参考価格(720ml):1,375円
清水酒造【亀甲花菱 山廃仕込 純米5年古酒】については、「新川屋佐々木酒店」さんで入手可能です。
テイスティングの技量を上げて行きたい、すしログ(@sushilog01)でした。
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