こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
今回はLa Jomon×秀鳳酒造場【La Jomon Six】をテイスティングします。
これは3種類のお酒をアッサンブラージュしたお酒ですが、味わいは非凡の一言。
秀逸な味わいの日本酒で、感銘を覚えました!!
★全国6,000軒以上を食べ歩く食好き
☆食べログTOPレビュアー、TVに8回出演
★「すしログ」のTwitterにて幅広い情報を発信中
☆インスタ「酒ログ」でテイスティング情報を発信
★すしログnoteで鮨・グルメに関する記事を執筆
タップできる目次
「La Jomon」さんについては、下記の記事をご参照ください。
酒ログレビュー:La Jomon(らじょうもん)×水戸部酒造【六根浄】 酒ログレビュー:La Jomon(らじょうもん)×男山酒造【二○二 ひかりもの】【La Jomon Six】については、冒頭に書いたとおり3種類のお酒をアッサンブラージュしたお酒です。
ミックスしているお酒は以下の通り。
- 精米歩合66%の「出羽の里」、麹歩合66%(一部白麹使用)、6号酵母使用の山廃純米酒
- 東北の米のルーツ「亀の尾」を使用した山廃純米吟醸酒
- 精米歩合66%の 「出羽の里」使用、乳酸菌が醪(もろみ)中のリンゴ酸を乳酸に変えるというワ イン醸造の技術を日本酒に取り入れた山形県独自の「マロラクティック発酵」による山廃純米酒
※一般的な麹歩合は20%前後
元蔵人で「清酒専門評価者」の資格を持つ熊谷太郎さんならではなアッサンブラージュの技が光ります。
見事に今までに無い味わいが表現されています。
使用酵母については協会6号(新政酵母)の泡なし601号です。
それでは、La Jomon×秀鳳酒造場【La Jomon Six】のレビューに入ります。
外観については、透明感があり、クリスタルがかったやや淡いグリーンイエローの色調をしています。
意外にもイエローが強めで、これは山廃仕込ゆえの表情かもしれません。
香りの第一印象はふくよかです。
青メロンと生クリームの香りが優雅にふわっと広がり、グレープフルーツ、キウイ、マスカットの香りと調和します。
そして、白い花の香りがふんわりと広がりながら、軽いミネラル香やヨーグルトの香りとしっとりと合わさっています。
お米由来の香りは弱めです。
口に含むと、第一印象はやや強いです。
まろやかな甘味がありつつ、爽やかな酸味が包み込みます。
甘酸っぱいアタックの後に、コクを与える苦味がキリッと味を引き締め、印象を持続させます。
バランスは溌剌として豊潤です。
そして、余韻はやや長めです。
あたかもレモンやグレープフルーツをベースにしたカクテルのような甘酸っぱさがありつつ、実に複雑な味わいのお酒です。
クエン酸、リンゴ酸、乳酸を効果的にアッサンブラージュしている事が味わいでハッキリと分かり、感動を導きます。
正直なところ、2本買えば良かった!と後悔するレベルでした。
なお、開栓から3日経過したタイミングで飲んでみたところ、甘味と苦味が広がり、まろやかな印象になります。
よって、開栓したてが圧倒的にオススメです!
50℃から45℃の燗酒にしてみました。
燗酒も悪くないです。
酸味を広げたいならば良い選択です。
…ただ、「開栓したての冷酒」が個人的にはベストでした!
酸味を活かして、鶏肉のソテーやニンニクを使用していない唐揚げ、タイのサラダ料理などとの相性が抜群です。
レモンに合う料理から連想するとペアリングの幅が広がります。
La Jomon×秀鳳酒造場【La Jomon Six】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者):La Jomon×秀鳳酒造場(都道府県名 市町村名)
- ブランド名:La Jomon Six
- 特定名称:2種類の純米酒と1種類の純米吟醸酒のアッサンブラージュ(山廃)
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原料米:出羽の里、亀の尾
- 精米歩合:
- 酵母:601号
- アルコール度:14%
- 日本酒度:
- 酸度:
- 価格(720ml):
La Jomon×秀鳳酒造場【La Jomon Six】については、数量限定で販売店が限られています。
気になる方は熊谷さんのTwitterアカウントをフォローして、発売時期に狙うのがベストです!
テイスティングの技量を上げて行きたい、すしログ(@sushilog01)でした。
本記事のリンクには広告がふくまれています。