こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
今回は中尾醸造【誠鏡 純米スパークリング】をテイスティングします。
広島の地酒に強い東京新川の酒屋「今田商店」さんで見かけて購入。
瓶内二次発酵による強炭酸を楽しめるお酒です!
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中尾醸造さんは「安芸の小京都」と呼ばれ、近年「マッサン」で注目を集めた町、竹原にある酒蔵です。
創業は1871年(明治4年)。
中尾醸造さんが凄いのは特定名称酒の比率が98%で、92%が吟醸・純米酒という点です。
広島では酒好きなら誰もが知る酒蔵さんで、「誠鏡」と「幻」のブランドを展開しています。
今回の【誠鏡 純米スパークリング】については、酒屋さんで「絶対に吹き出るので、気をつけて開けてね!」と言われました。
瓶にも「吹き出し注意」と書いてあるので、ビクビクしながら開けました。
結果的には吹き出さずちょっと肩透かしを喰らいましたが(笑)、味は美味しいスパークリング日本酒です!
それでは、【誠鏡 純米スパークリング】のレビューに入ります。
外観については、おりがらみなので霞んでいて、強炭酸であることがすぐに分かるイキの良い泡が立っています。
色調は穏やかなホワイトで、シルバーを含んでいます。
香りについては、爽やかで華やかな第一印象です。
強い乳酸系の香りが立ち、メロンやグレープフルーツなどが混ざり、ソーダ感を感じます。
そして、ミネラル香と、生クリームの甘やかな香りと調和します。
味わいについては、口に含むと力強いアタックを感じ、スパークリングの強いしゅわしゅわ感が瞬時に広がります。
力強い味わいで、ふくよかな甘味が広がり、旨味のある苦味がすぐに引き締めます。
そして、再び甘味が広がりつつ、爽やかな酸味が甘味を切り、コクのある旨味が舌と喉に残ります。
爽やかさと甘やかさを感じさせるフィニッシュです。
バランスは芳醇で、余韻はやや長めです。
「日本酒らしさ」を力強く出しながら爽快に感じるのは、強炭酸ゆえでしょう。
吹き出しはしませんでしたが、炭酸の強さは実感しました。
なお、「日本酒らしい」と言っても、ベタ甘だったり渋かったりはしないので、モダンな方向性です。
オリを絡めると、コク苦がアップ!
酸味よりも苦味で引き締めるスパークリング日本酒で、骨太なところが広島のお酒らしいと感じます。
キンキンに冷やして頂くのがベスト!
乳酸発酵させた漬け物などと合います。
乳酸の酸味と相性が良く、味覚を補完し合うペアリングが可能です。
あとは、エビ料理とも合います。
僕は芝海老と合わせました。
中尾醸造【誠鏡 純米スパークリング】のスペック・蔵元データ
中尾醸造【誠鏡 純米スパークリング】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者):中尾醸造(広島県竹原市)
- ブランド名:誠鏡 純米スパークリング
- 特定名称: 純米酒
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原料米:広島県産米100%
- 精米歩合:65%
- 酵母:
- アルコール度:13%
- 日本酒度:
- 酸度:
- 価格:300ml748円、720ml1,628円
中尾醸造【誠鏡 純米スパークリング】の入手方法
【誠鏡 純米スパークリング】については、意外にもネットでも入手可能です。
ただ、スパークリング日本酒なので、販売元がしっかりした酒屋さんか確認してから買うのがベターです!
スパークリング日本酒にハマる、すしログ(@sushilog01)でした。
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