こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
今回は北安醸造【北安大國 純米生原酒 地酒屋こだま別誂 米旨熟成】をテイスティングします。
行きつけの「地酒屋こだま」さんの特注酒だけあり、抜群に美味しい熟成酒です!
ぬる燗から熱燗まで、燗上がりが凄いお酒!
☆全国6,000軒以上を食べ歩く食好き
★「J.S.A. SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)」
☆食べログTOPレビュアー
★「すしログ」のTwitterにて幅広い情報を発信中
☆インスタ「酒ログ」でテイスティング情報を発信
★すしログnoteで鮨・グルメに関する記事を執筆
タップできる目次
「北安醸造」さんは長野県大町市にある、1923年(大正12年)創業の酒蔵です。
銘柄の由来は大黒天。
大町市の北部・大黒町には七尺(2m強)にも及ぶ大黒天があるそうです。
【北安大國 純米生原酒 地酒屋こだま別誂 米旨熟成】は、「地酒屋こだま」の児玉さんが好む「ひとごこち×7号酵母(真澄酵母)」のお酒を、蔵で3年以上寝かせた特注酒です。
「熟成」と聞いて浮かべる重たさは無く、味わい深さを楽しめる完成度の高い熟成酒です。
それでは、北安醸造【北安大國 純米生原酒 地酒屋こだま別誂 米旨熟成】のレビューに入ります。
外観については、透明感があり、クリスタルがかったやや淡いイエローの色調です。
色合いから、寝かせている事がはっきりと分かります。
香りについては、芳醇な第一印象で、熟成感を上品に感じさせます。
軽い醤油とスモーク香、月桂樹、栗やナッツっぽいフレイバーが調和します。
お米の香りがまろやかにどっしりと香り、餅のような香ばしさもあります。
味わいについては、やや強い第一印象です。
まろやかな甘味を感じさせた後、過度に主張せずに味を引き締める丸みのある酸味、そして旨味を伴った苦味がじんわりと広がります。
バランスは豊潤で厚みがあり、余韻は長めです。
実に完成度の高い熟成酒!
熟成酒としては香りが穏やかで万人が熟成酒の面白さに気付く事が出来、旨味はしっかり。
バランスが良く、流石、熟成酒に早くから取り組んでいる児玉さんのお酒だと感じます。
燗を付けると甘味、酸味、苦味のバランスが更に向上します!
特に旨味を強く感じるようになります。
ただ、60℃以上は苦味が立ち、少しバランスを崩すかな?と個人的に感じました。
上がり過ぎた場合には、温度を落とすと良いかと思います。
味わいが濃厚でありながら、程よい酸味が味を切ってくれるので、脂が多くない肉料理と合わせられます。
また、脂が乗った魚との相性も良く、一之江の優良鮨店「鮨かの」さんではビワマスと合わせられて見事!でした。
北安醸造【北安大國 純米生原酒 地酒屋こだま別誂 米旨熟成】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者):北安大國(長野県大町市)
- ブランド名:純米生原酒 地酒屋こだま別誂 米旨熟成
- 特定名称:純米酒
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原料米:ひとごこち(信州産)
- 精米歩合:59%
- 酵母:協会7号
- アルコール度:17%
- 日本酒度:
- 酸度:
- 価格:720ml・1,760円
北安醸造【北安大國 純米生原酒 地酒屋こだま別誂 米旨熟成】については、東京都大塚の「地酒屋こだま」さんで入手可能です。
テイスティングの技量を上げて行きたい、すしログ(@sushilog01)でした。
本記事のリンクには広告がふくまれています。