酒ログレビュー:分福酒造【分福 本醸造原酒(火入れ) 蔵内十七年】

分福蔵内十七年アイキャッチ

こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。

今回は分福酒造【分福 本醸造原酒(火入れ) 蔵内十七年】をテイスティングします。

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これはリーズナブルに頂けるのが奇跡と言える熟成酒です。

「通常の日本酒」では決して合わせられない御料理にも合わせられます!

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分福酒造【分福 本醸造原酒(火入れ) 蔵内十七年】のテイスティングノート(レビュー)

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「分福酒造」さんは群馬県館林市にある酒蔵さんで、創業年は1825年(文政8年)です。

当初の屋号は「丸木屋本店」でしたが、1954年(昭和29年)に「分福酒造」と社名を変更されたそう。

「分福茶釜のお寺」として知られる茂林寺がある館林らしいネーミングです。


「分福酒造」さんの特徴は、赤城山系の自然水と契約栽培の自然栽培米を原料に、昔ながらの手造りにて酒を醸していることです。

味わいの特徴は「濃厚でキレの良い味わい」とも、「ふくよかな旨みと後口のキレ」(「地酒屋こだま」の児玉さん談)とも評されます。

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今回頂いた【分福 本醸造原酒(火入れ) 蔵内十七年】は、その名の通り原酒を17年も寝かせた熟成酒です。

味わいは後述しますが、こんなに素晴らしいお酒を2千円少々で頂けるなんて、日本人に生まれて良かったと実感するばかり。

安すぎて逆に心配になりますけどね(笑)

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それでは、分福酒造【分福 本醸造原酒(火入れ) 蔵内十七年】のレビューに入ります。

【分福 本醸造原酒(火入れ) 蔵内十七年】の外観

分福蔵内十七年04

外観については、透明感はあるものの、濃いトパーズとオレンジの色調が目を引きます。

情報が無くとも、その外観から長期熟成されたことが分かります。

【分福 本醸造原酒(火入れ) 蔵内十七年】の香り

香りの第一印象については、芳醇で熟成香を感じる第一印象が印象的です。

紅茶、醤油、香木といった強い香りが調和し、コクを感じさせます。

さらに丁子やシナモン、アーモンドなどのスパイシーかつ油脂を含んだようなコクがあり、蜂蜜の香りも感じられます。

そして焼いたお餅のような香ばしさもあります。

予想どおり、果実や草由来の香りはありません。

【分福 本醸造原酒(火入れ) 蔵内十七年】の味わい

強い第一印象の後、ふくよかな甘味が広がりつつ、旨味を伴った苦味と端正なキレが味わいをまとめます。

酸味は優しく、甘味と旨味や苦味のバランスが良い熟成酒です。


バランスは豊潤で力強く、余韻は長いです。

コクが強く余韻もバッチリですが、本醸造がベースの熟成酒ゆえにキレがあり、全くベタ甘ではありません。

飲用温度帯による味わいの変化

冷酒だと魅力を感じきれないので、絶対に常温か、もしくは燗酒で頂くのが正解です。

 

分福酒造【分福 本醸造原酒(火入れ) 蔵内十七年】と合う料理・食べ物は?

中華とバッチリ!!な相性です。

驚くべきことにモダン四川料理の【麻辣香鍋】にも合わせられます。

麻辣香鍋

和食だと鰻の蒲焼きや、コロッケ(ソース味)、お好み焼きなど、こってり系の料理にも合わせられるパワフルなお酒です。

 

分福酒造【分福 本醸造原酒(火入れ) 蔵内十七年】のスペック・蔵元データ

分福酒造【分福 本醸造原酒(火入れ) 蔵内十七年】のスペックについては、以下のとおりです。

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  • 醸造元(製造者):分福酒造(群馬県館林市)
  • ブランド名:分福 本醸造原酒(火入れ) 蔵内十七年
  • 特定名称:本醸造
  • 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
  • 原料米:国産米
  • 精米歩合:60%
  • 酵母:
  • アルコール度:19%
  • 日本酒度:
  • 酸度:
  • 参考価格(720ml):2,200円

 

分福酒造【分福 本醸造原酒(火入れ) 蔵内十七年】の入手方法

分福酒造【分福 本醸造原酒(火入れ) 蔵内十七年】については、「地酒屋こだま」さんで入手可能です!


テイスティングの技量を上げて行きたい、すしログ(@sushilog01)でした。

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