こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
今回は泉橋酒造【秋とんぼ 雄町 生酛 純米酒】をテイスティングします。
泉橋酒造さんはオリジナル酒米作りにも取り組む、意識の高い酒蔵です。
味わい深いお酒が多くファンなのですが、今回のお酒も美味でした!
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泉橋酒造【秋とんぼ 雄町 生酛 純米酒】のテイスティングノート(レビュー)
泉橋酒造さんは1857年(安政4年)に創業をさかのぼる、歴史ある酒蔵です。
神奈川県海老名は昔から穀倉地帯として知られ、丹沢山系の伏流水を活かした酒造りを行っています。
「酒造りは米作りから」の信念を持っておられ、お米は契約農家と自社田のものだけを使用。
造るお酒は全量が純米酒で、製麹は手間がかかる「蓋製麹」を行い、お酒の50%が伝統的な生酛造りと言う、極めて意識が高い酒蔵さんです。
さらに、2014年に「楽風舞」と言う新酒米を開発し、自社田で栽培されています。
それでは、【秋とんぼ 雄町 生酛 純米酒】のレビューに入ります。
【秋とんぼ 雄町 生酛 純米酒】の色合い
外観は、輝きが淡いクリスタルに淡いイエローの色調。
粘度は低くサラッと流れ、穏やかに光を含む。
【秋とんぼ 雄町 生酛 純米酒】の香り
バナナ香がしっかりと香った後にメロンが広がり、そしてグレープフルーツや洋ナシなどの爽やかな香りが混ざる。
コクを予感させる生クリーム系の香りも強い。
とは言え、甘やかであってもベタ甘ではない香りで、石灰系のミネラル香も強い。
お米由来の香りは穏やかで、上新粉程度。
【秋とんぼ 雄町 生酛 純米酒】の味わい
アタックはやや強く、上品な甘味にシャープな酸味が調和。
そして、旨味を伴った苦味がキリリと引き締める。
ドライで豊潤なバランスで、余韻はやや長い。
酸味と苦味のバランスが実に魅力なお酒。
苦すぎないところは旨味の賜物でしょう。
65%精米の旨味やコクが活きている印象です。
感想としては、「旨くて香りのある辛口」もしくは「後を引く辛口」と言った感です。
飲用温度帯による味わいの変化
ぬる燗(40℃)で頂いてみたところ、酸味と甘味が融合し、これは旨い!
ミルキー感が高まり、全然異なるお酒のように感じます。
面白いので、オススメです。
2日目以降の味わいの変化
日数経過による味わいの変化はあまり無いお酒です。
泉橋酒造【秋とんぼ 雄町 生酛 純米酒】と合う料理・食べ物は?
味わいが淡い白身魚には合わないけれど、オールマイティーに合うお酒だと感じます。
穴子の白焼きなどのゼラチン質が豊富な魚の焼き物と最適に感じます。
泉橋酒造【秋とんぼ 雄町 生酛 純米酒】のスペック・蔵元データ
泉橋酒造【秋とんぼ 雄町 生酛 純米酒】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者):泉橋酒造(神奈川県海老名市)
- ブランド名:秋とんぼ 雄町 生酛 純米酒
- 特定名称:純米酒
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原料米:雄町(神奈川県産、自社田・農薬不使用)
- 精米歩合:65%
- 酵母:
- アルコール度:16%
- 日本酒度:
- 酸度:
- 価格:720ml・2,035円
泉橋酒造【秋とんぼ 雄町 生酛 純米酒】の入手方法
泉橋酒造【秋とんぼ 雄町 生酛 純米酒】は生産量が決して多くないので、公式サイトの特約店か公式オンラインショップで入手するのがベターです。
ネットショップでは入手しづらい模様です。
テイスティングの技量を上げて行きたい、すしログ(@sushilog01)でした。
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