こんにちは、サーモンよりもサケが格段に好きな、すしログ(@sushilog01)です。
秋の風物詩の一つ、イクラ。
日本人ならば、新米の上でキラキラと輝く【イクラ丼】に、心が躍らない人の方が少ないのではないでしょうか。
ただ、外で食べるとお高い…
もしくは、思ったよりも量が少なくてガッカリ…
そんな悩みを解決してくれるのが、自分で筋子を入手してイクラを作ってしまう方法です!
しかも、今回ご紹介する【北海道マルホン小西漁業さんの天然秋サケ】は、都会のスーパーで購入するよりも段違いに鮮度が高く、どこをどう調理しても美味しいです。
イクラを作るのは思ったよりもハードルが高くありませんので、鮭・イクラが好きな人は今年試してみてはいかがでしょうか?
本記事が特にオススメな方
- 鮭&イクラ好き
- 鮮度抜群な鮭&イクラを探している人
- リーズナブルな鮭&イクラを探している人
- 朝ごはんやお弁当のおかずをおトクに作りたい人
- 家飲みのアテを充実させたい人
・鮮度が抜群!
・ボリュームたっぷり!
・サケで感動できる!
▶マルホン小西漁業 ※サケの旬は限られていて、数量が少ないので要注意!
タップできる目次
マルホン小西漁業さんの秋サケ&イクラが美味しい理由
メスの鮭は9月から11月にかけて海から生まれ故郷の川へ遡上し、卵を抱きます。つまり、その時期がイクラの旬=ベストシーズンとなります。
えっ、イクラに旬なんてあるの?と言う人もいらっしゃるかもしれませんが、秋以外に流通しているイクラは冷凍ものとなります。旬の生イクラは皮が柔らかくて、香りが良くて、濃厚な旨味があります。イクラ本来の魚卵の美味しさを感じるならば、圧倒的に生!秋!です。
また、旬であっても時期によって味が変わるのがイクラの面白いところ。旬の走り(最初の方)は皮が柔らかくて、旨味は比較的上品です。それが、次第に旨味を強めていきつつ、その代わりに皮が厚くなっていきます。
溶けるようなイクラを好むか、プチッと弾けるようなイクラを好むか、ひたすら濃厚なイクラを好むか…。旬の間でも、2~3回楽しめるのが、筋子を買ってイクラを作る楽しみだと思います。外で食べているだけでは好みのイクラを見つけるのは難しいかと思いますので、自宅で作ってみることをオススメします!
スーパーや魚屋さんでも、サケと筋子がセットで(つまりまるまる1本で)売られているのは珍しいと思います。
【今回購入した商品】
マルホン小西漁業さんから鮭が届いた時は思わず笑顔になりました。
しかも、この写真では分かりづらいですが、鮭の瞳が実に澄んでいます。
この通り!
生産者のマルホン小西漁業さんは北海道・寿都郡(すっつぐん)の漁師さんです。
定置網漁、底建網漁に加えて、ホタテとカキの養殖を行っているそうです。魚は船上で活〆を行っていて、鮮度を維持した状態で出荷されます。魚の臭いの最大の原因である血を残さないよう放血(血抜き)処理し、洗浄を行い、水氷に詰めて出荷しているそうです。つまり、手当てが丁寧。これには、さばいてみて大いに納得しました。
全く臭くなく、血やワタの処理が非常に丁寧なのです。
スーパーで鮭を買うと皮が臭うことがあるため、これには驚きました。さばいていて全く臭くありませんので。
また、数日間冷蔵庫で保存しても、臭いが発生しません。お頭すら良い香りを保っていて、手当ての丁寧さを実感しました。
イクラの原材料である筋子も、この通りの美しさ!魚卵をばらしやすく、汚れも落としやすいので、イクラを作るのが非常に楽に感じました。
そして、当然のことながら一腹(2本)あるので、ボリューミーです。【イクラ丼】複数回分のイクラを仕込めます。
さらに、卵だけでなく、身もたっぷりと楽しめます。
ちょっとワイルドな図となりますが、この通り身も大量に切り出せます。切り身で言うと14切れほどで、さらにハラスや頭も楽しめます。…深夜にさばいたので、大変ざっくりで申し訳ありません。
小西漁業さんの天然秋サケの調理例!
