こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
今回は山梨銘醸【七賢 アラン・デュカス スパークリング サケ(Alain Ducasse Sparkling Sake)】をテイスティングします。
こちらはアカデミー・デュ・ヴァンの某先生からオススメ頂いたのですが、本当に美味しい!!
スパークリング日本酒が得意な山梨銘醸さんの真・骨・頂です!
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「山梨銘醸」さんは、1750年(寛延3年)に山梨県の現・北杜市白州町で創業された酒蔵です。
初代蔵元である中屋伊兵衛さんは、白州の水の良さに惚れ込んで酒造業を始めたそうです。
代表酒銘である「七賢」は、1835年(天保6年)に高遠城主から「竹林の七賢人」を彫った欄間が贈られたことが由来。
格好良いですね。
「七賢」自体が美味しいブランドですが、スパークリング日本酒に力を入れておられ、今や世界的な賞を総なめしています。
2015年に発売したビン内二次発酵スパークリング日本酒【山ノ霞】からのご尽力が実った形です。
▶七賢がIWC(インターナショナルワインチャレンジ)2022でシルバー&ブロンドを受賞
▶IWC2023スパークリング 部門<ゴールドメダル>「七賢 杜ノ奏 スパークリング」
クオリティが高いスパークリング日本酒を造られるので、アラン・デュカスとのコラボと聞いても全く違和感がありません。
味わいも抜群で、取って着けたコラボではないのが流石!
箱からビンまで全て高級感があるので、ホームパーティーへの持参や、贈答品にピッタリです。
ふるさと納税でも入手できるので、返礼品に悩む人は是非とも頼んでみてください。
それでは、山梨銘醸【七賢 アラン・デュカス スパークリング サケ】のレビューに入ります。
外観については、透明感があり、発泡が見られる淡いグリーンの色調です。
垂直に上がる大変きめ細かい泡は、まさにシャンパーニュを思わせる驚きの美しさです。
そもそも、開栓した時に広がるガスが、シャンパーニュさながらでテンションが上がります。
これぞビン内二次発酵!
香りについては、第一印象は穏やかで、洋なしとマスカットの上品な香りが広がります。
軽いグレープフルーツの香りと、やや強めの生クリーム感とミネラル香が感じられます。
ほのかなヨーグルトとセルフィーユの爽やかさもあり、杏仁豆腐を想起させる香りが加わります。
お米由来の香りはごく弱いです。
味わいについては、第一印象はやや強く、強い発泡に負けないふくよかな甘味と爽やかな酸味が感じられます。
発泡が甘味を消し、旨味を伴った確かな苦味が味を支えながら切り、余韻を持続させます。
バランスは溌剌として豊潤で、余韻はやや長いです。
全体を通して、深みと複雑さが感じられる味わいです。
結論として、スパークリング日本酒としては味が強い部類に入ります(旨い!)。
そして、お米由来の香りがふくよかに漂い、甘味と苦味がシャンパーニュには無い魅力!
スパークリングの爽快感と日本酒らしさを高レベルに表現するスパークリング日本酒です。
5,500円は一見すると高額ですが、十分にコストパフォーマンスが高いと言えます。
今までの日本酒業界は、精米歩合一辺倒かつ香水臭い純米大吟醸ばかりが高級酒としての地位を占めてきましたが、スパークリング日本酒で高品質なものが増えるのは嬉しい限りです。
もちろん冷酒一択で頂きました。
開栓のしやすさも含めて、ゼロ℃に近いのが理想です。
生ハムやカマンベールチーズとバッチリ合います。
また、アンチョビオリーブとも相性よし。
和食なら、焼き鳥コースの序盤戦。
魚よりは鶏肉かな…と感じました。
水炊きと合わせてみたところ、水炊きの後味を切りつつ味覚的に支えるので、大したものだと感じました。
山梨銘醸【七賢 アラン・デュカス スパークリング サケ】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者):山梨銘醸株式会社(山梨県北杜市)
- ブランド名:七賢 アラン・デュカス スパークリング サケ
- 特定名称:非公開
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原料米:国産米
- 精米歩合:非公開
- 酵母:非公開
- アルコール度:12度
- 日本酒度:非公開
- 酸度:非公開
- 参考価格(720ml):5,500円
山梨銘醸【七賢 アラン・デュカス スパークリング サケ】については、ネットのECショップで入手可能です。
むしろ置いている店舗が少ないので、ネットがオススメです。
また、前述の通りふるさと納税もオススメです。
お高いお酒なので、返礼品として嬉しい限りです。
テイスティングの技量を上げて行きたい、すしログ(@sushilog01)でした。
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