こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
今回は藤井酒造【龍勢 活濁酒 八反】をテイスティングします。
抜栓するのに15分ほど要しました!
イキの良い発泡感とスッキリした飲み口が爽快です!
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藤井酒造さんは広島の竹原で、1863年(文久3年)に創業された酒蔵です。
そして、実は、日本酒の歴史上、もの凄い実績を持つ酒蔵。
1907年に開催された「第1回全国清酒品評会」で日本一になったのです。
従来は京都の伏見や兵庫の灘が一流とされていたので、広島の酒蔵が一位になることは偉業でした。
広島出身の僕も知りませんでした…
SAKE DIPLOMAの勉強で知って感動した次第です!
そして、近年、現代的な酒質設計を行いつつファンを広げています。
僕も広島県出身として、今後も追いかけたい酒蔵さんの一つです。
それでは、【龍勢 活濁酒 八反】のレビューに入ります。
冒頭の通り非常にイキが良いお酒なので、開封するやいなや自然の泡によってオリが押し上げられ、上澄み部分と混ざります。
外観については、濁っていて、濃いホワイトの色調です。
香りについては、華やかで爽やかな第一印象です。
メロン香とヨーグルト香がバシッと広がり、比較的強めのバナナの甘やかな香りが追いかけ、洋なしの爽やかさ、そして杏仁豆腐の甘やかさが調和します。
第一印象はやや強く、きめ細かい泡がしゅわわわっ!と力強く舌を刺激します。
上品な甘味に爽やかな酸味、そして何よりも印象的なのが旨味を伴った苦味で、キリリと味を引き締めます。
バランスはドライで厚みがあり、余韻はやや長めです。
キレがあり、ドライな方向性のお酒という印象です。
香りがキリッとしているので、あくまでも粋に爽やかに持続します。
その中で、ジワジワと広がり、決して前面に出ない甘味が名脇役です。
ドライでパワフル、男前な活性にごり酒。
最後まで全く飽きない味わい。
ワインならば酸味があるので自然と連続性がありますが、日本酒ならば糖を消化させたキレと苦味が連続性に繋がると実感しました。
明らかに冷酒が美味しいので、冷酒で一気に頂きました。
【龍勢 活濁酒 八反】は、海老料理に合います。
車海老とヒラタケの中華炒めを作ったところ、良い相性でした。
また、乳酸系の発酵食品との相性も良いです。
滋賀の名店「魚治」さんの【鮒ずしのとも和え】とバッチリ合い、燻製をかけたカマンベールチーズ、スモーキーフレーバーのあるシャルキュトリーとも合わせられます。
藤井酒造【龍勢 活濁酒 八反】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者):藤井酒造(広島県竹原市)
- ブランド名:龍勢 活濁(かつだく)酒 八反
- 特定名称:純米吟醸(スパークリング)
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原料米:八反35号
- 精米歩合:60%
- 酵母:無添加
- アルコール度:17%
- 日本酒度:
- 酸度:
- 価格:720ml・1,980円
藤井酒造【龍勢 活濁酒 八反】については、基本的に特約店での入手となります。
たまにネットで入手することも可能です!
テイスティングの技量を上げて行きたい、すしログ(@sushilog01)でした。
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