こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
さて、今回は「赤武酒造」の【AKABU 赤武 純米夏霞】をご紹介します。
このお酒は単体で飲んでもキリッとしていて美味しいのですが、ある飲み方で飲むと更に美味しいです。
その飲み方とは……氷入り、つまりオン・ザ・ロック!
日本酒に氷!?と思う人ほど飲んで欲しい、爽快な夏酒です!
☆全国6,000軒以上を食べ歩く食好き
★「J.S.A. SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)」
☆食べログTOPレビュアー
★「すしログ」のTwitterにて幅広い情報を発信中
☆インスタ「酒ログ」でテイスティング情報を発信
★すしログnoteで鮨・グルメに関する記事を執筆
タップできる目次
赤武酒造【AKABU 赤武 純米夏霞】のテイスティングノート(レビュー)
赤武酒造さんは1896年に創業をさかのぼる酒蔵ですが、2011年の東日本大震災の津波によって工場が流失してしまいました。
その後、2013年に盛岡市で復活を遂げ、現在に至るまで強い人気を誇ります。
杜氏である古舘龍之介さんは、2014年に東京農大醸造科を卒業後、22歳の若さで杜氏に就任された方。
南部杜氏の中では蔵元杜氏※が冷遇されていたそうなので、勇断だったと思います。
※経営者が酒造を担うこと
立ち上げたブランド「AKBU」はすぐには売れなかったそうですが、首都圏の酒屋に親子で営業を掛け、3年の年月をかけて人気を獲得されていったそうです。
それでは、【AKABU 赤武 純米夏霞】のレビューに入ります。
【AKABU 赤武 純米夏霞】の色合い
外観は「おりがらみ」らしい薄いにごりがあり、ほんのりとイエロー。微粒子の澱が舞っている。夏酒に降る粉雪のようで、むしろ涼やかだ。
【AKABU 赤武 純米夏霞】の香り
見た目の通り、香りもまろやか。乳酸や麹っぽい甘やかさが漂い、あたかもカルピスのような印象を受ける。
【AKABU 赤武 純米夏霞】の味わい
甘味が広がりながら、ビリッとした苦味がスピーディに伝わり、再び甘味が包み込むアタック。後味はキリリとしていて、苦味が広がるため舌にビリッと爽やかなアルコール感を残す。甘口ながらに媚びない爽快感を感じるフィニッシュだ。
飲用温度については、香りを取るため12℃で頂きました。ただ、お酒の方向性的に8℃くらいの低温で飲むのがベストかと思います。
飲用温度帯による味わいの変化
おりがらみの夏酒なので、加温することはせず、低温を攻めてみました。オン・ザ・ロックで飲んでみると、甘味に加えて苦味が立ち、キリッとした味わいがアップ!料理に合わせやすくなります。
2日目以降の味わいの変化
2日目については、香りはさして変わりませんでした。ただ、甘みが広がり、アルコールのアタックが弱くなります。キリッとした爽快感を求めるならば、抜栓後なるべく早めに飲むのが得策だと感じます。
【AKABU 赤武 純米夏霞】と合う料理・食べ物は?
夏酒だから…というわけではありませんが、【枝豆】との相性が良いです!
【枝豆】の甘みを引き締める爽快感があり、「ビールの代わりに飲める日本酒」です。
また、【マカジキの梅肉餡はさみ揚げ】を作ったところ、抜群の相性でした。
マカジキが持つ旨味と酸味、衣の香ばしさがお酒に合います。
また、大葉の香りの相性も良好です。
そして、漬物だとぬか漬けではなく、【味噌漬け】の方が好相性です。
茄子の味噌漬けを合わせたところ良いマリアージュでした。
鮨タネだと、脂が乗った生の鯵との相性がバッチリだと思います。
【AKABU 赤武 純米夏霞】のスペック・蔵元データ
- 醸造元(製造者):赤武酒造(岩手県盛岡市)
- ブランド名:AKABU 赤武 純米夏霞(あかぶ じゅんまいなつかすみ)
- 特定名称:純米酒
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原料米:吟ぎんが
- 精米歩合:60%
- 酵母:岩手酵母
- アルコール度:16%
- 日本酒度:0
- 酸度:1.5
- 製造時期:
- 価格:1,980円
【AKABU 赤武 純米夏霞】の入手方法
【AKABU 赤武 純米夏霞】については、人気のブランドの割に、ネットで入手できます。
結構狙い目の銘柄が「純米夏霞」なのかもしれません。
知れば知るほど日本酒が楽しくなる、すしログ(@sushilog01)でした。
本記事のリンクには広告がふくまれています。