こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
今回は今田酒造本店【富久長 八反草 純米吟醸】をテイスティングします。
爽快な香りと味わい深さを持つ良酒です。
味わい深くともキレがあるので、幅広い料理に合わせられます!
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「今田酒造本店」さんについては、下記の記事もご参照ください。
酒ログレビュー:四川料理と合う驚きの日本酒!今田酒造本店【富久長と】 酒ログレビュー:今田酒造本店【富久長 海風土 Seafood】今回の銘柄に使われている「八反草」は多くの人(特に広島にゆかりのない人)にとって馴染が無い酒米だと思います。
なぜなら広島県を代表する酒米である「八反系」で最も古い在来品種で、100年以上栽培されていなかったからです。
「八反草」は「今田酒造本店」さんがひと握りの種もみから増やして、2001年より復活させました。
収量が少ないので「幻の酒米」と言って過言ではないと思います。
それでは、今田酒造本店【富久長 八反草 純米吟醸】のレビューに入ります。
外観については、透明感があり、クリスタルがかったやや淡いグリーンの色調をしています。
爽やかな見た目です。
香りの第一印象は芳醇です。
爽やかな青リンゴと青メロンの香り、そしてマスカットやグレープフルーツ、ほのかなミネラル香があります。
また、青々しい田園の草を思わせる香りと、軽やかなヨーグルトの香りがします。
お米由来の香りはやや弱めです。
口に含むと、第一印象はやや強いです。
ふくよかな甘味に優しい酸味と旨味を伴った苦味が力強く広がります。
バランスは豊潤で、余韻はやや長いです。
香りは爽快感がありつつ、実際には味わい深いお酒です。
そして、味わい深くとも味が舌に残ることはないので、すいすいと爽快に飲める素敵なバランスです。
燗酒だと甘味と旨味が広がり、爽快なバランスを崩すように感じます。
個人的には冷酒がベストです。
味わい深く、それでいて後味が重たくはないので、かなり幅広い料理に合わせられます。
脂が乗った白身魚などが良いかと思います。
ただ、香りの爽快感を活かすため、飲むならば前半がベストかなと感じます。
今田酒造本店【富久長 八反草 純米吟醸】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者):今田酒造本店(広島県 東広島市)
- ブランド名:富久長 八反草 純米吟醸
- 特定名称:純米吟醸酒
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原料米:八反草(広島県安芸高田市産契約栽培)
- 精米歩合:麹米50% 掛米60%
- 酵母:広島県酵母
- アルコール度:15%
- 日本酒度:非公開
- 酸度:非公開
- 価格(720ml):1,870円
今田酒造本店【富久長 八反草 純米吟醸】については、大手のECサイトでも販売している酒屋さんがあります。
日本酒ペアリングの魅力を伝えていきたい、すしログ(@sushilog01)でした。
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