こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
今回は泉橋酒造【いづみ橋 楽風舞しぼりたて】をテイスティングします。
意外にもシシャモの干物との相性が良く、タイ料理にも合わせられるお酒です!
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「泉橋酒造」さんは、神奈川県海老名市にあり、1857年(安政4年)に創業された酒蔵です。
酒蔵がある場所は丹沢山系の伏流水に恵まれた地。
農家をルーツに持つ酒蔵として知られ、現在でも酒米作りに非常に積極的に取り組まれています。
6代目当主の橋場友一氏は、1994年に放送されたドラマ『夏子の酒』やフランスのワイン文化に影響を受け、酒米から一貫して作る酒蔵になることを決意したそうです。
早くも1996年から本格的な酒米作りを開始し、地元の生産者と共に「さがみ酒米研究会」を発足。
2016年には酒米の栽培から醸造までを一貫して行う「栽培醸造蔵」を商標登録し、地元産の米を増やし生産量も向上させています。
【いづみ橋 楽風舞しぼりたて】は酒蔵が力を入れている海老名産の「楽風舞」を使用。
「楽風舞」は、栽培特性と醸造適性の両立を目指して、新潟の酒米として有名な「五百万石」と短稈の食味品種「どんとこい」を交配して生み出された、神奈川県オリジナルの酒米です。
それでは、泉橋酒造【いづみ橋 楽風舞しぼりたて】のレビューに入ります。
外観については、透明感があり、クリスタルがかった淡いグリーンの色調です。
いかにも新酒らしい見た目が、期待を高めます。
香りについては、第一印象は芳醇で若々しいです。
メロンとヨーグルトの香りが広がり、グレープフルーツと生クリームに繋がります。
爽やかなセルフィーユの香りと上品なミネラル香が感じられ、お米由来の香りは極めて弱いです。
味わいについては、第一印象はやや強く、まろやかな甘味になめらかな酸味とコクを与える苦味がキリッと調和しています。
バランスは溌剌としており、余韻はやや長めです。
硬質でキリッとした味わいのお酒で、爽快な苦味が持ち味
新酒のフレッシュ感を満喫すべく、冷酒のみで頂きました。
ちょっと予想外でしたが、シシャモに合います。
お酒の苦味がシシャモの肝と合わさり、お酒部分の甘味が活きます。
唐墨などの珍味も合いますが、個人的にはシシャモがベストでした。
反面、タイ料理とも合わせられます。
甘味と辛味があるガパオ炒めとか、ホーリーバジルにも合いそうです。
泉橋酒造【いづみ橋 楽風舞しぼりたて】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者):泉橋酒造(神奈川県海老名市)
- ブランド名:いづみ橋 楽風米 しぼりたて 純米吟醸
- 特定名称:純米吟醸
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原料米:楽風舞(神奈川県海老名市産)
- 精米歩合:55%
- 酵母:協会901号
- アルコール度:17度
- 日本酒度:非公開
- 酸度:非公開
- 参考価格(720ml):1,500円
泉橋酒造【いづみ橋 楽風舞しぼりたて】については、時期限定のお酒なので、新酒の時期に特約店をチェックすれば手に入ります。
テイスティングの技量を上げて行きたい、すしログ(@sushilog01)でした。
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