今回作ったのは割とオーソドックスな料理が多いですが、どのような料理が作れるかいくつかご紹介いたします。
鮭の4色親子丼
まず作ったのはこちらです。4色とは、2種類のイクラと焼き鮭、ルイベ。イクラは定番の醤油漬けに加えて塩イクラも用意し、塩水で味をつけた焼き鮭、そしてアイヌ料理のルイベを作りました(鮭節で作った出汁醤油漬け!)。
味については、見た目の通り絶品です!外でもなかなか食べられない貴重な丼ですね。これは上質な鮭をまるまる1本買ったご褒美のような丼です。
ただ、ご注意いただきたいのがルイベ。鮭はアニサキスのリスクがあります。なのでマイナス20度以下で24時間以上冷凍する必要があります。ご家庭の冷蔵庫のスペックをご確認の上で、絶対に安全な範囲内で調理ください。
鮭のちゃんちゃん焼き
有名な北海道石狩地方の漁師料理。鮭と味噌の相性は抜群ですね。じゃがいもを入れるレシピもありますけれども、今回はじゃがいもなしでさっぱりと仕上げました。 漁師料理らしく、お酒のアテにもなるような料理です。
鮭の兜焼き
醤油、酒、みりんで作ったタレに漬けこんだ鮭の兜焼きです。上述の通り臭みが全くありませんので、とても美味しくいただけました。頬肉やエラ周りなど頭の肉はゼラチン質が豊富なので、身とは異なる魅力があります。これも見た目の通り、お酒のアテにピッタリです。
鮭と舞茸の炊き込みご飯
秋の香りを満喫させてくれる炊き込みご飯。
ともに炊き込みご飯に最適な具材ですね。
鮭フレーク&イクラ丼
骨周りや端切れの身をスプーンで削ぎ落として鮭フレークを作ると、殊の外たっぷりできます。全く無駄なところが出ないのが鮭の素晴らしさ。あらゆる部位を活用できます。
そして、鮭フレークを作っておくと、忙しい朝やお弁当作りが非常に楽になりますね。率直に、自家製の鮭フレークは市販品よりも美味しいですし!
筋子からイクラを作る方法、常温とぬるま湯を比較
イクラの作り方についてはマニュアルが同封されています。それを見れば誰でも簡単にイクラを作れるかと思いますが、個人的に興味があったので2通りの方法を試してみました。マニュアルに記載されているのは常温で網を用いてばらす方法です。
- 常温で手でばらす
- 42℃のぬるま湯でばらす
1については、常温でばらした後、塩イクラにする方法です。
2については、最近何人かの鮨職人の方にお話を聞いて、温度設定いたしました。 こちらは定番の醤油漬けにしました。
出来上がった2種類のイクラ
感想としては下記の通りです。
- 常温ばらし+塩イクラ:皮がとろけるように柔らかく、濃密な口当たり。塩イクラと言うこともあって、魚卵の旨味をダイレクトに感じられる。
- ぬるま湯ばらし+醤油漬けイクラ:ぬるま湯でも十分に柔らかく仕上げられる。ただ、常温よりもプチっと感が強い。醤油漬けと言うこともあるが、こちらはみんながイメージする味のイクラとなる。
結論から言うと、完全に別々の味に仕上げられます。ただ、スピードで言うと圧倒的に2のほうが速いです。今度はマニュアル通り網を使ったばらし方を試してみたいと思います。
まとめと購入サイト
味についての感想は上記の通りですが、全体的に考えて明らかにお得だと感じました。同じレベルの味の鮭を都会で入手しようと思うと、魚市場に行かなければいけませんし、お値段が張るのは間違いありません。
鮭1本を買うとなると、ちょっと高いような気がするかもしれませんが、内容量と味を考えるとお得です。実は僕も購入時はお得かどうか判断しづらかったのですが、届いて料理してみてお得であると判断しました。なかなか鮭1本の費用対効果ってわかりづらいですもんね…
さらに、現在は「コロナ復興支援」で送料が無料になっています(記事公開時点)。北海道からの送料が無料とは大変嬉しい限りですね。支援にもなるので、生産者と消費者、双方に嬉しい試みです。味もバッチリ美味しいので、ぜひともお試しください。
上述の通りイクラは旬の間に味を変えるものなので、僕もシーズン中にリピートしたいと思います!
食べチョクユーザーにオススメの食材まとめ記事もご覧ください。
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