こんにちは、二日酔いの朝食はお茶漬けが鉄板な、すしログ(@sushilog01)です。
さて、「お茶漬け」と聞くと、粉末状の即席の素や、居酒屋の〆のメニューなどが頭に浮かぶのではないでしょうか?
もともとは手っ取り早く作れて美味しい料理なのですが、即席の素が頭に浮かぶため、あまり魅力を感じない人も多いかもしれません。
しかし、そう言った「お茶漬けの素・否定派」にもオススメしたいのが、今回ご紹介するお茶漬け【石巻金華茶漬け】です!
リリース前は売れるかどうか分からなかったと言うお茶漬けですが、石巻らしさを感じられる、美味しいお茶漬けです。
【石巻金華茶漬け】の制作秘話
石巻漁港は全国に13しかない特定第3種漁港に指定されていて、日本でも有数の水揚げ高を誇ります。
ご存知の通り、石巻は2011年の東日本大震災の際に大きな被害を被りましたが、復興に向けて10社が協力して生まれたのが【石巻金華茶漬け】です。
ただ、これらの10社は得意分野が異なる会社なので、当初は足並みが揃わず弱点になっていたそうです。
色々な食材がある反面、名物のお土産を強く押し出しにくかった模様。
しかし、10社の個々の強みを合わせて「素材を活かしつつ常温で持ち歩けるもの」を考えた結果、多様な石巻食材を楽しめるお茶漬けが誕生したのです。
設備が無いメーカーについては、設備がある会社が機会を無償で貸し出して作っているそうなので、うわべの協業ではない事が分かります。
「石巻全体を一個の工場にしたい」と言う理想を掲げておられ、ゆくゆくはアイテム数が増えるかもしれません。
ただ、【石巻金華茶漬け】は1個300円(1パック2個入り600円)と高価。
それゆえに、当初は販売に不安が付きまとっていたそうです。
まずは成功モデルを作らないと賛同企業が増えない…
不安を抱えつつ中心企業の「丸平かつおぶし」さんが開発した最初のお茶漬けが、【石巻銀鮭茶漬け】です。
不安を抱えながらのリリースとなりましたが、幸運にも大ヒットしたため、現在は7種類のお茶漬けと2種類のふりかけが販売されています。
自分自身、正直なところ「中々高額なお茶漬けだな…」と躊躇しつつも好奇心をくすぐられて購入したのですが、いざ頂いてみると、買って良かったと実感しました。
即席で頂くには十分すぎるほどの味わいですので!
【石巻金華茶漬け】の美味しさ
【石巻金華茶漬け】の美味しさについて、ご紹介します。
販売されているラインナップは下記の通りです。
- 明太子茶漬け
- さば茶漬け
- さんま茶漬け
- ほや茶漬け
- 銀鮭茶漬け
- せせり茶漬け
- 牡蠣茶漬け
- 磯のり茶漬け
- 鰹ごまふりかけ(鰹節、仙台味噌、白胡麻)
- 海藻ふりかけ(7種類の海藻をブレンド)
今回頂いたのは2種類で、【さば】と【ほや】となります。
全て石巻の食材ですが、僕がイメージする金華山の恵みがこれら2種類だったのでチョイスしました。
さば茶漬け
見てください、この素晴らしい見た目。
まんま、サバです。
しかも、味も良い。
出汁がスッキリしていて、塩気が穏やかな点が好印象です。
そして、鯖の「レトルト感」が非常に低く、みっしりした身質と腹周りのとろりとした食感を共に楽しめる点が魅力!
鯖の香りと、皮目の炙りの香ばしい香りも良い。
また、具にワカメや、人参、カボチャなどが入っている点が個性的。
メーカーの説明によると、「石巻に水揚げされたサバを特製白ダシにじっくり漬け込み、皮の表皮を炙り香ばしさを加味し、柔らかく、味わい深く仕上げました」との事。
これは言い得て妙です。
ほや茶漬け
【ほや茶漬け】
パッケージを開けた瞬間に、ホヤが登場してテンションが上ります。
味わいは見事!
ホヤと言う苦手意識のある人も多い食材を、美味しくお茶漬けで表現しています。
ホヤの香りは穏やかに香り、するりとほどける繊維質もクセになる味わい。
鮮度の良いホヤを酒蒸しにして仕上げているそうです。
出汁とのバランスも良く、細部に工夫が光るホヤ茶漬けです。
結論として、お土産にも常備食にも最適です!
価格はお高めですが、具が大きいので満足度は高いと実感しました。
他に無い味わいのお茶漬けキットだと思います。
地方発で素晴らしい商品を開発しているな〜と惚れ惚れする、すしログ(@sushilog01)でした。
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